小松左京の虚無回廊1〜3を読みました。
というかですね、これ文庫で1,2はずいぶん前に出ていて読んでいたのですが、3のハードカバーは2000年に出ていたのですが、文庫が出るまで待とう、と思っていたら8年もかかってしまいました。
というわけでその間1,2は手元から無くなっていたので、買い直しました。
通して読んでみるとやっぱり異常なほどのスケールのでかさが心地よいですね。しかも本編に至っては基本的に人類が出てこないところが面白い。
これ完結なんですか?ストーリー的にも続きそうな感じですが。
小松左京の虚無回廊1〜3を読みました。
というかですね、これ文庫で1,2はずいぶん前に出ていて読んでいたのですが、3のハードカバーは2000年に出ていたのですが、文庫が出るまで待とう、と思っていたら8年もかかってしまいました。
というわけでその間1,2は手元から無くなっていたので、買い直しました。
通して読んでみるとやっぱり異常なほどのスケールのでかさが心地よいですね。しかも本編に至っては基本的に人類が出てこないところが面白い。
これ完結なんですか?ストーリー的にも続きそうな感じですが。
池井戸 潤の果つる底なき
久しぶりにこの人の本ですが、いやーびっくり、携帯電話普及以前の小説でした。
この人の本は金融機関について本当に細かく書かれているので、勉強になります。勉強になったところで生かすところは無い、という突っ込みは無しで。
田中啓文の蓬莱洞の研究
学園ミステリーものなのですが、主人公の女の子の設定が(ほかの登場人物も)設定が突飛すぎるため、するっとは入ってこないんですねこれが。
その代わり、謎解き部分が結構おもしろくて良いバランスになってるんじゃないかと思います。
学園ミステリーと言えば80年代は赤川次郎だけという雰囲気もありましたが、結構今だとチョイスがあるんですね。
伊坂 幸太郎の魔王
実はこの人の本を読むのが初めてだったりする僕ですが、確かに人気があるだけあって上手いなぁという感じです。
魔王というタイトルも誰が魔王なのかわからない(僕だけ?)と言うところもわくわくします。
恩田陸編の謎 3―スペシャル・ブレンド・ミステリー
前からこのシリーズが出ていることは知ってはいたのですが初めて買いました。
こういう本を読んでいつも思うのは、自分が普段本屋で買わない著者の作品を読めるので面白いんです。
馬場信浩「アメリカ・アイス」なんか著者の名前すら知らないのに、ぐいっと引き込まれてしまう感じで本当良かったんじゃないかと。
続刊も面白い人が編者になっているので、また買ってしまうのでしょう。
眉村卓の消滅の光輪を読みましたよ.
司政官シリーズというやつなんですが、人類が宇宙に進出し、いろんな星に司政官というものを置くと言う話ですね.
この話の主人公の司政官は新米で大変な目に遭い、それを無事に収集するかと思ったらすごいどんでん返しがあったり、更にまたどんでん返しがあったりして、長いのに飽きない感じが良いです.
司政官全短編というのは読んだ記憶があるんですが、記録に残ってない・・・うーん.
