2012年1月アーカイブ

kurobee01.jpg

kurobee02.jpg

田河水泡 「凸凹黒兵衛」も

densuke.jpg

横山隆一「デンスケ」(1949年~1955年 毎日新聞朝刊に連載)もあります。
ただし、以前よりお伝えしておりますとおり、カルタ各種は不揃い。
デンスケ、ゆるい(笑)。


wat.jpg

walt-naka.jpg
↑表紙が地味ですが、実はとてもヘンで面白い1冊。1918年
liedjes.jpg

liedjes-naka.jpg

het grote.jpg

het-naka.jpg

met jan.jpg

met jan-naka.jpg
↑てのひらサイズ 1946年
boefje.jpg

boefje-naka.jpg

paade.jpg

wimpje-aust.jpg

wimpje-china.jpg

wimpje-northpole.jpg

spolerius.jpg

spolerius-naka.jpg

osvald.jpg

osvald-naka.jpg

pat og.jpg

pat-naka.jpg

storken.jpg

storken-naka.jpg

egernet.jpg

egernet-naka.jpg

susanne.jpg

susanne-naka.jpg

sablen.jpg

sablen-naka.jpg

sporge.jpg

sporge-naka.jpg

onkel.jpg

onkel-naka.jpg

kurts.jpg

kinderiong.jpg

kindersong-naka.jpg

prinze.jpg


abc.jpg

abc-naka.jpg

kindersang.jpgのサムネール画像

kindersang-naka.jpg

kindersang-naka01.jpg

die heinze.jpg

die heinze-naka.jpg

die grundorfer.jpg

die grundorfer-naka.jpg

kinderland.jpg

kinderland-naka.jpg



「2階の古書市」、いよいよ近付いてきました。来週金曜・土曜ですよ。
西秋書店が、気になる出品ブツの傾向をチラリと書いてます。
なんでも「誰でもきっと1冊は買えるようにと、そのつもりで安く、たくさん用意した」とのことでした。
言葉どおり、きっと安くて良い本をたくさん出してくるでしょう、あの男は。
すごいな、ちょっと怖いな(笑)。

下にご紹介しますのは、本じゃないのですが、紙ものです。
本より今は「紙」というご気分の方、ぜひ現物をご覧くださいね。見本も用意しましたよ。
軽いのでお持ち帰りが楽です。バラして誰かに差し上げてもいいですね。

フランス Artic Paper http://www.arcticpaper.com/en/Investor-relations/Company-profile/
がつくった、
"TRIB(t)SAVIGNAC"(トリビュート・サヴィニャック)と名付けられたカードです。

レイモン・サヴィニャック(1907年~2002年)が亡くなったあと、
国際的なグラフィックデザイナーやイラストレーター60人が、
サヴィニャックに敬意を表して、心づくしの作品を提供しました。
60人の中には、Makoto Saitoさん、Tadahiro Uesugiさんも含まれています。
サヴィニャックがどれほど愛され、尊敬されていたのか
しみじみ伝わってくるようだと思いませんか?
アーティストは亡くなっても、その作品・影響力はずっと生き続けるのですよね。

名刺大のカードが、今数えたところ58点ずつありますね、袋に収められています。

誰かに何か差し上げるときメッセージカードのように使うもよし、
好きなように組み合わせてお部屋に飾るもよし、
ミニ作品集のように眺めて楽しむもよし、使い道はお好みでどうぞ。
10セット、ご用意しました。

