Music: 2004年2月アーカイブ

Gear Acquisition Syndrome略してGASってのは日本語にすると"楽器欲しい症候群"になるのかな?どこの国でも同じで物色し始めるときりがないし練習時間より物色(最近はwebだけど雑誌とか)のほうが長くなったりね。
このページによればギター弾きなら程度の差があるけど誰にでもある事で、それは収集とはまた違った意味の一種の軽い病気みたいなものってことみたい。
確かに自分もいままでいくつかギターを手にしては合わないからって売って別のを買ったりしたし、エフェクターなんか一時期石ころのように転がっていた時期もあったなあなんて思った。上のページの一番下に程度を見る簡単なテストがあるんだけど、やってみたら結果は「楽器店への入店は大人同伴で土曜日の10時から6時に限る」と診断されてしまった・・・。う~ん。




Stevie Ray Vaughan & Double Trouble: Live From Austin, Texasのビデオが出てきたので久しぶりに見てみた。
いつ聞いてもこの人の音は分厚くてすごい迫力でかっこいいんだけど、このビデオで演奏している会場、いわゆる彼の地元なんだけど観客の無反応ぶりにはぶったまげるとしか言いようがない。テレビ撮影用の客なのか、あんなすごい演奏しているのに全員おとなしく座っているだけじゃなくてそっちのけで話していたりするんだもんね。なんか理由があるんだろうけど演奏しているスティービーの方も普通じゃないと思っていたんだろうなあなんて思ったのでありました。

Tuck & Patti

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日本でも人気のTuck & Pattiのコンサートを聞きにKuumbwaへ行った。(先週と同じ場所)
小さな会場で200人も入れば満員なんだけど、またもや2列目真正面なんて場所で見れた。
何年も前から行きたかったんだけど、Blue Note Tokyoでチケット一枚1万円って言われたら当時は行けなかったのが印象に残っていた。ちなみに今回は一枚21ドル。
アメリカでの人気は日本ほどではないみたいなんだけど、この日も7時と9時の2セットどちらも満員だったみたいで、やっぱり知っている人は多いみたい。でも最新のCDは日本とヨーロッパでは出ているのにアメリカではまだ発売になっていないとかなんとか。
コンサートの方はそりゃもう最高でした。一緒に行ったうちの奥さんなどはワインを飲みながら聴いていたせいかPattiのdeep voiceにうっとりしてたし、自分はTuckの超絶ギターテクニックに空いた口が塞がらない状態が延々と。音楽的なコンビネーションも最高だったり、しゃべりも面白かった。

そのしゃべりなんだけど、Tuck曰く「Pattiが曲が終わって奥に引っ込んだってことはさあ、俺になんか弾いていろってことだよなあ?そりゃいいぜ、なあ。そんじゃあウェス・モンゴメリーの曲をやるんだけどね、この曲はマイ・フェア・レイディーっていって大好きな曲ですげえ気に入っているんだけど、ずっとウェスの曲だと思っていたんだ。とにかく夢中で一音逃さずにコピーしてね。何年か前にレコーディングする機会があってリハーサルでPattiが歌っているのを聞いたんだよ。そしたら彼女がなんか変な風に歌ってるんだよね。おいおい違うよって言ったらスタッフみんなが変な顔してね、よく話を聞いたら違ったバージョンで覚えていたのは自分だけだったみたいでね。ウェスはオリジナルから相当アレンジして録音してたみたいなんだよ」

実際はもっと笑えたんだけどこんな感じの事をしゃべってたよ。
一歩間違えると恥ずかしくなるくらい愛とかをテーマに歌っているんだけどPattiのソウルとTuckのJazz魂と独特のスタイルが融合するスタイルはとても貴重な音楽だと思う。




買い物のついでに久しぶりに悪名高いGuitar Centerへ出かけてギターの弦を買ってきた。これはD'Addario strings(ダダリオ)という会社の製品で、もうずっと愛用しているんだけどとくにこれがいいっていう理由は別にないんだよね。品質が安定してて値段が安いしどこでも売っているしってことくらいかなあ。もっとも学生の頃はビンボーでこの弦1セットを1500円(1300円だったかも)で売っていた田舎の楽器店では買える分けもなく、当時はYamahaとかの500円セットを使っていた。このアメリカ製の弦がいつも買えるようになったのは東京に出てきて社会人になってからのことで、それも一番大きな理由は東京の楽器屋で買うと安かったってことだと思う。確か600円くらいだったかな?
昨日買ってきたこのセットも、1セットずつ買うと$5くらいするんだけど10セット入りの箱だと税込み$30で買えてしまう。なんか弦ってけっこういいビジネスだね。