いやー、すっかり日記漫画家(自称)となってしまった吾妻ひでおが今度は関係ない絵とともに綴る日記。更になにも変かがない感じがすてきな感じです。
しかし、あれが売れた後の吾妻ひでおに対する扱いは?と思わせるものが多かったのですが、まぁ昔の本もかなり再版されたりして良かったのですが、そちらはあまり売れていないとか聞くと何となく心を痛めてしまう僕です。(痛めたところで何も起きないんですが)
まさかの再刊となった新井 素子,吾妻 ひでおのひでおと素子の愛の交換日記
ここ数年の吾妻ひでおブーム(?)と角川文庫60周年記念の恩田陸編集長により再刊されたみたいなんです。
まさかこの本が再刊されるとは思っても見なかったので本当驚きを隠せない僕です。
基本的には新井素子のエッセイ+吾妻ひでおのエッセイ漫画という形式なので、その周辺の人たちが沢山出てきたりするのですが、さすが20年以上前なので若いです。
特筆すべき点は、あとがきに新井素子も書いているとおり
・新書版のあとがき
・文庫版のあとがき
・秋山協一郎による解説
・吾妻ひでおによる新文庫版のあとがき(漫画)
・新井素子による新文庫版のあとがき
と5本もあとがき/解説がついてお得感満載なところでしょうか。
懐かしくて良かったんで4巻まで一気に再刊して欲しいものです。
荻原 浩のコールドゲーム
本屋で平積みになっていたので買ったのですが、受験を控えた高校生のミステリーですね。
しかし、最後が意外ととんでもない事になっているのでびっくりしましたが、著者がキャリアのある人なので安心して読めるところが良いんじゃないかと。
河合 隼雄のこころの処方箋
この人の言うことは何一つ難しくないというのがいいよね、といつも思いながら読んでいます。
いろんな人と会ううちに悟っていたというかこういう感じになったのだとは思うのですが、僕には無理だよなーとか、いつも思います。
小川一水のフリーランチの時代
久しぶりに小川一水の短編集ですね。
この人は短編集になると途端にSFマニアっぷりと言うか、古典SFな感じが出てきて趣深いですよね。
フリーランチの時代ってなに?って思ったら本当にフリーなランチの時代のことでした。
20世紀にあったSFを通した明るい未来みたいな(まぁそれだけじゃないんだが)のが感じられるんでほっこりします。
村上 春樹,吉本 由美, 都築 響一の地球のはぐれ方―東京するめクラブ
これ数年前に新書で出ていた時に欲しかったのですが、この度文庫になりましたが、文庫なのに定価1000円というのも納得の厚さ(笑)
内容はというと、著者である東京するめクラブの3人が観光地に赴き、3人の視点から観光地の面白スポットを示し、再興アイディアを提言するというものなのですが、もちろん3人ともコンサルタントとかそういうお仕事ではないので、意見が偏っているわけです。なのでその偏りに賛同できる人には面白い本なのではと。
とりあえず熱海行きたいです。
田中 啓文の落下する緑 永見緋太郎の事件簿を読みましたよ。
天才ジャズテナーサックス奏者永見緋太郎が事件を解決していくという話なんです。・・・タイトルのまんまですね。
事件といっても血なまぐさい何かがあるわけではなく、ちょっとした諍いを静めたりとかそんな感じなんです。
短編集なのですが、1話ずつ話にちなんだ著者お勧めレコードも載っていて、そっちも楽しく読むことができます。
そうそう、解説も山下洋輔なので、そういうのがお好きな方もぜひ。
寺山 修司の書を捨てよ、町へ出よう
実は不勉強にして初めて寺山修司を読んだ僕なのですが、"あーなるほど"というか確かに面白い世界観の人だなと。
昔のエッセイなので、今だったらこれどうなるの?という記述も多くてその辺ドキドキします。
それがいいんだな、たぶん。
数か月に一度のお楽しみの伊集院大介シリーズですね。出るとうっかり買ってしまいますね。
今回は久しぶりに伊集院大介が中心になって動くので何となくほっとするような。とはいえ、著者に合わせてどんどん爺むさくなって行く感じは見ていてドキドキします。(このドキドキは筒井康隆の最近の作品にも共通)
有川 浩の空の中
最近どこの本屋に行ってもこの人の"図書館戦争"シリーズが平積みになっているので、気になって読んでみましたよ。
UMAというかもともと地球にいた超生物と人間との話なんですが、大雑把にいうとファーストコンタクトものです。とはいえいろんな仕掛けがあったり、ほろりとさせられるような話もあったりで、厚い本ですが最後までとんとんと読ませます。
文庫になって"仁淀の神様"という後日談が足されていますが、うっかり気を許すとほろりとさらに行ってしまうという。気を付けてください。
小松 左京, 谷 甲州の日本沈没 第2部
2006年に出版されていて気になっていて、つい読めずにいたのですが、この間本屋に行ったら文庫になっていたので買いました。
あとがきによるともともと日本第2部は構想としてあったものの、他の仕事に忙殺されて書いていなかったと、でもって今回新たにチームを作り、小松左京他はブレーンに、ライティングは谷甲州にということらしいです。
という経緯はさておき、中身はちゃーんと日本沈没の25年後になっているところが素晴らしい。
当時と比べると技術も発達して、エンターテインメントも刺激的なものばかりになってしまったのに、今もちゃんと存在感がある、というのはすごいなと思います。
吉田 戦車のなめこインサマー
相変わらずの吉田戦車っぽさ全開のとおもったら、これかなり前に書かれたものらしく、なぜに今頃文庫化?と思っているのですが、吉田戦車さんの文体が微妙に今と違うので面白いのです。
考えていることはあまり変わらないというのが安心するところですが。
恩田陸の夏の名残りの薔薇
これ、なかなか複雑になっていまして、ちょっとずつ様子を変えながら、第○変奏という形で話が進んでいくので、気をつけて読まないとあれ?あれ?となってしまうのですね。
本篇もですが、あとがき、解説、著者インタビューと盛りだくさんなので、そのあたりも楽しめると思います。
新井素子のひとめあなたに...
