神頼みしたくなるとき

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6年間、発送し続けて、そのうちの3回が多いと見るか、案外少ないと思うべきなのか。

ここ最近、何もなかった。ときどき事故があることさえ忘れかけていた。
が、天災(ではないが)は忘れたころに・・・である。開業以来、3度め。もしかしたら、またしても郵便事故、かもしれない。
発送後1週間でご連絡をいただけたので、
起きてすぐ郵便局に調査依頼しにいった。
もしやまだ局にあるのではと一縷の願いを託したのだが
「今、局どめしてある分には含まれていない。
この後の調査は×××の管轄になります」
との返事をいただけたのみ。ゆうメールは番号がないので番号での確認ができません、云々。
いったん日本郵便に託した以上、
まさか、直接、郵便局の集荷業務課まで押しかけて確認するわけにもいかず、
お客様のご近所に誤配がないかどうか聞いて回るわけにもいかず、手も足も出せない。

過去の2回とも、あれこれ調査してもらったが、とうとう本は出てこなかった。
結局のところ、配達がどこの段階までスムーズに進んだのか分からない。
誤配なのか、ポスト荒らしによる仕業なのか、
そもそも不在配達連絡票はきちんと投函されたのか、
投函されたのだとしても、誰かが持っていってしまったのか、
あるいは、何かにはさまって不明になってしまったのか、風に飛ばされてしまったのか。
すべては霧の向こうである。

ゆうメール(冊子小包)に関しては、配達途中の破損・紛失事故における補償はないですよと
受注メールに書いている。が、送料は安く済ませたいのが人の気持ち。宅配やほかの配達手段を併記してあっても、ゆうメールを選択される方が多い。日本郵便を信じてきっと安全に配達してもらえるだろうと、皆さん思っている。私も信じたい気持ち。

が、日本郵便が民営化され、ゆうメール(冊子小包)の地位が下がっているのだろうか?
より売り上げにつながるゆうパックやエクスパックの利用に力を入れているようならば、
ゆうメールは、もうあまり使うべきでないのか。
こう書いたからといって「メール便がいいですよ」などのご助言は無用ですんで、どうか。

ご注文の方は、小学校のころ図書館で何度も読んだ思い出の本をやっとお探しになれたとお喜びだった。それも同じ市内の人なのだ。いっそなくなるぐらいだったら、ほかの仕事をすべて後回しにして直接届けにいけばよかったのか???
注文した方も、送り出した私も、がっかりである。
お客様からの買取本なので、売って下さった方もがっかりだろう。

こんなに爽快な天気なのに、
気分は沈む。
対面販売には対面販売の、通販には通販の難しさ・厳しさがあるのだろう。
苦心のない国は、この世のどこにもないのでしょうね。
だからこそ、ファンタジーの絵本に心遊ばせたくなる人がいて。
そのような気持ちに共感しながら、
なおかつ優れた本を送り出してくれた作り手たちに敬意を込めて、
微力ながら、これと思う本を届ける手伝いをしております。
けれど、郵便事故のもとには無力です。
なくなった本が無事、出てきますように、
お客様のもとに無事なんとか届きますように、と祈ることしかできません。
ツヨポンでなくても呑むしかないよ、って感じ。

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