Ducati 748: 2004年4月アーカイブ


納車された人が何人いるか分からないピカピカの超新車を廃車にするってのは珍しいと思うけど、この前のZX-10Rに続いてホンダの最新型CBR1000RRまでこんな状態にしてしまった人がいて、ここに詳細が。口上によれば、いきなりリヤタイヤがロックしてコンロトールを失ったとか。もし本当なら欠陥車だね。


ニューモデルのKawasaki ZX-10Rを廃車にされた方が既にいらっしゃるようで、パーツ取り車(売り手はまだ乗れると主張しているけど)がオークションに出てる。写真を見るとフレームもいっちゃてるように見えるけどなあ・・・。


第6回なんでそろそろ最終回。
午後の第二セッションも上のコークスクリューの練習やレイニーカーブのライン取りを気にしてみた。せっかくコークスクリューから安定したラインで進入で右に寄れているのにレイニーカーブのラインはいつもハチャメチャ。ここすごく幅が広く感じるんだよね。

自分のレベルだと右に寄ってアウトから奥にクリップを取るのが定番だと思うけど、すげえ早い人を見ると手前でクリップしてて、そのままインベタみたいな走りなんだよね。まあ自分のスピードだとどっちでも走り抜けられるんだけど、なんかこういつも適当なラインで流している雰囲気があるカーブなんであまり気に入らないのは事実。ターンが異常に長く感じるし。その次のTurn10は右で角度がついているので少しずつ進入速度を上げて行った。ここから次のTurn11も抜きどころで、慣れている人とそうでない人との差が出やすいね。

午後の第三セッションはこの日最後で15分の予定だったけどその後のB-グループも混ざってもっと長く乗っていたと思う。なんか絡んできた青いZX-6Rが自分の目の前でmeat ball食らったりして嫌な雰囲気だったけど、最後は楽しく乗ってこの日も無事終了。走行距離は130mileほど。天気もよくて楽しい一日でありやした。

最近4回の走行会で使ったミシュラン パイロットレース H2はリアタイヤが完全ボーズになってしまい、もうこれ以上走行会では使えない状態になった。一日140mileとして560mile(約900Km)で使用済みになりやした。


この土曜日に交通事故で日本人留学生が加害者になる業務上過失致死で逮捕されるという悲惨な事件がありました。日本語による記事がここにもあります。
事故はバイクと車の正面衝突で、この日本人留学生(カズヒロ・イシイさん)が乗った車がなぜか反対側車線(日本で普通に走っている車線ですが、こちらでは逆)を走行し、ヘンリー・フリズビーさんの運転するDucati ST4と正面衝突。ヘンリーさんは即死状態で、運転手のイシイさんは逮捕されました。

この事件が起きた道路は自分も毎週末走っているSkyline Boulverdで、ちょうどシリコンバレーの東に連なるSanta Cruz山地の稜線のあたりを走る非常に快適な道路で週末はライダーがとても多い場所です。低速コーナーが少なく、路面もよく整備されている方なのでスピードが出しやすいし観光の車も多いので普段からバイク事故も多く、週末は警察もよく出ている場所でもあります。事件のあった場所はちょうど眺めのいい路肩に車が止められるようになっている場所の近くで、もしかしたらイシイさんはそこに車を止めて眺めを楽しんだ後、再び走り出した時にうっかり反対車線を走ってしまったのかもしれません。記事によればイシイさんはアメリカ滞在が5ヶ月でやっと運転に慣れた頃でしょうか。残念ながらまだ運転免許を取っていないようで、国際免許を使ってレンタカーを運転していた様子です。

バイク乗りなら分かると思いますがDucati ST4に乗るような方はいわゆる峠の走り屋タイプではなく、安全に楽しむタイプの方が多く、フリズビーさんを知る人も「彼はとても安全なライダー」とコメントしています。この日は快晴で時間は正午直前。普段なら平和な週末のバイクを楽しむ時間だったんだと思います。

このニュースがベイエリアのバイク乗りの間に広まったときにライダーの死はもちろんですが、この運転免許の事も話題になりました。カリフォルニアでは外国人でも住民となったらカリフォルニアの免許を取らなければ違法なので、イシイさん留学生で長期滞在の様子ですから明らかに違法です。こちらの免許は日本に比べると非常に簡単に所得でき、かかる費用もたったの$20以下。それなのに免許を取らないで運転し反対車線を走行してライダーを殺してしまったというのは非常に残念なニュースとしか言いようがないですし、自分も同じライダーとして土曜の昼間にあの場所を走る事はよくある事ですから、事故にあったのが自分であった可能性も十分にあり得ます。

