仕事中にちょっとだけメモしておきたい、という事がちょいちょいあってそのたびに紙とかポストイットにメモして捨てて、というのがなかなか面倒だなぁと常々思っていたのです。
そんなときに見つけた初代のブギーボードを2010年に買って便利に使っていた( https://www.omaken.com/mt/2010/12/improv-electronics-boogie-boar.html )のですが、これがまた電池交換できず、使い捨て(とは言えスペック上は50,000回消せたらしい)で捨ててしまい、その後はまた紙とポストイットの生活に戻っていたわけです。
で最近この記事 ( https://ascii.jp/elem/000/004/189/4189362/ )を読んだら、最新のやつがなかなか良さそうなのでぽちっと。
初代のブギーボードのイメージがあったので、このフニャフニャのシートのどこに電池が入っているの?そして電池は交換できるの?とか思っていたんです。届いて見てみたらスタイラスの方に電池が入っていて、消すときだけスタイラスの後ろで通電させるっていう方式に変わっていたんですね...
確かに電池のためにサイズを犠牲にすることもないし合理的だなぁ、と。
[好きなところ]
・メモがいらなくなっても捨てることを考えなくていい
・アプリがあって取り込める
[好きじゃないところ]
・スタイラスがないと消せない
2010年の頃はまだスマートフォン黎明期(iPhone4の時代)だったので、書いたデータをUSBで吸い出せたり、SDカードに書き出せるとメモが再利用できるのにねぇ、とか思っていましたが今はスマートフォンにアプリを入れて撮影、処理すればいいだけなんでなんか隔世の感があります。(似た様なケースにホワイトボードのプリント機能がありますが)
これUSのKent Displaysが開発している商品で、そっちのサイト( https://myboogieboard.com )を見てみたら更に面白そうな商品があってなんか羨ましい。(ただの文具マニア)
いくるんYahoo!ショッピング店で¥4921-(¥886-相当ポイントバック)
]]>坂本龍一が亡くなった後に文庫化された本で、単行本は2009年に発行ですね。
80年代(YMO直後)までに関してはパラパラと思い出す感じで綴られていますが、その後は音楽以外の活動もしているからか思想的な話も出てきて興味深い。
とは言え、80年前後のミュージシャン交友みたいなところは一番好きかもしれません。(これはポンタの自伝でもそう思った)
原作を好きで読んでいて、通常の劇場公開のときには見に行けなくて配信で見たのですが、今回フィルム上映をやるということで張り切って見に行ってきました。
今回は一度見ているモノを劇場で見直したのでストーリー的には「知ってる!」という感じなのですが、前に見てから1年くらい経っているのでいい感じに忘れているところも多く「あ、そこは原作と違うのかー」というところとか映画向きに熱血なサクセスストーリーも加わっていて、よりエンタメ感が上がっている所が映画化と言う感じ。
肝心なフィルムになったからという部分については、僕ちょっとわからなくて申し訳ない感じなのですが、鑑賞特典の小冊子はちょっとうれしい。
]]>万城目学の自叙伝というか大学入学から作家になるまでをエッセイとして連載していたものらしい。
この人の小説は比較的関西(京都)が舞台になっていることが多くて、僕はそのなかでも大学生の描写が好きで「この人は結構キラキラした学生時代を送っていたに違いない」と勝手に思ってましたがこれを読む限りそうでもなさそう。
そして何よりも、会社をやめて作家になるまでの段が、興味深い。
自分の母親が所有するビルの管理人をして家賃を浮かせて、会社員時代の貯金で生活をしながら応募作を書く、と言うある意味恵まれている環境なんだけど、それでもデビューまでちゃんとこぎつけられるのはやはり努力なんだろうなぁと。
まぁ作家がそのテクニックで半生を書くとなればそれは面白いよね、と言う話もあるんですが。
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途中まで読んで放置していましたが、内容を全部忘れていたので最初から読み直したという一冊。
一つのストーリーがいろんな人の視点からの短編でつながっていくと言う形式で、内容も木皿泉らしい内容。
