名称未設定ファイル | 品田遊 (20240320読んだ)

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81pfA3hoRwL._SL1500_.jpg品田遊の名称未設定ファイルを読みましたよ


名称未設定ファイルと言う名の通りPCにファイル名をつけずに保存していた素材のような短い文章がとんとんとんと並んでいる本。
この作者の発想とか文体とか好きなのですが、その頭の中を覗いた感じになって面白い。
短編集というよりはショートショートの感じなんでしょうかね?ほとんどの話でオチが強烈で笑っちゃいます。

この中で僕が好きなのは、ありそうな雰囲気だけど無いであろう「亀ヶ谷憲久の動向を見守るスレ part2836」、筒井康隆的なドタバタの「有名人」、最後にすとんとオチがある「カスタマーサポート」。



黒猫の三角 Delta in the Darkness | 森博嗣 (20240330読んだ)

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71E92gML5lL._SL1155_.jpg森博嗣の黒猫の三角 Delta in the Darknessを読みましたよ



ミステリーなので色々と書くのもあれなんですが。まさかの犯人。
いや、途中でおかしいと思ったんですよ。〇〇が途中でXXに変わったのなんで?と思っていたんですが。まさかねぇ。
叙述トリックになるんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?

こうやってこの人の本にはまっていってしまうんでしょうね...



CRCK/LCKS Billboard Live (20240327見た)

712rqiBUtOL._AC_SL1024_.jpgCRCK/LCKS Billboard Liveを見にビルボードライブ横浜に行ってきましたよ。



3月の頭にも行ったばかりのビルボードライブ横浜ですが、先日WEBサイトのスケジュールを見ていたらCRCK/LCKSのライブを発見。勢いでチケット取ってみました。
数年前、小田朋美がFinal Spank Happyに参加してからその流れでCRCK/LCKSを聞くようになったのですが、メンバーが手練れでジャズの人ばかりなのになぜか曲はポップスと言う辺りが僕のツボなんじゃないかと。
ライブを見ていて気づいたのですが小田さんの発声はもしかしたら原緑さんと似ているのではないかと、Final Spank Happyを聞いたときには特に感じなかったのですが、ライブではあれ?似てるかもと言う感じでした。

今回2階のカジュアルエリアから拝見していたのですが、曲の変わり目はもちろん曲中も皆さん足元でガチャガチャとエフェクトを切り替えているのが面白い。(見る所が変)
それと小西さんが使っていたボコーダーのときのあのコントローラーはなんだったのかなー。あとアタックが弱いハモンドオルガンみたいなシンセの音あれ好き。

ちなみにライブで一番好きだった曲は「O.K.」ですかね。歌詞に三鷹出てくるし。

写真は総総|CRCK/LCKS



海がきこえる | 氷室冴子 (20240315読んだ)

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718tkyK9y7L._SL1500_.jpg氷室冴子の海がきこえるを読みましたよ。




先日Kindleのページで割引されていたのを見つけて、"そう言えば、アニメも見てないし、小説も読んでない"と思って読むことに。
90年頃の作品なので、未成年の飲酒関係の表現が緩かったりとかして時代だなぁと思ったりするんですが、僕の学生時代とタイミング的にはあっているので読んでいていわかりやすい。
里伽子の思春期に都会から地方に引っ越しをして、モヤッとしたまま過ごす感じはなんか好きです。

僕が思っていた氷室冴子とはちょっと違う文体で、でも登場人物の感じは氷室冴子!と言う感じでした。



法治の獣 | 春暮康一 (20240310読んだ)

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81dQ0JGmWOL._SL1500_.jpg春暮 康一の法治の獣を読みましたよ。




2022年のSF界隈でとても話題になっていた作品で、Amazonで見かけてしまったので購入。

短編が3本収められていて、どれも宇宙での地球外生命体との話なのですが、表題作の「法治の獣」はなかなか一筋縄ではいかない。
なぜか本能で法治している生物がいる星でその生物の法律(?)をそのまま人間に適用しても行けるんじゃない?という実験都市の話。
自分で書いていても何を言っているかわかりませんが(笑)その発想が面白い、とお伝えしたいのです。



NakamuraEmi Billboard Live 2024 YOKOHAMA-OSAKA (20240305見た)

91H-QhgYVdS._AC_SL1500_.jpgNakamuraEmi Billboard Live 2024 YOKOHAMA-OSAKAを見にBillboard Live YOKOHAMAに行ってきましたよ。




お誘いをいただき、昨年の8月に引き続きのNakamuraEmiさんですが、今回はバンドセットで
Vo.NakamuraEmi
Gt.カワムラヒロシ
Ba.SOKUSAI
Dr.TOMO KANNO
な編成。