savignac01.jpg

savignac03.jpg

savignac02.jpg

savignac04.jpg
la patte.jpg

renard.jpg
↑てのひらサイズのペラペラミニ本。1906年

histoire de la.jpg

french-ivanovsky-taiyou.jpg

saint nicolas.jpg

lechatbotte.jpg

orange et citron.jpg

issy-les.jpg

guignol.jpg

les fables de florian.jpg

la-haut.jpg

mon voyage.jpg

luisette.jpg

sous ce parapluie.jpg




crayons.jpg

ronds.jpg

castor-histoire.jpg

castor-royaume.jpg

castor-la fontaine.jpg

castor-chacun.jpg

castor-le cirque.jpg

castor-decoupage01.jpg

castor-decoupage02.jpg

castor-decoupage04.jpg

castor-le bouquet.jpg

castor-le bouquet-naka.jpg

castor-michka.jpg

castor-poule.jpg

rataton.jpg

castor-biquets.jpg

castor-tournebille.jpg

french01.jpg

french02.jpg

french03.jpg

french04.jpg

french05.jpg

german-01.jpg

german-02.jpg

german-03.jpg

denmark01.jpg

denmark02.jpg

holland01.jpg


古本 海ねこ 古書目録 第4号、出来ました。

昨年5月から集書しましたご報告です。252ページとずいぶん分厚くなりました。
お手元に届いたものの、重いし場所をとるし、ゴミにも出しにくくて、うんざりの方がいらしたらお詫びするしかありませんが、どなたかのお役に立ちましたら幸甚に存じます。
ごくごく一部を除いて、すべて新着本です。

海ねこは、お客様からお譲りいただくこともありますが、大部分は古書市場で集書しております。
古書市場にはどこから古書が集まるかといいますと、
古書店の手によって出品されるのです
(ホコリやヨゴレと付き合って、たくさんの本を仕分け分類して、紐で束ねて、
車なのか台車なのか配送会社なのかで運搬し、
市場の台に陳列し、ともかく苦心を重ねて出品されます)。
それを各市場の経営員たちがさばいて、
苦心を重ねて日々の市場を切り盛りしてくれています。

そして、古書店に集まってくる本は、どこからやってくるかというと、
古書店に本を売りにいってくださった方、売却に呼んでくださったお宅から回ってくるわけです。
絵本・児童書に興味がある方も、あまり興味がない方も、
いずれにしても、一度でも本を古書店に売ったことがある方のおかげで
弊店は古書を収集できているのです。
まだ本を売ったことがない方も、いつかこの世から旅立ったあとには、
きっと古書店の手によって、蔵書は古書市場に届けられるでしょう。

そして、本を作っているのは、さまざまな出版社の方であり、
ライター・作家さんであり、画家・イラストレーターさんであり、デザイナーさんであり、
本を買っている人がいるおかげで、彼らは生活を営むことができています。

現世に生きている人だけでなく、
過去に遡ってさまざまな古書・紙類をつくって、
保存・受け継いできた方々のおかげで、
海ねこは、古いさまざまなものを集めることができます。

古本 海ねこや「日本の古本屋」をご利用くださり、
さまざまな形で支えてくださる方がいらっしゃって、
日々、ツイッターやネット上も含め、
話し相手になってくださったり、いっしょに呑んだり食べたりする方がいらして、
野菜や卵や牛乳、魚や肉を用意して届けくださる方がいて、命をくださる生き物があってこそ、
私は生きて、仕事をすることができています。
先輩書店、同業、組合の皆様、
素敵なイラストをご提供くださった金子美和さん、poppetさん、
訂正につぐ訂正で、もう顔をあわせるのもうんざりしながらも(おそらくきっとそう)
付き合って印刷をしてくださった平河工業社の皆様、ありがとうございます。

かこさとしさんの絵本のようですが、かようにして、大勢の方のおかげで、
海ねこは古書を集書することができています。
そのご報告ということで、不慣れなエクセルやらワードやらで
まあ四苦八苦して作ったのは海ねこ個人ですが、
作ったというよりも、作らせられた、作らせていただいた思いです。

ありがとうございます。

600円の本に匹敵する内容を心がけておりますので、
郵送でお手元にとご希望の方は、
恐縮ながら送料込み・600円分の切手を(50円切手・80円切手の組み合わせで)お送りください。
いくつかのお店にも置いていただくよう、お願いしにいこうと思います。
もしや、その目録を欲しいとお考えの奇特な方がいらっしゃって、
店に足を運んでいただき、ついでに店の本も何か買ってもらえたら私も嬉しい。

