本: 2009年6月アーカイブ

20090620

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梶尾真治の精霊探偵

SFというよりはオカルト(笑)にちかい作品。
あっさりした半村良というイメージを勝手に抱いた僕です。
熊本が舞台になっているのでちょっと親近感を覚えます。(と言っても5-6回しか行ったこと無いけどね)

最後は驚愕の落ちが待っているのでおたのしみに。

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北村薫のニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件

ちょっと変わった趣向の作品で,北村薫がエラリークイーン風味の小説を翻訳しているという設定の本。
日本の描写もエラリークイーン風なのでいちいちとんちんかんな所が面白い,さらにそれについて訳注(北村薫が書いているんだけどね)をつけていてさらに面白い。

北村薫の本は毎回毎回仕掛けが面白いよね,ミステリー部分もしっかり面白いんだけど。

20090609

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山本弘のアイの世界

短編を短いストーリーでつないでいくと言った趣の本。
で、ストーリーを語るのもストーリーの主人公も基本的にはアンドロイドがやっていまして基本的には、アンドロイドのアイデンティティとかAIの価値とかそんな感じのテーマです。

この人の本は問題提議が結構あったりしてその辺嫌な人は受け付けないんだろうなぁとか思います。

20090606

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恩田 陸のエンド・ゲーム―常野物語

常野物語はシリーズという体裁を取っていますが、一作ずつがあまりにもテンションというかカラーが違うのでちょっと戸惑いますが、そんな常野物語の新しいやつ。
今回はさらに、映像化できない感じ満載でお送りしている感じです。
そう考えると小説ってすごいよねー、なんでもかけるから。

20090604

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池井戸 潤の仇敵

この人らしい金融ミステリー。
銀行を舞台にしているので、今回も金融機関豆知識がどんどん増えていきます。
終わりはあっけなかったりするのですが、そこに行き着くまでの課程が本当面白い。

この人ってビジネス書も書いているらしい。

20090603

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梓 河人のぼくとアナン

以前読んだアナンを猫のバケツの姿を通して童話風に書き直した本です。
こうやって書くとすぐ終わってしまう・・・。

一つの物語を別の視点から書き直すというのはよくある試みなのですが、今回はそれが一歩進んで童話風になっているというのが大きなポイントじゃないかと思っています。
とはいえ、結構な厚さなので子供も読むのも大変かと思います。(読み聞かせは不可能に近いと思います)

2011年7月

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