昨年見に行ってからちょいちょい聞くようになったので、"これ知ってる!"と言う曲が増えていてそうなるとより楽しめる感じです。
更に今回はバンドセットだったので曲のメリハリもより強く出ていて好きです、僕。
それとやっぱりリズムの音が大きめなので、声も張る感じになるのでそれも良いですよね。

写真は"ご飯はかために炊く"が収録されている Momi | NakamuraEmi ですね



キングジム Boogie Board(papery)BB-18M-S2A (20240319買った)

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bb18_im12.jpgキングジム Boogie Board(papery)BB-18M-S2Aを買いましたよ。



仕事中にちょっとだけメモしておきたい、という事がちょいちょいあってそのたびに紙とかポストイットにメモして捨てて、というのがなかなか面倒だなぁと常々思っていたのです。
そんなときに見つけた初代のブギーボードを2010年に買って便利に使っていた( https://www.omaken.com/mt/2010/12/improv-electronics-boogie-boar.html )のですが、これがまた電池交換できず、使い捨て(とは言えスペック上は50,000回消せたらしい)で捨ててしまい、その後はまた紙とポストイットの生活に戻っていたわけです。

で最近この記事 ( https://ascii.jp/elem/000/004/189/4189362/ )を読んだら、最新のやつがなかなか良さそうなのでぽちっと。
初代のブギーボードのイメージがあったので、このフニャフニャのシートのどこに電池が入っているの?そして電池は交換できるの?とか思っていたんです。届いて見てみたらスタイラスの方に電池が入っていて、消すときだけスタイラスの後ろで通電させるっていう方式に変わっていたんですね...
確かに電池のためにサイズを犠牲にすることもないし合理的だなぁ、と。

[好きなところ]
・メモがいらなくなっても捨てることを考えなくていい
・アプリがあって取り込める

[好きじゃないところ]
・スタイラスがないと消せない

2010年の頃はまだスマートフォン黎明期(iPhone4の時代)だったので、書いたデータをUSBで吸い出せたり、SDカードに書き出せるとメモが再利用できるのにねぇ、とか思っていましたが今はスマートフォンにアプリを入れて撮影、処理すればいいだけなんでなんか隔世の感があります。(似た様なケースにホワイトボードのプリント機能がありますが)

これUSのKent Displaysが開発している商品で、そっちのサイト( https://myboogieboard.com )を見てみたら更に面白そうな商品があってなんか羨ましい。(ただの文具マニア)

いくるんYahoo!ショッピング店で¥4921-(¥886-相当ポイントバック)



音楽は自由にする | 坂本龍一 (20240305読んだ)

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615r7QzouEL._SL1486_.jpg坂本龍一の音楽は自由にするを読みましたよ。


坂本龍一が亡くなった後に文庫化された本で、単行本は2009年に発行ですね。
80年代(YMO直後)までに関してはパラパラと思い出す感じで綴られていますが、その後は音楽以外の活動もしているからか思想的な話も出てきて興味深い。
とは言え、80年前後のミュージシャン交友みたいなところは一番好きかもしれません。(これはポンタの自伝でもそう思った)



劇場アニメ 映画大好きポンポさん (20240221見た)

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dd20689e72266aa0.jpg劇場アニメ 映画大好きポンポさんを見に行ってきましたよ。




原作を好きで読んでいて、通常の劇場公開のときには見に行けなくて配信で見たのですが、今回フィルム上映をやるということで張り切って見に行ってきました。

今回は一度見ているモノを劇場で見直したのでストーリー的には「知ってる!」という感じなのですが、前に見てから1年くらい経っているのでいい感じに忘れているところも多く「あ、そこは原作と違うのかー」というところとか映画向きに熱血なサクセスストーリーも加わっていて、よりエンタメ感が上がっている所が映画化と言う感じ。

肝心なフィルムになったからという部分については、僕ちょっとわからなくて申し訳ない感じなのですが、鑑賞特典の小冊子はちょっとうれしい。



べらぼうくん|万城目学 (20240216読んだ)

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61ssmAIzm4L._SL1500_.jpg万城目学のべらぼうくんを読みました。


万城目学の自叙伝というか大学入学から作家になるまでをエッセイとして連載していたものらしい。

この人の小説は比較的関西(京都)が舞台になっていることが多くて、僕はそのなかでも大学生の描写が好きで「この人は結構キラキラした学生時代を送っていたに違いない」と勝手に思ってましたがこれを読む限りそうでもなさそう。

そして何よりも、会社をやめて作家になるまでの段が、興味深い。
自分の母親が所有するビルの管理人をして家賃を浮かせて、会社員時代の貯金で生活をしながら応募作を書く、と言うある意味恵まれている環境なんだけど、それでもデビューまでちゃんとこぎつけられるのはやはり努力なんだろうなぁと。

まぁ作家がそのテクニックで半生を書くとなればそれは面白いよね、と言う話もあるんですが。