今回の号に、買い求める価値のある本を盛り込めたかどうか、
書誌にあれこれ間違いはないだろうかと、あれこれ心配も絶えませんが、
欧州に足を伸ばし、欧州・国内で日々、集書を重ね、
この9月間かけ、あれこれ調べながら入力を続けて、1冊600円分の心血は注ぎ込んだつもりです。
ちなみに、600円払ってお求めくださる方、印刷代だけで今回、1冊400円以上、海ねこの銀行・ゆうちょの口座から払っておりますうえ、集書のための資金がいくらかかっているか、ちらりとご想像してやっていただき、どうかご理解ください。
1冊でもご注文いただけましたら、また集書のための資金に使わせていただきます。
また古書市場で買って、他店の売り上げ、古書組合の収入につながっていくよう祈っております。
そして、ご注文いただきます方のおかげで、ニーズのある本・絵雑誌を識別するのにつながりますので。次号をお手にとっていただく方のお好みに近いものへと発展していけば、そして、価値ある古書を我等の手で次世代へと引き継いでいけたら、と願っております。
目録を作らせていただき、本当にありがとうございます。

umineko-mokuroku04.jpg
カルタ、好きなのがあんまり多くて・・・。
いっそ、どなたか図録、ムックの類を作りませんか?
どなたか展示会、やりませんか?
戦時下、きな臭くなっていくあたりのカルタもありますよ。
子どものためのカルタですが、時代がくっきり鮮明に刻まれているので、
見応えのある展示になると思いますが。

まずは、一部ですがご紹介(画像、クリックすると多少大きくなります。以下同)。
miewoharuyori.jpg

miewoharuyori-02.jpg

↓これは、発行年、発行所が記載されています。
昭和14年、仁成堂書店 鈴木廣吉の名前。
鈴木仁成堂といえば、絵本も出していますね。
jinseidou01.jpg

jinseidou02.jpg

海ねこが好きなのは、これです。ごく一部です。↓
mekura01.jpg

mekura02.jpg

mekura03.jpg

岡本一平(1886年・明治19年ー1848年・昭和23年)が出てきました。一部を紹介。
ippei01.jpg

ippei02.jpg

ippei03.jpg

ippei04.jpg

島田啓三(1900年・明治33年ー1973年・昭和43年)、と思われるものも。一部を紹介。
keizou01.jpg

keizou02.jpg

これは、誰? TERのサイン。寺田政明ぐらいしか知らないな。おわかりになる方、教えてください。
ter.jpg

↓光ってわかりにくいかもしれませんが、一番右「アア オドロイタ マタ ジシンカト オモツタヨ」の吹き出しが。
関東大震災のあとのものでしょうか。時代は巡る?
matajishinkato.jpg

↓かなり古そうなものたち。ごく一部を紹介。
taanki.jpg

hanayori.jpg

まだまだあります。今日は、こんなところで。

戦前のもの多数と思われるカルタ、絵合わせカードいろいろ。
武井武雄、松本かつぢ、大正あたりのものと思われるもの・・・、その他いろいろあります。
野球もあります。列車もあります。まだまだあります。かなりあります。
ただし、不揃い。お子さんによると思われる落書き、イタミのあるものも含まれます。

絵本のように眺めて楽しんだり、絵の資料に、お部屋のディスプレイに、撮影用小道具に・・・、
使い道は人それぞれ。
これほどたくさん集めた方に敬意を表しつつ。
カルタって結構高いですよね。でも、不揃いですし、おそらくお値打ち価格。

ところで、それほど面積を使わないで、なんとか、うまくディスプレイする方法ってあるのかしら?
旅猫さんだったら、きっと上手に出来るのだろうな・・・。
慣れていっしゃる方、よろしかったらご指南ください。