コーナーを立ち上がったら目の前にフォードのセダンが自分に真っすぐ向かって走ってくる!ライダーは最後まで回避しようとした跡があったとの事ですが、努力も虚しく運はそこで尽きてしまいました。現場はすぐに実況見分が行われて、片付けられた様子ですが今日見に行ったライダーがここにある写真を撮ってきました。わずかな残骸とバイクのマニュアルが残されているのを見て非常に悲しくなります。自分の大切な趣味であるオートバイと、自分と似た境遇の日本から来た人が逆車線走行という自分でもやってしまいそうな事故なのでとても心苦しいです。

日本での運転経験が長いと、こっちで運転する場合に一番難しいのが日本とは逆の車線を走る事です。最初は街で前を走っている車の後をついて行くのが間違えない最適な方法でしたし、その後一人で走る場合も常に車線を意識して乗っていれば次第に慣れてきます。でも、慣れてきた時が本当に危なくてうっかり日本にいた時の癖や記憶が戻ってきます。不思議なもので左ハンドルに乗っていてもそう言うことが起きるんです。交差点で曲がるときに左に小回りしてしまったり、駐車していた路肩から発車するときに逆車線に出てしまったり、自分も何度か経験があります。そう言う事なので、今では逆に日本で運転するのがとても怖くて日本では運転していません。

今回の事故はどちらの立場にもなり得るという境遇から他人事とは思えずにたくさん書いてしまいました。願わくはイシイさんがちゃんと保険に入っており、残されたフリズビーさんのご家族へのサポートがきちんと行われる事です。

フリズビーさんのご冥福をお祈りします。

合掌

今日は遠くから友人のKさんがわざわざ来てくれて一緒に走りました。Kさん遠いところをありがとう、楽しかったですよ。また来てくださいね。
Alice'sで休んでいる時の凶暴パトカーはやっぱり交通事故だったみたいで、ここに詳しい事が出てました。

うーん、もう5回目か・・・。

お昼はケータリングがあるんだけどうちの奥さんと半分にするくらいで十分。あまり食べると午後からおなかが痛くなりそうで怖い。やっぱり胃が重くなると加速に耐えられなくて引っ張られるのかなとか思っちゃうよね。それにしてもこの日のランチは今までで一番おいしかったかも。というか普段がイマイチなんで・・・。

午後からはまずコークスクリュー進入でなるべく右に寄ってからクリップを奥に取って出口の落ちるところでなるべくインによって次のレイニーカーブでなるべく右に寄りやすいように練習してみた。これは12月に後ろからついてきてもらってビデオ取ってもらったときに嫌になるくらい早めにターンしてたことが分かったので、最初はゆっくり練習してみると、落ちる直前の左カーブは以外と奥が深いことが判明。でも行き過ぎるとやっぱり出口で厳しくなるのでそこそこに(そのへんが難しいんだけど)
落ちるときは本当に落下して行く感じがするんだけど、ここでは以外にもアクセル全開なんだよね。落下加速度のおかげもあってギアは3速のままだから、左を立ち上がってすぐにガツッと開けても平気だしその後の短い直線でシフトしなくていいからここはスムースだった。以外にもここの落下の場所も早い人と遅い人の差があって抜きどころになっていた。こんな感じで練習していたけど、もっと進入速度は上げられると思ったけど、それ以上はチキン入って練習しなかった。
進入前は4速なんだけど、ここでは一つだけ落とすだけで十分で、山を下りる加速をうまく使えばそのまま3速で脱出も十分問題ないよ。(レースの人は違うかもしれないけど)

