本: 2008年8月アーカイブ

20080831

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恩田陸のユージニアを読みました。

以前に読んだQ&Aに似た構造になっていて、一つの事件がいろんな人のインタビューによって明らかになっていく感じです。

いきなり大量殺人事件を起こしてしまうというところがこの人らしい感じがします。
なんで?と思っているうちにどんどん内容がわかっていく感じが気持ちいいですね。

20080823

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まさかの再刊となった新井 素子,吾妻 ひでおのひでおと素子の愛の交換日記

ここ数年の吾妻ひでおブーム(?)と角川文庫60周年記念の恩田陸編集長により再刊されたみたいなんです。
まさかこの本が再刊されるとは思っても見なかったので本当驚きを隠せない僕です。

基本的には新井素子のエッセイ+吾妻ひでおのエッセイ漫画という形式なので、その周辺の人たちが沢山出てきたりするのですが、さすが20年以上前なので若いです。

特筆すべき点は、あとがきに新井素子も書いているとおり
・新書版のあとがき
・文庫版のあとがき
・秋山協一郎による解説
・吾妻ひでおによる新文庫版のあとがき(漫画)
・新井素子による新文庫版のあとがき
と5本もあとがき/解説がついてお得感満載なところでしょうか。

懐かしくて良かったんで4巻まで一気に再刊して欲しいものです。

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荻原 浩のコールドゲーム

本屋で平積みになっていたので買ったのですが、受験を控えた高校生のミステリーですね。
しかし、最後が意外ととんでもない事になっているのでびっくりしましたが、著者がキャリアのある人なので安心して読めるところが良いんじゃないかと。

20080813

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河合 隼雄のこころの処方箋

この人の言うことは何一つ難しくないというのがいいよね、といつも思いながら読んでいます。
いろんな人と会ううちに悟っていたというかこういう感じになったのだとは思うのですが、僕には無理だよなーとか、いつも思います。

20080812

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小川一水のフリーランチの時代

久しぶりに小川一水の短編集ですね。
この人は短編集になると途端にSFマニアっぷりと言うか、古典SFな感じが出てきて趣深いですよね。
フリーランチの時代ってなに?って思ったら本当にフリーなランチの時代のことでした。

20世紀にあったSFを通した明るい未来みたいな(まぁそれだけじゃないんだが)のが感じられるんでほっこりします。

20080811

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村上 春樹,吉本 由美, 都築 響一の地球のはぐれ方―東京するめクラブ

これ数年前に新書で出ていた時に欲しかったのですが、この度文庫になりましたが、文庫なのに定価1000円というのも納得の厚さ(笑)
内容はというと、著者である東京するめクラブの3人が観光地に赴き、3人の視点から観光地の面白スポットを示し、再興アイディアを提言するというものなのですが、もちろん3人ともコンサルタントとかそういうお仕事ではないので、意見が偏っているわけです。なのでその偏りに賛同できる人には面白い本なのではと。

とりあえず熱海行きたいです。

20080808

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田中 啓文の落下する緑 永見緋太郎の事件簿を読みましたよ。

天才ジャズテナーサックス奏者永見緋太郎が事件を解決していくという話なんです。・・・タイトルのまんまですね。
事件といっても血なまぐさい何かがあるわけではなく、ちょっとした諍いを静めたりとかそんな感じなんです。
短編集なのですが、1話ずつ話にちなんだ著者お勧めレコードも載っていて、そっちも楽しく読むことができます。

そうそう、解説も山下洋輔なので、そういうのがお好きな方もぜひ。

2011年7月

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