takeitakeo-karuta.jpg

kakezan-card.jpg

katsuji-karuta.jpg

kiichihuu-karuta.jpg

chikaranonuketa-karuta.jpg

skate-karuta.jpg

kyuppi-karuta.jpg

shougakusei-karuta.jpg

animal-karuta.jpg

karuta-iroiro.jpg


6月末から7月、旅はパリから始まりました。
パリではやたら歩いていました。
paris-station.jpg
リヨン駅。宿泊先が見つからず、すがりついたインフォメーションもここにありました。
結局、宿泊したホテルも案外この近く。毎日、リヨン駅を眺めながら、あちらこちらの古書店へと移動していました。
パリでは古書を買い込み、大箱2箱分、郵便局から発送しました。
ペラペラ本も、古い本も、本当にいろいろ。
パリから列車でアムステルダムへ向かいました。アムステルダムへ向かう列車が発着する駅へたどりつくのもたやすくなく、ようやく着いたものの、窓口は長蛇の列で。ようやく自分の番が来たと思ったら、ユーレイルパスは予約なしでは使えません、今日の席はもうないですよと言われたり。簡単じゃなかったですが、ああだこうだして、なんとかかんとか、列車でアムステルダムへ。

utreht.jpg

↑アムステルダムから列車でちょっとの街・ユトレヒト。本当の目当ては古書店だったのですが、住所を調べておいて訪ね歩いた店はどこも留守。ブルーナさんが散策しそうな景色のよいところを歩いて、買い物はといえば、ディック・ブルーナ・ハウス(ミュージアム)のキーホルダー。あとは、古着のシャツを1枚買ったのみでした。古着屋が多かったな、ユトレヒト。
ams-hotel-gaikan.jpgのサムネール画像

↑アムステルダムで宿泊したホテルの外観。小さなホテルが連なっているのです。
入り口はスーツケースがあると体を斜めにしないと入れないぐらい狭いです。細い急な階段をえっちらおっちらとよじのぼっていくと、屋根裏部屋みたいな部屋にたどりつきます。本当に小さな小さな部屋。ベッド以外、居場所がなくて、ベッドの外はもうすぐさま外。寝返りを打ったら真っ逆さまに落ちてしまいそう。
着いてすぐ、窓のないトイレの電気がつかずに真っ暗だし。ホテルの主から、この一角は大変古い建物なので"No electric."と言われました。えらいころに来たもんだとビックリ。確かに時間帯によって停電になる日があったようでした。
しかしながら、住めば都といいますか、中庭には綠がいっぱい。鳥のさえずりは聞こえるし、誰かが弾くピアノの音が聞こえたり、週末の夜はやたら騒がしかったり。今でも、愛着があります。すぐ近くにアンネ・フランクの隠れ家だった場所があります。アンネも聴いていたであろう、教会の鐘の音が時を告げていました。

ams-hotel-window-kara.jpgのサムネール画像

このホテル、なにしろ、ねこもいたしね。名前はライラ。急な階段に敷き詰めたカーペットでツメトギしまくり。可愛いコでした。また会えることはあるのかしら。ライラ、可愛いライラ。
店主も寡黙ながら優しい人で、重たい荷物をふうふう言いながら運んでくれました。

ams-hotel-neko.jpgのサムネール画像
My name is ライラ。趣味はツメトギ。 

spi-hiroba.jpgのサムネール画像
↑スパイ広場の古書市。どこかのーんびり。バイオリンを弾くおねえさんがいたりして、なかなかよいムードでした。 
そして、アムステルダムからベルリンへ。

berlin-my dinner.jpg

↑ベルリンのホテルで食べたマイ・ディナー。デリでちょっとずつ買い出してきたサラダなど。
ベルリンはおいしいデリショップがあちらこちらにあったので、一人でも食事に困りませんでした。デリに行くと必ずといっていいぐらい、「ワインもいっしょにいかが?」と薦められます。ええ、喜んで、という感じで。
私が宿泊したホテルは、入り口が古くて重厚。玄関ホールはまるでミュージアムのようでした。部屋代はリーズナブルでも、サービスはバツグン。ビールの空き瓶を置いておけば翌日はきちんとビールジョッキが置いてあるし、ワインの空き瓶やデリの空き容器を置いておくとワイングラスやら銀製のカトラリーやらがセットされていたのには驚きました。チップ目的だとしても、大変な気の回し用。あっぱれ、でした。下の画像は、ホテルの入り口。
berlin-hotel.jpg