あとがきが全文載っているここを見ていただくとわかると思うのですが、1981年に出た本ですね。
前は角川文庫から出ていて多分2-3回買ったことがあるんじゃないかと思うんですが、そのたびに捨ててしまっていて、また買ったと、そういうわけですね。
狂ったほうが楽なのに狂わないというチョイスをする女子大生なのですが、江古田から鎌倉まで歩かせるという発想がすごい。厳密には途中バイクに乗るんですが、最初に読んだとき田舎の中学生だった僕は漠然と遠いんだろうなとは思っていましたが、あり得ないです。
まぁ文庫の値段もどんどん上がったりして(今現在この本は¥819-)年月の流れを感じますが、たまには昔読んだ本を読み返すのも良いかと。
角川文庫のほうも去年新しい版が出た(と記憶している)のでそちらと読み比べても面白いかと(角川の方はいろいろ古いままらしい)
機本 伸司の僕たちの終末
地球が滅びそうなんで宇宙船を作るよ。という話。
プロジェクトX的なサクセスストーリーなんですね、SFですが。これを見ているとあれ?3-40年後には恒星間宇宙船とかできる?とか思ったりします。
著者の熱さというかそういうのが伝わってきて僕結構好きです。
田中 啓文のハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺2
前作に引き続き落語の天才星祭竜二が噺家として成長しつつ事件を解決していくという。2時間ドラマ風に言うと"噺家刑事"と言ったところでしょうか。(何だそれ)
連絡短編なのですが、1本ずつテーマの古典落語に沿った形でストーリーが進められていくので、落語も楽しみつつ(あらすじが多いけど)ストーリーも楽しめるので、ちょっとうれしい感じ。
前作に比べると解決するのが殺人事件ではなく身の回りのことだったりするので、完全に続編という感じでもないのかも。
上方落語と江戸落語の比較としても結構楽しめるかも。
恩田陸の蒲公英草紙―常野物語
常野物語というシリーズの2作目(?)ですね、光の帝国という奴を読んだ時に"おお"と思ったので次が出るのを楽しみにしていたのですが、光の帝国に比べると不思議能力の発揮度がちょっと弱い感じで、どちらかというと20世紀初頭の風俗を楽しむという、楽しみ方になるんじゃないかと。
そういう見方をすると栗本薫の感じに似ているのではないかと、思ってます。
この人のSFを読むのはずいぶん久しぶりなんじゃないかと思ったりしていますが、再初期幻想SF傑作集とあるだけあって、文体が若いなーって感じです。
"山を生んだ男"は前に別の短編集で読んだこと気がしますが、読み直しても面白い。芥川の杜子春的な面白さと言ったらいいのでしょうか?