ちょっと複雑な人間関係があって、登場人物が結構みんな優しいというのがいいんだよなー。多分。
元同僚MJ女史から「チケットがちょっと安くなるので見に行きません?」とのお誘いを受け見に行くことに。
よくわからないままに見に行った僕なのですが、思っていた重々しさが無く全体的にコミカルな感じで"はて?"と思って休憩時間によく見たら「ケン・ヒル版」とあって、"あーなるほどそういうことか"と合点がいった僕なのですが、誘ってくれた元同僚は気づかず「なにこれ、どういうこと?」となぜか僕が質問攻めに(笑)
劇団四季でおなじみのオペラ座の怪人はアンドルー・ロイド・ウェバー版(というかこっちは無印と言う感じか)なんですよね。
というハプニングがあったものの、ミュージカル自体は良く、悲劇なのにそう感じさせない演出は結構秀逸なんじゃないかと。
セットの作りも良くて、ステージの中にもう一つステージがあって、その緞帳の上げ下ろしで場面が変わったり、ステージ内ステージの手前でストーリーを進られるようになっていました。
字幕がステージ横に出るのですが、字幕を読むと人の動きが見られなくなるので、ストーリーは予習していくべき、という結論です。(英語を学べ、という話は別の話)
写真は原作オペラ座の怪人 (新潮文庫)
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いつものように簡単に言うと地球破滅もの。
4人の主人公がそれぞれの視点から滅亡までの日々を綴っていて、4人目の主人公(ボーカリスト)が滅亡の日にライブを行うことがゴールになっているところにカタルシスがあります。
4人の主人公のうちお母さん(静香)のキャラクターが一番好き。
文庫版には「〈巻末対談〉新井素子×凪良ゆう」が収められていて、新井素子「ひとめあなたに...」に影響を受けた作品だ、と語られているのですが、新井素子と比べるとちょっと狂気がマイルド。
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『著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」(編集者「信じていません!」)』
という惹句がついているこの本。
代表作の主人公が挨拶に来る表題作「カーテンコール」が話題でしたが、僕は「コロナ追分」「離婚熱」あたりのコロナとその世の中を題材にしている作品が好き。
「川のほとり」の亡き息子(伸輔)さんとの夢の中での会話も感動的に盛り上げつつも"自分の夢だから、息子が言っていることも自分が考えていることなのだ"と冷静に見ているところは本当に素晴らしい。
老境にあってもまだ人に求められる作品を書き続けられる、と言うところはやっぱりすごいですよね。
]]>前から目をつけていた小型のロボット掃除機が安くなってる!ってことで購入。
数年前にiRobot Braava Jet 240というものを購入しまして、当時"掃除機をかけるところよりも床を吹くのが面倒なのでこれっでお掃除らくらく!"と思っていたのですが、今回掃除機・水拭き機能のモノを導入すると、床に関しては自分でほとんど何もしなくて良いからより便利、ということに気づきました。(人間はこうやって堕落していきます)
猫の人がいなくなったので予期せぬものが落ちていたりという事件もないので、1日1回スケジュールして留守中に掃除できるわけです。
うちの場合だと2DKの寝室を除いた部分の掃除をしてもらっているので20分くらいで掃除が完了します。
[好きなところ]
・掃除が楽(というか何もしないでいい)
・ゴミも勝手に捨ててくれる
・水拭きもしてくれる
[好きじゃないところ]
・水拭きはシートのセットがあるので在宅中じゃないとできない
Braava Jetのときは「あんまり頭良くないなぁ」みたいな動きをしていたのですが。K10+は部屋の形に沿って掃除してからその中を掃除していく塗り絵のときのような動きをするので「こいつ頭良さそう...」と言う感じ。
水拭きに関して言うと掃除が終わった後、Braava Jetのに比べるとモップが汚れていないのはちょっと物足りない気がする。
なんかですねフローリングの目と直角に掃除をすることがあるのですが、そうするとガコンガコン音がするので、なんとかならないかなーと思っております。