↓ベルリンの街中の古書店。
berlin-koshoten.jpg

denmark-iki-train.jpg

↑ベルリンからハンブルクで乗り換えて、ペンハーゲンへ移動する列車。浮かれた若者らが、ビールの瓶どうしをあわせるようにして、栓抜きなしで次々、ビールを開けていました。楽しそうでした。ちょっとにぎやかすぎたけどね。でも、浮かれる気持ちも、あとでわかるというもので(次の写真に続く↓)

denmark-train-sea.jpg

列車は突然、とある駅で停車。乗客はいったん降りるようにと告げられます。というか、言葉がわからないので他の人にただついていっただけですが。
しばらく待合室のようなところで待たされて、一体どうなるのかと思ったら、いつの間にか、船の上でした。列車ごと海を渡す巨大フェリーだったのでした。カモメが人のほうにすりよってきて、食べ物をねだります。投げられた食べ物をパクリと上手に食べるカモメに、お客さんたち拍手。
海を行く列車。今現在のところ、私の中では、もう一度乗りたい列車No.1です。
denmark-market-kuma.jpg
↑コペンハーゲンで週末に立つマーケット。古いぬいぐるみ、古い食器類、木製の筆箱など、欲しいものだらけでした。欲しいけれど持ち帰るのが難しいので我慢我慢。これから買うかどうしようか考えるので、参考に撮影させてくださいね、と身振り手振りで言い訳しながら、写真をパチパチ撮らせてもらいました。

denmark-market.jpg

↑コペンハーゲンの古い教会で行われていた古書市。教会いっぱいの古書が、なんと一古書店の出品らしい。均一なのですが、値段が次第に下がるシステム。均一といっても、日本の均一の十数倍ほどから始まって、2週間後ぐらい、最後の最後に300円均一とかになるのです。大量なので、どんどん見ていくうち、神保町の古書会館で、市場に出品されている本を選り分けて入札するような気分になりました。何冊か買いました。その中に含まれていた、ねこの絵本は「古本 海ねこ 古書目録」第4号に掲載しましたが、結構お気に入りです。

katte.jpg

これです。状態はあまり良くないですが、自由なタッチに心を鷲づかみにされました。
(追記 ある方からのメールで、この本は「リッランとねこ」というタイトルで、日本語版がかつて出ていたことに気づきました。
イーヴァル・アロセニウスの画集を扱っていながら、同じ画家さんだと気づかずにいたとは。
お恥ずかしいやら、なにやらです。ご連絡、ありがとうございました。
Ivar Arosenius(1878年ー1909年)、スウェーデンの代表的な画家。30代の若さで病死なさったにもかかわらず、素晴らしい画集や絵本を遺されたのですね。
1月17日追記・ここで、いきなりですが、発行直前「古本 海ねこ 古書目録」4号に関します訂正です。
「スウェーデンの女流画家Ivar Arosenius(イーヴァル・アロセニウス 1878年―1909年)が我が娘のために描いた絵本です」と書きました。
それも何を隠そう、昨日そのように訂正したばかりなのです。
ところが、ついさっき、お客様にIvar Arosenius画集を発送する際、扉にあった自画像がどう見ても男性・・・。確認しましたが、女流画家ではなく、男性の画家さんです。今から直しをというと印刷所が真っ青になりそうな状況なので、この場を借りて訂正いたします。ネット検索すると自画像をご覧になれます。訂正しようがあるのは、ネットのありがたさでもありますね。でも、いったん間違えると、人から人へとコピペで間違えがどんどん拡散する怖さもありますが・・・。たった今、印刷所から電話があったので「(女流という)2文字、削れませんか」と聞いたところ「フイルムじゃないので」という返事でした。そりゃそうですね(涙)。お恥ずかしい限りですが、Ivar Aroseniusuのことが忘れられなくなり、ますます彼の絵本や作品集のことを知りたくなりました。