うおー、写真が届いたってことで、大公開!!! Laguna Seca走行会も4回目だね~。 第三セッションあたりから暖かくなってきたので攻め込んでみたんだけど、後ろのストレートからコークスクリューの進入で速度が乗らなくて1000ccクラスの排気量の大きいバイクに離されるんだよね。それでも進入のブレーキングで簡単に抜けるようになった。これはフロントのストレートも同じなんだけど、ブレーキングでどれくらい自分のバイクが減速するか分かってくると少しずつ遅らせてみてブレーキを入れるタイミングが分かってくるよね。 自分も最初はそうだったけど、慣れないうちはみんな早めにブレーキングしているみたいだった。そのブレーキングだけど、どうしてもブレーキング中にステップへの荷重が抜け気味で、有る程度緩めてやっとイン側のステップへの荷重が戻るのが気になった。ブレーキ中はハンドルに力を入れたくないのでタンクを必死で挟んでいるからこれが悪いのかもしれないけど、もっとスムースにならないかと思っていろんな事を試していた。

本日(2004年4月1日)入ってきたニュースによると、DUCAT1社は急遽ニューモデルとしてSupoorbike 747を発表するという事。これは2年前に発表した749が思ったほどの好評を得ず、引き続き旧型の748, 996, 998のスタイルを持ったSupoorbikeを作って欲しいと言う世界中のドッカティスタ達からの熱いメッセージを得て決定された模様。

DUCAT1社の発表によれば747のために十分なパーツが準備できなかったため、同じ名前を持つ航空機を作る米国Booing社からパーツの供給を受け生産に入るとのこと。B社によればパーツの品質と供給には自身があり、D社同様に世界を相手に空で信頼を勝ち取っている分、地上での走行などは全く問題ないとの事。D社によれば主にサスペンジョンや車輪まわりのパーツの供給をB社から得るようでこれによって世界のドッカティスターも納得して乗ってもらえると予想している。とくに日本などで要望の多かった”バネ下重量の軽減のために高価なマイケルジニなどの社外品のホイールを付けて、都内での発進と停止を楽にする”という今までの重いホイールへの不満は一切発生しないとのこと。B社のホイールはとくに直線安定性が高く、街乗りでの安定性が今までのものより圧倒的に高いとD社は報告していることも付け加える。

今回の新製品には同社契約のレーシングライダーであるルンペン・ザマス選手が今までに使用したSupoorbikeのパーツを再利用する事で地球環境に優しいバイクであることもアピール。主に再利用されるのは外装部品で、元々同社のレーシング基準で作られたパーツであるだけに品質は高く、これも軽量化に貢献するばかりでなく、発進と停止を楽にするほかユーザーの所有感も圧倒的に増すことは間違いないと同社スポークスマンは語っている。なお、外装のカラーは赤のみで、ゼッケンも11番に固定されている。
747の最大の特徴はエンジンで、伝統のL型ツインを廃止しインライン4型エンジンを搭載する事である。このエンジンは空冷4発という日本伝統の"こだわり"という思想を導入する事でDUCAT1社の最大のマーケットである同国のファンに新しいバイクを楽しんでもらいたいと言う同社の考えから出てきたアイディアである。なお、エンジンの供給はKawasak1社から受け、同社のゼフィー750で長年使用されているエンジンに米国KeruKeru社のマフラーがついた状態で出荷される模様。このエンジンとマフラーを組み合わせた排気音はD社のイ夕リマ人エンジニアも長年憧れ続けたジェットサウンドであり、今までの一歩間違えるとアメリカの一般的な家庭で見られる芝刈り機のようなパルスの聞いた音とは全く違う21世紀を予感させる仕上がりになっており、これも所有することによって多くのユーザーが満足することが予想される。

DUCAT1 747は専用スタンドも付属しており、リビングルームにバイクを飾る事を前提としたユーザーも考慮。なお、DUCAT1社のバイクにありがちなエンジンのガスケットなどからオイルが漏れる問題を正確に再現する可能性もあるので、バイクの下に敷く同社のロゴが入った専用カーペットも付属している。
2004年4月1日の限定で全国のDUCAT1ディーラーで現在DUCAT1社のバイクオーナーにのみに販売。現在所有しているバイクの改造箇所が多いほど優先度が上げられるとの事。また、リヤタイヤに2センチ以上のChicken strip(タイヤの端の未使用部分のこと)があるライダーのためには、それを取り除く同社のロゴ入り紙ヤスリのほか、ルンペン・ザマスによるライディング講習会への参加券とビデオ「俺はどうやって未勝利のままMotoGPへ駆け上がったか」が贈呈されるという特典付き。

ってことで、エイプリルフールのネタでした。

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