本: 2006年4月アーカイブ

20060425

山田正紀のミステリ・オペラ

これ上下に別れているので,結構読むのに時間かかっちゃいました.
単純なパラレルワールドの話かと思ったら(単純なパラレルワールドって何?)後半になるにつれて,いろんな要素が動き出してどんどん複雑になっていってちょっと面白いです.
危篤状態から立ち直ってこれを書いたと後書きにありましたが,作家という人達はすごいですね.本当.

20060419

恩田陸の黒と茶の幻想(上)(下)

大学時代の同級生4人が40前にY島(明言はしていないのですがおそらく屋久島)に旅行に行く話で,1章ずつそれぞれの一人称の形で語られていくのでなんか面白い.
作者と同年代の話だからなのか妙にリアルな感じがしますね.

島の様子も結構ちゃんと書かれていて,観光案内的にも.

20060416

米澤穂信の春期限定いちごタルト事件夏期限定トロピカルパフェ事件

しかし,すごいタイトルの本ですが,読んでみました.
小市民になることが夢の高校生の話です.といわれても全然わからない.
創元推理文庫に入っているくらいなので,推理小説なんですよ.
タイトルとか表紙の絵からそうぞうするよりもゴリっとした読み応えでした.

20060413

究極のSF―13の解答

かなり昔に出た本らしいのですが,SFの偉い人(古典SFと言われる物を書いた人達)が,編者から与えられたテーマに沿って書いた短編集.
面白いんだけど密度が濃いというか,さーっと読めないのでちょっと時間がかかってしまいました.

20060403

神林長平の小指の先の天使

結構読んでる神林長平ですが,連作短編って感じですねこれ.
言葉遊びが多い感じではなく,ちょっと変わって寂しい感じのストーリーが並んでいますね.

僕が読んだのは文庫の方ですが.

2011年7月

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