とぼとぼ会で山歩き

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南部古書組合の山歩きチーム「とぼとぼ会」に参加。
4月7日、富士山や山中湖を一望しながら歩いてきました。
石割山ー大平山ー長池山ー花の都公園といったコース。

早朝7時10分、新宿発のバスに搭乗。
私ひとりだけ、途中バス停である深大寺バス停より乗り込みました。
早朝、まだ誰もいない野川の岸辺に
桜がこれでもかこれでもかと咲き誇っているさまが妖艶にして荘厳でした。

山中湖へ向かうバスの車窓には、そちこちに
ふわふわした桜色の木々が。まさに満開、麗しや日本の里山。

メンバーは、笹間さん、石岡さん、石黒さん、遠藤さん、
月の輪さん、照井さんといった、いつもの顔ぶれ。

メキシコ・コスタリカ・ニカラグア帰りの照井さんから異国話を聞いたりしながら、
とぼとぼ歩いてきました。

富士山を眺めながらの尾根歩きのはずが、
あいにく日中、富士山はほとんど雲隠れ。

笹間さんと私は、杉の多い山林に入ったとたん花粉症が悪化。
とくに私がひどくなったようで、
東京ではほとんど治りかけなのかなと思っていたのですが、
突然、鼻水だあだあ、ほとんどハンカチを鼻・口に押し当てながらの歩きとなりました。

東京より季節が遅いようで、落葉樹はほとんど葉がなく、
木々のツボミはまだまだ固い状態。
それでも、よく目をこらせば、
人が踏むコースから一歩はずれた土に新緑が芽を出していました。
静寂を破るウグイスのさえずり・さえずり・さえずり。

久々の山歩きだったので、登りも下りも(とくに急な下りはヒザや股にきく)
かなり苦しい部分もありましたが、
歩き疲れたあとには、黄金のお楽しみが=温泉と宴会。

歓びと苦しみはセットのような気がします。
歓びは、決して楽して得られるものではなく、
多少の苦しみとセットでこそ二乗三乗に感じられるのではないかと。

山歩きを共にすると、少しずつ打ち解けていくようで、
久々に、ちょっといい話も聞いたし。
体調ほか、それぞれの事情と相談しながら
その人なりに人生を過ごしているさまが伝わってきます。
共に歩みを重ねられる幸福を噛みしめたりして。

天才・月の輪さんには「CABIN読みたいんですが」と聞いたぐらい。
マジメな話など何もしなかったですが、
頑張っていそうな気配がびしびし伝わってきました。
ほかの誰でもない、まず自分が頑張るしかないんだぞと、

先輩の背中が語っているような気がしてなりませんでした。
↑妄想小僧でしたら、すみません、月の輪さん。

不況の波は古書業界にも?
値段のはるものは動きにくくなったという声も聞こえる今日この頃、
底辺部の最底辺、底の底にあるわが店にもついにやってきたか。
これまですぐ支払いをくださっていたお得意さまからの入金が
なかなかなかったりして、どなた様も大変なのかと心を痛めたり。
それにしても、お金をいただけないとなると、あの支払い、この支払い、どうしようかと。
入ってくるお金を次に移動させ、すぐさま循環させていかないと、
じき経済停滞してしまうありさまは、まるで日本経済のよう?
体力勝負を痛感する今日この頃。

かと思ったところ、期が変わって、
公共機関から何件か注文をいただいたりして。
公共機関は支払いがずいぶん先のことが多いので、
すぐの支払いにあてられない辛さはありますが。
それでも経済低迷を打ち消したい一心の今、肩を撫で下ろすありさま。
しかし、この時期にまだぜんぜん目録が・・・という
悔やみとどう向かい合えばよいやら。

あちらこちらに不義理を重ねたまま、体力が持たず、ついに廃業、なんてことがなきよう(祈)。

苦しみのあとに歓びが、となってほしいものだと願うばかりです。

皆様、お金を落とすときは、ぜひ古書店にもお願いします。

最後に、今週末の告知をひとつ。

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第3回『ちいさな古本博覧会』

■日時
 4月11日(土)、12日(日)
■会場
高円寺西部古書会館 高円寺駅北口より徒歩3分
高円寺駅北口のロータリー右手吉野家を過ぎ、99shopも過ぎた先のディスカウ
ントショップオリンピックを右折、すぐ右手が西部古書会館
■時間
10:00~18:00(12日は17:00終了)
■参加店舗(変更の可能性有り)
paradis_books/コクテイル書房(古本酒場コクテイル)(高円寺)/常田書店/
はらぶち商店/オヨヨ書林/とんぼ書林/アジアンドッグ/
盛林堂書房/股旅堂/古書桃李/書肆楠の木/
音羽館/中央書籍/古楽房/蟲文庫

≪イベントご案内≫
◎4/11日(土)
古本Jくんとゆこうtour記念!近代詩朗読集'てふてふ'Special!
'PippoのPoetry readingショー'
◎期間中にオヨヨ書林によるDJの予定(ゲスト未定)

詳しくはこちら≫http://d.hatena.ne.jp/collabonet_project/

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