本: 2005年12月アーカイブ

20051230

小川一水のこちら、郵政省特別配達課!

またまた小川一水なのですが
この本はそもそも"こちら郵政省特別配達課"というのと"追伸・こちら郵政省特別配達課"の2冊に別れていて前者の方がしばらく手に入らない状態だったのですが,このたび2冊をまとめてお得にパッケージングって感じですかね?
タイトル通り郵政省の特別配達課という仮想の部署をめぐる話で前半と後半は話の質が結構違います.
SFじゃないですよ.これ.

栗本薫の女郎蜘蛛―伊集院大介と幻の友禅

今年は2冊目の伊集院大介シリーズなのですが,これまた京都が舞台になってまして,サブタイトルを見ればわかるのですが友禅の着物をめぐる愛憎劇と言った感じでしょうか?
しかし,長い.
長いのは楽しくて良いのですが,本が重くて気軽に読めないんです.

20051225

小川一水疾走!千マイル急行(上)(下)

最近この人の本を見つけたら買っていますが,どれを読んでも上手いというか,本当にSF好きなんだこの人という感じの期待を裏切らない本です.
この本は,タイトルの通り千マイル急行(シベリア超特急みたいなもんか?)が疾走していく話なんですが,最初のどんでん返しに始まり,お約束の敵の襲撃もあり,最後にまたどんでん返しありと,どどどっと読んでいけます.面白いです.

20051224

筒井康隆ヨッパ谷への降下―自選ファンタジー傑作集

数年前から出ている新潮文庫のテーマ別自選集の新刊です.
解説を河合隼雄が書いているのも素晴らしいのですが,僕が一番好きだったんだけどしばらく手に入らなかった薬菜飯店が収められているのが素晴らしい.
と今チェックしてみたら,薬菜飯店から結構この本に収められているみたいです.

20051223


恩田陸のねじの回転―February moment(上)(下)

過去にさかのぼり歴史を変えると言うことを何故か国連がやっていてそこにいろんな要素が絡み合うというタイムパラドックスもののSF.
とは言えどちらかというと2・26事件の史実に関与すると言う内容なので,あーんまりSFSFした感じじゃないんですね.
恩田陸さん引き出しおおいなと思う本.

20051219

レイ・ブラッドベリの華氏四五一度

これ解説を見たら1950年代の作品だったんですね,
書籍が禁止されている世の中という設定が面白く,しかも自分以外の人がどんどん浅はかな奴に見えていくという結構自分勝手な主人公の話だったりもします.
ブラッドベリ面白いなぁやっぱり.
でもやっぱり売ってる本屋が少ないなぁ.

20051215

レイ・ブラッドベリの火星年代記

そういや,SF古典ってあんまり読んでないなーとか思い(田舎の本屋にはハヤカワが少ないんです)最近結構読んでいます.
これが書かれた頃からすると今はもうとっくに未来な訳ですが(当たり前か)2000年はとっくに火星に行っていることになっていますが,21世紀ってまだまだだよねー.

20051204

栗本薫の夢幻戦記14

最近発刊のペースがとみに落ちた夢幻戦記ですが,ちゃんと続いていたらしいのです.
中を読めば完膚無きまでの栗本薫ワールドでさらに新撰組の史実ともあっているところが相変わらずすげーなーこの人って感じです.

しかし角川春樹事務所は最近文庫の数が減ってきてるような気がするなぁ,廃刊になった他社の文庫を沢山収めててすきなんだけど.


平井和正超人騎士団リーパーズ

本屋の青い鳥文庫コーナーでふと見かけて,覚えのないタイトルだったので買ってしまったのですが"超革命的中学生集団"を改題したものでした,やられました.
とはいうものの1970年代に書いたものを2003年に復刊するために,中身を結構書き直して,21世紀ならではの時事ネタもちりばめられてます.
いやー平井和正,最近電子出版が多くてねぇ,そのためにPocketPCを買おうかと思ってしまったくらいの僕です.

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