ちなみに昨日行ったSan JoseのGuitar Centerは相変わらず倉庫みたいな場所で、フロアのあちこちで近所のガキがすんげえでかい音でギョンギョンスタイルのギター弾いててとても楽器を試奏できるような場所じゃあない。いいものも売っているのにとても残念。定価$5000くらいのレスポールカスタムが傷物で$2000で売っていたりそりゃもうハチャメチャだった。傷モノがいつ行ってもたくさんあるんだけど、扱い悪いんだろうな。


前にも似たようなサイトを紹介したんだけど、このGuitar Tab Universeも何でもそろってるよ。海外のサイトだから"B's"とか入れても出てこないけど、自分がよく弾いているRed Hot Chilli Peppersなんか無数にギターやベース、コード譜があるのでとても便利っすよ~ん。
そのサイトではどのファイルが人気あるかトップページに出ているんだけど、最近のものに混ざってLed Zeppelinの”天国への階段”が上位に入っているのがなんかもうギタリストの定番ってことを表しているのかね。


新しいアルバムが出てたので買ってきて聞いてみた。デビュー作でグラミー賞を取りまくって、今回はすごいプレッシャーだったと思うけど、音楽の方はずいぶんリラックスしててなんかカントリーまでやってしまってます。(多分好きなんだろうね) ホント、この人って声で得してますね。

と、ここまで書いて終わりにしようと思ったんだけど、ノラ・ジョーンズで思い出すのは去年の夏、Berkeleyに彼女のコンサートに行ったときのこと。野外の劇場で自分たちは芝生席の一番前でのんびり寝そべって聞く事にしたんだよね。芝生席の前には幅4メートルくらいのコンクリートの通路があって、その前はコンクリートの階段と言うか自由席みたいになってる場所で、当然というか通路で立ってみる人が居るじゃないっすか。別に邪魔じゃなかったんで気にしないでいたんだけど。日が落ちて暗くなってコンサートが始まると通路で立っている連中がなんか妙にベタベタするじゃ~ありゃ~せんか。「まあちょっとろまんちっく入ってしまうのも無理ないか」なんて思っていたんだけど、あまりにも激しいのが視界に入るし、おまけにその人たちはいわゆる同性愛な方々でして、普段見慣れない自分たちはどうしても視界に入ってくる彼(彼女)達の姿が気になってしょうがないじゃねえっすか。そんな連中達が目の前に少なくとも3組もいらっしゃって、忘れられない夜になったのは言うまでもないっすよね。目の前で男同士がお互いでパンツとかシャツの中に手を入れてたらねえ・・・。

昨日のニュースでサンフランシスコ市は同性の結婚を認める方向で動いているとか。確かにメッカだからあちこちで見かけるし、東海岸のボストンが先を越すとかいう噂だったんで負けるなって言う事なのかもしれないけど、見慣れていない自分たちにはまだまだ難しいっす。

McCoy Tyner

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久しぶりに音楽を聴きに行ったんだよね。Jazzピアニスト(なんかそういう肩書きが似合わないな。どっちかと言えばアーチストだと思う)のMcCoy Tynerという人のソロ演奏で、もう内容の方は即興の嵐でどこからそんなフレーズが出てきて、聞いた事あるフレーズが出てきてまた違うのに行ったりもうスゴイの一言。こんな人の演奏が5メートルの距離で聞けるってのもSanta CruzのKuumbwa Jazz centerの特徴なんだけどね。なんでも60年代にジョン・コルトレーンに見いだされてこの世界に入ってきたとか。そう言うのは自分には全く分からないけど演奏を聞けばこの人がどれくらいぶっ飛びかってことはよく分かったし、とても60半ばのじいさんのする事じゃないのは確かだった。のそのそと現れてボソっと少ししゃべったあとはもう演奏の連続、曲間にすこしまたボソっとしゃべることが2回くらいあったけど、あとは本当に演奏だけ。ピアノから弾き出される音の嵐がピアノのふたから反射して聞こえる(なま音)のと、そのふたに写る弦がたたかれる様子が一種のアートでしたな。
来週はTuck&Puttiを同じ場所に見に行く予定。

せっかくJam Packまでインストールしてあるのでループをペタペタ貼付けて出来上がったのがここにあるWOPSという曲。自分で演奏したのはグチャグチャなギターだけっす。なんかループだけで作るとBGMみたいな音楽になっちゃうんだけど、それって自分のセンスの問題なんだろうな、多分。


先月のNAMMで見かけてヨダレを流したPaul Reed Smithのギターはこれだったてことで。

James Brown

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彼の場合逮捕されるというニュースは何年かに一回は聞くような気がするけど、またやっております。今回は家庭内暴力だそうす。それにしても公開されている写真がとってもファンキーだと思いません?
70歳でもまだまだファンキーでありやす。

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