トレテク!ソフトバンクセレクションで42,800円(4051円分キャッシュバック・使い捨てモップ8袋付き)
]]>野崎まどの本だ、ということで内容については何の予備知識もなく読み始めたわけですが、読み始めると人工知能が完全に生活のサポートをしてくれて仕事すらする必要がないというユートピア(ディストピア)もので、「なんかオーソドックスなSF?」と思ったら、あれがそうなって、なぜだかロードムービー的な展開になって、最後も「まさか!?」という結末。
そうですよね、タイトル"タイタン"ですもんね...。
なんか先が気になってすごい勢いで読み切ってしまいました。
]]>久しぶりに眉村卓でも、と思って買った本。
バリエーションも結構多くて読んでいて飽きないところが良い。
6-70年代の作品ばかりですが、そもそも風俗に関するな表記がそんなにないからか読んでいても違和感がないところはさすが。
表題の「仕事ください」の童話じみたオチとか、「奇妙な妻」の映像化しやすそうな雰囲気とか好き。
タイトルがなかなかおもしろい、という事で買った本。
ざっくり言うと、近未来、戦争が起きた後の東京の警察が舞台の女性バディもの。
東京が舞台の話を海外の人が書く、というハリウッド映画でよくあるあの感じを半分期待していたのですが、ちゃんとした日本感(活字だしね)
連絡短編で複数の著者が書いているためか、章ごとにテイストが微妙に変わるんだけど、大きなストーリーがあって、結構などんでん返しだったので椅子から落ちそうになりました。
なんかぼーっとしていたら、半年ほど映画を見ずに過ごしてしまっていてびっくりしました。そんな中アクアマンの続編が!というわけで見に行ってきました。
パート2らしく軽い部分も入れつつストーリーもちゃんと進めてというところがさすがハリウッド。そして今回シン博士(ランドール・パーク)という新しい登場人物が敵じゃないのにアクアマンが出てこない部分でストーリーを引っ張っていくのが面白い。(一般人で博士なのになぜか頑丈というところもよい)
海の中が主な舞台なので、乗り物とか建物の造形もSFっぽくて好き。
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未だに筒井康隆ブームが続いている僕なのですが、これは60年代の短編が収められた短編集。
学生時代に図書館で筒井康隆全集なるものを多分全巻読んでいるので、そこそこ読んだことあるんじゃないかなーと思ったっりしながら読むのですがですが、ほとんど記憶にない。時間とは恐ろしいものです。
と言う話はさておき。60年代に書かれているにも関わらずその頃になかったインターネット上でのアバター的なはなしであるとか、未来を予見しているような話は多くて面白い。
そして政治家批判とか、海外から見た日本人像みたいなものの面白さは数十年ぶれないと言うところはさすがです。
松浦 雅也氏がソロでライブをするようになって3-4回見に行っている僕なのですが、最近はピアノをメインに弾く曲が増えていて、今回はRoland A-88MKIIとPianoverceの組み合わせによるピアノ演奏を披露。当日の写真はこんな感じ( https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=10161223684448044&id=548068043 )
今回は箱が小さいのでアットホームな雰囲気でライブも進んでいって、機材の話とか、ピアノ演奏様にリハモしてると言う話とか色々してくださいまして、中でも興味深かったのは「ボコーダーは発している声の大きさ、高さなんかも最終的な出音に影響するので全然違う音を歌っていることもある、しかも怒鳴っているので今回は客に聞かれても良いように発生とボコーダーを通した音程に乖離がない曲をチョイスしています」と言う話。僕がボコーダーを使うときは話し声(もっと小さいかも)位の音量だったりするので、「あ、だからノイズに埋もれるのか!」と変なところで目から鱗。
後は「若い頃書いた曲なんかは消耗が激しいので、もうライブ2時間とか無理かも」みたいなコメントを聞いてやっぱりミュージシャンも体力だよなーとか思ったり
結構急に思い立って行くことにしたライブでしたが、昔の思い出とまだ進んで行く感じが年末に見られて良かったなぁと。
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