多分これが書かれたのは主に70年代が多いのですが、そのころのSFのにおいがしますね、やっぱり。
スティーブンキングのダークタワー
これ、文庫版が全部揃ったという情報を得まして今年の頭からずーっと読んでいたのですが、長かった。
さすがに文庫で16冊はタダものじゃないなと思いました。
ええと、エンターテインメントなんですよ、終始。
なので読み飽きることないという感じです。しかし、片仮名の名前を覚えることの苦手な僕は読むのが自然と遅くなっていってしまい半年かかってしまったというわけです。
後半はどんどんメタフィジカルになっていって面白さが変な方向に加速していくわけですが、そのあたりが見どころじゃないかと思います。
おなかいっぱいになったので、当分長編は良いです。
なぜかキーボードマガジン2008年5月号
なぜ今頃キーボードマガジンなのかというと、この号で月刊から季刊に刊行ベースが変わるということです。
音楽雑誌は80年代後半からのバンドブームで盛り上がって、90年代に衰退の一途をたどってしまったわけですが、やはり機材情報に関してはあまりにもインターネットによる情報伝達があまりにも進化しすぎたという感じで、ちょっと切ないものがあるわけですね。演奏技術に関する記事は1-2年の周期でローテーションするのでまぁあれなのですが。
ここ数年は綴じ方が変わったり、記事の内容も試行錯誤が続いていたみたいですが、それでもいよいよってことなんでしょうねぇ。
休刊するわけじゃないのですが、結構時代って変わっていくねと思ったので。
月刊最後は坂本龍一というあたりつぼを押さえていていいかなと。
米澤 穂信の犬はどこだ
うーん,表紙格好良い,というか邦題(原題)より洋題の方が大きいと言うところが良いですね.
これ,今までのこの人の作品と違ってハードボイルド(というか探偵物)なんですね.しかも一人称で2人の文章が切り替わっていくという辺りがなかなか面白い趣向じゃないかと.
登場人物もなんかかなりひねってあって面白い.この人の書く登場人物は変に面白いんじゃないかと思ったりします.
村上 春樹の走ることについて語るときに僕の語ること
出てすぐに買ったんですが,なかなか読み出せずにいましたが,やっと読みました.
前からこの人がマラソンとかトライアスロンをやっているというのは知っていたのですが,どういう経緯で始めたのか,何故継続しているのかというのがわかった気がします.
途中で頻繁に老いについての記述も出てきますが,この人にしては珍しいかなとそんなきもしました.
筒井康隆のダンシング・ヴァニティ
この本すごいです.冒頭から読者置いてけぼりで,メタです.しかもスパイラル構造で話が進むというか進まないというか,なんだか筒井康隆ワールド全開です.
しかし,筒井康隆は昔からすごいのだが,ここに来て円熟味を加えて本当とんでもないというか,友達から"これ面白いよ"といわれて貸されてこの本だったら,ちょっとその人を疑うというか.
・・・何が言いたいのかわからなくなりました.
筒井的虚構世界にはまりたい方は是非どうぞ.
山本弘のシュレディンガーのチョコパフェ
山本弘らしいというか(というほど読んでもないけど),SFという視点を通しての自己の存在意義の確認というかそんな感じですね.
短編なので比較的ネタ一発で押し切る感じが結構心地よいです.
それにしても"シュレディンガーの○○"というセンテンスは間違った使われ方も含めて,面白い事になっちゃいましたね.
あれ?おまえさんって小説家志望だっけ?とかそう言う話ではなく,横山えいじが絵を描いているので前から気になっていたのですが,買うきっかけがなかったので買わなかったのですが,なんか買ってみました.
すがやみつるって聞いたことあるよねーって思う方も多いと思うのですが,そうです"ゲームセンターあらし"の人です.そんな人が何故小説入門を?と思ったら今は小説も書いているらしいのです.
結構昔から入門書的な本を書いてきた人なので,内容も結構こなれた感じでこういう"マンガで○○入門"みたいな本に良くありがちな,入門書をマンガにしたってのとは違うのがなかなかじゃないかと.