コペンハーゲンの古書店は品揃え、結構良かったなあ。値段も良かったですよ。古い良いものをきちんと保護して受け継いでいこうとする姿勢が徹底していました。
でも、古書店の経営は楽じゃなさそうだったなあ。どこか必死な感じでした。書庫に入れてもらって、絵本をある程度の量まとめて買ったのですが、「ロシア絵本も出しておきますから、明日見に来て。ぜひぜひ」と、ものすごい熱心に誘われました。
そういえば、ちょうど大雨・洪水の直後だったようで、どこもかしこも古書店さんは後始末で大変そうでした。予約制のとある店には「今、片付けで大変で店を開けられる状況じゃないので」と断られました。
水が豊かで、木々が濃く、自転車が多くて。私はエゴン・マチーセンのデンマークをこの目で見たくて行ったのですが、とても素敵な街でした。大雨・洪水は大変ですけどね。宿のご主人は、日本の地震のことを心配していました。あと、冬が寒くて長くて、ずっと暖房を切れないと話してました。今ごろ寒いんだろうなあ。

集書してきた書影は、後日ちょこっとアップできるかもしれません。
詳しくは「古本 海ねこ 古書目録」第4号(1月21日頃発行予定)をご覧いただきたいですし、目録をご覧になる方の楽しみを先取りしてはいけませんので、あくまでも後日。
本年も宜しくお願いいたします。

本当に長くかかってしまいました。
「古本 海ねこ 古書目録」第4号、なんとか無事、入稿しました。
昨年5月以降からの集書分を掲載。6月末から7月にかけて巡ってきたパリ、ベルリン、アムステルダム、コペンハーゲンで集書しました分も掲載してあります。
パリの古書店とはその後もずっと連絡を取り合い、珍しいものもかなり掲載できたことと自負しております(一人相撲でありませんように)。
どなたがご覧になっても「お!」と思わせるようなもの、また、欲しいと思っていただけそうなものを見つけていただけるとよいのですが。

昨日の初市で「脱稿おめでとう」と言われましたが(N文庫さん、ありがとう)、
週明け早々、目録の印刷代ン十万円を振り込まないといけませんし(笑)、年末年始に本との照合を粘ってはみたのですが、とにかく量だけは厖大なので、まだまだ今からでも校正をやったほうがいいかなあ、(新年早々お金のことばかりですいませんっ涙)貯金減ってしまったなあ、どなた様からもご注文いただけなかったらどうしようか、などなど、そう晴れやかな気分ではないのですが。

でもね、一段落ではありますよ。嬉しいです!
252ページの目録、発行予定は1月20日頃。
前号目録をご利用いただきました方、最近、弊店で一定額以上をお買い上げくださいました方に、順次お送りします。
(万一届かなくて、あれ? という場合にはご連絡ください)
目録ご希望の方は、600円分の切手(50円・80円切手の組み合わせで)をお送りいただけましたら発送も可能です。
ただ、252ページにもなってしまい印刷代もかかってしまったので、部数を抑えました。目録部数に限りがある点、ご了承ください。同業の方にもあまりお送りできないかもしれず、あんまり分厚いものをもらっても困るかもしれないですし、もし届かない場合であってもご寛恕ください。

ところで、今回の目録掲載商品をご希望の方、
毎回、発送まで時間がかかっていたのですが、
現物をご覧になり、その場でお買い求め可能になりました。

神保町・古書会館2階にて2月3日(金)4日(土)、
新しい催事があるのです。その名もズバリ「2階の古書市」。

3日夜には、なんと、あの人とあの人が「お宝絵本」対決します。スペースの関係上、限定40人。受付開始は1月10日(火)より

目録掲載商品をご希望いただきます場合、万一、ご希望が重複した場合は抽選。
その場合は2月6日の発送となります。

ではまた、旅の報告もできずにきてしまいましたが、欧州で撮影してきた写真などもアップしたいです。イベントに持っていくものなども、またご報告できればと思います。
保安院のHPなど見て、え、出かけて大丈夫なの? 毎日布団干してるけど今日も干していいのなどなど・・・。すっかり怯えている今日この頃ですが、皆様、ご無事でお過ごしください。

あれ、どうしてこんなにフォントが大きかったり小さかったりするのか・・・。
ブログもしばしば更新していないと、要領を忘れますね。もっと更新したいと思います。
本年も宜しくお願いします!


2013年9月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のコメント

アーカイブ