NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』を見てきましたよ。
2022年はQ:A Night At The Kabukiの再演だったので、2年ぶりの新作は高橋一生と松たか子の共演。
今回はいつも以上に席も良く演者の顔が細かく見えるし、更に体調も良く(寝不足だとたまに落ちそうになる)楽しめました。
いろんな世界とストーリーが混ざっていく野田秀樹の芝居なのですが、今回はいつも以上に新しい話(VRとか生成AI)もあって、そういうところも楽しめる。
プロジェクターとか、人形(被り物)とか、向こう側が面白く見えるパネルとか小道具の使い方もたくみで、ストーリー以外の部分も面白い。
それにしても今回ちょっとびっくりしたのは、松たか子が芝居中踵を上げてることが多くて、動き回ることが多い芝居ではあるんだけど、体力すげーなと。高橋一生も思った以上に男前(笑)だし、立ち姿とか歩き方走り方も美しい。
みなさんもっと見たほうが良いと思うんだけどと思いつつ、たしかにチケット代とか地理的な問題とか色々あるから、と思って思い出してみたら80-90年代はNHKでも劇場中継よくやってて、それで興味を持って見るようになった気がするなーと思って調べてみたらNHKにデータベースがありました。NHK恐るべし。
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009010600_00000
中川 右介の角川映画 1976-1986(増補版)を読みましたよ。
拙宅のおもしろDVDライブラリーの中に「角川映画30周年全予告集」というのがあり(「コミックチャージ」という雑誌の創刊号の付録だった)、どのお予告を見ても知っているものばかりなのでやっぱり角川映画ってすごかったよねー、と思っているのですが、この本はその角川映画立ち上げからの10年を書いた本。
というか、角川映画を通した角川春樹の半生記です。
角川映画ってなんであんな映画ばっかり(原作とぜんぜん違うとか)だったんだっけ?と言うことがわかったというか、なによりも角川書店のプロモーションの一部だったというのが面白い。
TM NETWORKのDEVOTIONを聞きましたよ。
TM Networkってなんか気づいたら再結成してたり、活動休止していたりでよくわかっていない(酷い!)僕ですが、先日サンレコで特集をしていたので聞きましたよ。
このアルバムは大まかに
・新曲
・昔の曲のリミックス(とは言えボーカルは新録らしい)
・ライブアレンジをスタジオ録音
・すごい昔の曲
に分かれておりまして、純然たる新曲は少なかったりなのですが、アルバム全体の流れではちゃんと今っぽい雰囲気に仕上げているところが小室哲哉なんだなぁと思います。
ライブの先行予約のお知らせが入っていたので応募したら当選したので見に行ってきますっていうか、前に見たのは2012年らしいので10年以上ぶりということにこれまた衝撃を受けております。
CORNELIUSの夢中夢 -Dream In Dream-聞きましたよ
Mellow Wavesから6年ぶりと聞いて、"そんなに経っていたのか..."と驚いたのは僕だけじゃないと思うのです。
まぁそんなことはさておき、1曲ずつ小出しにリリースをしていたので"Corneliusmさんってもうアルバム出さないのか?"とすら思ってしまっていたのですが。
そうじゃなかったみたいで嬉しい。(個人的にアルバムで数十分同じ人を聞き続けるのが好きなのです。)
相変わらず同時に音を出さないアレンジで音も整理されていていい作品です。
神林長平の先をゆくもの達を読みましたよ
3回目の火星への移住が成功してその先の話。
まず面白いのは、火星への移住が2回失敗したのは男性がいるから、と結論を出して女性だけで移住をして成功してしまうところ。
男性の攻撃性なんかが移住の枷になると判断してしまうからなのですが、なんか面白い。
あとは「野生機械」という面白いものが登場してきて、挙句の果てには「地球産の野生機械」まででてくるのは、完全に想像すらつかない世界。
森博嗣のすべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズを読みましたよ。
いやね、本当今更なんですよ。そもそも96年に発表された作品なのに、なぜか2017年に購入して5年寝かせていたのを読みました。
森博嗣のデビュー作で、ミステリーの雰囲気もありつつなんだけど、トリックがあまりにも特殊で"そうきたか!"と思わされました。
90年代前半に書かれたとのことでIT関連(その頃は多分ITと呼ばれてなかったような)の記述がちょっと古いけど、その古い時代のシンプルさが故のトリックかも。
村上春樹の遠い太鼓を読みましたよ。
村上春樹のエッセイ(というか小説以外)をあんまり読んでいなかったりする僕です。
なので、ふとKindleでみかけて買ってしまうわけで。
この本は80年代後半にイタリア、ギリシア等に滞在した日々について書いてある本。(作品的には「ノルウェイの森」「ダンスダンスダンス」を書いていたころ)
いつもの小説の文体で、で歯に衣着せぬというか、良かった、悪かったが明確に描かれているので、違和感というか、シンプル!と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
知人が「村上春樹のエッセイは好きで全部読んでるけど、小説はわかりにくくて読んでいない」と言っていたのは、このことか!と今更ながら気づいた次第です。
この時の滞在が「スプートニクの恋人」とか「ねじまき鳥クロニクル」に影響がある気がするので、小説好きには良い滞在をしてくれた。と思うのです。
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースを見てきましたよ。
前作の「スパイダーマン スパイダーバース」が結構好きな僕なのですが、前作のエンディングはこれの予告だったのかー(って多分みんな知ってた)
スパイダーマンの「ヒーローとは云々」みたいな感じよりも、パラレルワールドというかマルチバースに前作以上に思いっきり舵をきっているので、僕は結構好きです。
アニメの表現がアメリカンで、目がチカチカするのと、たまに画面に出てくる注釈みたいなのがおいきれなくてちょっと残念。
怪物見てきましたよ。
どうやら良いらしい、そして坂本龍一が音楽やってるらしいという話を聞きつけまして見に行ってまいりました。
主に3人の角度から3回同じ時間が繰り返されて、角度の違いで全く違うストーリーが見えると言うところがポイントかと。
そして久しぶりに見た田中裕子は怪演でした。
Aquaも良いところで使われてたなぁ。
なんか邦画っぽい邦画を久しぶりに見た気がします。
ワイルド・スピード/ファイヤーブーストを見ていました。
何作か前から映画館で見るようになったワイルド・スピードですが、相変わらず登場人物どんどん増える上に一回戦った敵はほぼ味方になる、と言う少年ジャンプ方式を取り入れているために、新作を見るたびに「...この人なんの人だっけ?」と思うことが多いシリーズです。
今回は新キャラとしてジェイソン・モモア(アクアマンの人)がハイテンションで終始色んなところを爆発させまくっているのでカーアクションだけじゃないよ、と言う雰囲気がでてきてます。
そして今までになかった続編への強い引きがあるので、実は途中の1本だけ見ても楽しめるというのがなくなってしまったのが残念。
これいつまで続くんですかねぇ。そろそろ代替わりしないと登場人物の皆さんしんどそうですよね。