内容も基本的なテクニックだけじゃない所まで踏み込んでいるのがなかなか面白い.(とはいえテクニックの部分は本をある程度の量読んでいる人だったら常識だったりするんだけどね)
すがやみつると横山えいじの分担も結構面白くて,すがやみつるが構成,ネーム,コマ割り,構図までやって横山えいじが作画という,漫画家2人ならではの面白分担でした.
まぁ結局はこの本をきっかけにもっと本を読んで勉強しなさいっていう教えなんですよ.(そんなまとめ?)
いしかわじゅんの漫画ノート
いしかわじゅんのサイトでは結構前から,"でるよ"みたいな予告があったのですが,やっと発売されましたね.
漫画家かつ漫画読みかつ漫画評論家の視点からいろんな漫画とか漫画家について語るのですが,一般読者が気づかないところなんかをほじくっていく感じがなかなか気持ちよいのです.
なにより,一つの作品についての分量がちょうど良いんじゃないかと.
漫画の時間のときも思ったのですが,客観的な視点と主観的な視点のバランスが良いんじゃないかと思います.
帯の推薦文は大瀧詠一だし,漫画読むのが好きな人は是非どうぞ.
栗本薫のぼくらの時代
これ1978年に江戸川乱歩賞を取っている作品で今まで読む機会がなかったのですが、新装本になったということで買ってみました。
かなり初期の作品なのですが、見まごう事なき栗本薫世界で、そのぶれのなさに驚きました。
巻末が赤川次郎との対談でお得な気がします。
栗本薫の樹霊の塔 伊集院大介の聖域
半年ぶりくらいの伊集院大介ですが、これはちょっと前のお話ですね。
久しぶりに森カオルの頃のお話なんですが、これに似たどこかすごい田舎に行って事件に巻き込まれるという話がもう一個あった気がするんだな。(タイトルが思い出せない)
森カオルがどういう経緯で結婚したのかやっとわかりました。
半村良のわがふるさとは黄泉の国
文庫の新刊らしいのですが,平積みになっていたので買いました.
半村良の本は見かけるとついつい買ってしまうのですが,やっぱり面白い.というかかなりきちんと取材をしているんじゃないかと思われる描写が多いのでやはり読んでいて引っかかる部分が少ないんじゃないかと.
でもこれ解説がついていなくて,詩が途中に入っていてあまりに唐突でどういう出自のものなのかわからないので面食らいました.
星新一(著)/新井素子(編纂)のほしのはじまり―決定版星新一ショートショート
新井素子編纂による星新一の選集です.
ジャンルに分けてあってそれぞれ新井素子の解説(というかエッセイ)が挟んであるので,新井素子好きのひとにも満足いく一冊じゃないかと思います.
しかし,10年経ってもこんなに廃刊された本が少ない人は珍しいんじゃないかというくらい,本屋にはまだ星新一があるってすごいことなのではないかと思います.
ここまで来ると全集が欲しくなりますね.¥31,500-だけど
井上ひさしの新釈 遠野物語
先日何故か吉里吉里人を読もうと思い立ってジュンク堂の新潮社文庫井上ひさしのコーナーに行ったらこれが目に入ったので,うっかりこっちを買ってしまいました.
"新釈 遠野物語"とは言っても遠野物語と直接つながっているわけではいません.井上ひさしテイストで語られる民話というかそんな感じです.
これ昭和50年代の本らしい,面白い本はまだまだありますね.
小川 一水の時砂の王
小川一水さんすごいです.この人の本を読む度に本当SF大好きなんだなと思うのです.この本は多分タイムパトロール物に分類されると思うのですが,古典SFがちゃんと自分の中で昇華して新しい物になっているとそんな感じです.
タイムパラドックスが起きることを逆手にとってどんどん話を動かしていく辺り面白いんじゃないかと.
新井素子のちいさなおはなし
2ヶ月連続で新井素子の新刊が出るという奇跡のような事が起きていますが,小説すばるに連載していたものを一冊にまとめたらしいです.
内容は新井素子風の童話です.後書きによるとひらがなにしてかわいい単語を選んでタイトルにしたと.なるほど,という言葉のチョイスです.