2009年9月アーカイブ

いよいよ、あと1週間となりました。
値札はりをできるのも、あと日・月・火・水・木・金曜のみ。

リトルゴールデンブックをたっぷり持っていきます。

ハロウィーンあり、クリスマスあり、
ウサギあり、ねこあり、犬あり、ラッシーあり、ディズニーあり、
下町の人々の暮らしあり、学校生活あり、
マーガレット・ワイズ・ブラウンに、ガース・ウィリアムズに・・・・。
アメリカのすべてがあります。
片岡義男さんにもぜひ来ていただきたい(なんてね)。

アメリカでは、子どもの名前を書き込むのは普通のこと。
むしろ、はじめから「この本はーーーのもの」と書き込む欄が印刷されており、
誇らしげに書かれた子どもの名前が印象的です。
落書きの有無、印刷や紙の感じなど、
実物をお手にとっていただき、お確かめのうえ、お買い求めください。

あれこれ言われたりもしますが、
日本の古本屋、東京の古本屋をもり立てていこうと
私たち微力ながらも懸命にやってます。
敷居を低くするため、当店もちょびっとでも貢献できているといいのですが。
テレビや新聞など、取材もかなり入るようですよ。
組合の広報部も皆、懸命にやっています。
私的な思いを乗り越えて(無理かもしれないけれど)ちょっとはわかってほしいです。
って、誰に言ってるんだかな(笑)。
成功させるためには皆様のお力が必要です。
ぜひご来場ください。

海ねこ通信(にわとりさんのマネ):「おくりびと」、家族が録画してあるというので、今晩観ようと楽しみにしていました。そしたら「やっぱり録画してないかも」と。ガーン。

生きてると、いろいろあるんですね。

おそらく、公開市場も、専門店街みたいなものも
今回、最後かもしれません。
もう、やらないでしょうね、少なくとも何年かは100%ないでしょう。
そういう意味でも10月4日・5日は貴重かもしれません。

まあ、何があろうが、誰から何を言われようが、
せっかく来てくださる方、行こうかなとお考えの方に
お楽しみいただきたい気持ちには、まったくかわりありません。

はあ、ぼちぼち本気で準備しなければ→準備にはエネルギーがいる→当面ほかのことできないし→
搬送搬出の手間・費用もかかる→その他経費だってかかる
→やるからには、多少は売らないと→買っていただいて喜んで頂ければお互い嬉しいし・・・。

人形作家さんの旧蔵書、会場に持っていきます。
アーネスト・ニスターほか、仕掛けをいじってビックリ! の復刻とか、
古いポストカードから、胸キュンものの少年ばかり集めた70年代の本とか。

それから、これまで「現物を見て買いたい」という声をいただいたことのあります
サセック本各種、状態のかなり良いものが入りました。古書市場のあと、ベテラン他店から「状態よかったね」と言われた。
これらも会場に持っていきます。

これから倉庫につめます。連休後で発送多数です。
無事終えたら、今度は値札はりに邁進します。
美容院に行きたい・・・。通っていた美容院に行く時間もお金もなくて、
担当美容師のクドウさんから、ついに2度目のハガキが来てしまった。
「出不精になってませんか」と心配されてしまった。出不精というよりはデブ症?

4日・5日を乗り越えたら、6日・7日は日光の山へ行ってきます。
南部古書組合の徒歩徒歩会。
山に行ったら、戻ってこないとね。

自宅ポストを開くと、自分の好きな店の自家目録が届いている!
うがいと手洗いをしたら、
さあ、部屋で思う存分、目録を楽しもう。

あの瞬間の楽しさは格別ですね。
ほぉー
はぁー
うわー
おおー

声にならない声が漏れてしまいそう。

股旅堂さんの「古書目録No.2」が完成しました-!

matatabimokuroku02.gif

とってもマニアックでスマートな造り。
電車でページをめくるにはちょっと恥ずかしいのもありますが、
ええ、男性×の木彫り置物とか(笑)。民俗学教室のもので至って真面目ッスけれどね。

これほどのものたちをどこでどうやって蒐集したのやら。
「あっという間に作っちゃいましたよ-」と
本人は「苦労」のクの字もにじませず、それが股旅さんの美学!? にくいにくい、カッコよすぎです。
やあもう、刺激されます。
自家目録2号めを出した風船舎さん、股旅堂さんがずいぶん先を歩いているように思えて
くぅー、背中を追わせてください、自分も頑張ろうと思うひとときでした。

自分もやってみてわかったこと。目録って眺めるのは楽しいですが、作り手にとっては、 仕入れの費用と膨大なエネルギーを注ぎ込んだ結晶。ご注文がいただけますようにと切なる願いをかなえていただけるたび、ありがとうございます、と頭を下げたくなる気持ちなのです。股旅堂さんを応援しようとお感じでしたら、1冊でも何か、ぜひぜひご購入くださいね。股旅堂さんの明日を支えるのは、あなたかも。新規の方で目録をご希望の場合は、股旅堂さんにご連絡を。

ところで、他店のことばかり書いているのもなんですので、ちょこっと。
東京古書組合主催「古書の日」イベント 「日本の古本屋博」のフリーペーパーは
すでにご覧になりましたでしょうか。
何百万もするような、まさに垂涎ものの品を華麗にみせる他店。
それにひきかえ、海ねこのなんと素人くさいことか・・・(涙)。
商品力の薄さと、ビジュアル面の弱さを痛感。
かつて編集の仕事をしていたとは口が裂けても言えません(言ってしまった)。
せめて、デザインはプロにお願いするべきでした。
周囲にデザインをやれる人材がたくさんいるというのに。
ううう。猛反省しております。

いい加減「素人くささ」を売りにしている場合じゃないので。

せめて、場は頑張らなくてはと思うものの、
10月4日、5日の準備がなかなか進まず・・・。
共同目録「月曜倶楽部」やら「本の散歩展」やら
さらには、HPリニューアルやらあれこれやりながらで・・、なんて
すべては言い訳に過ぎませんね。

6年間、野放しのまま、ただただ本を闇雲にアップし続けてきたHPを、
さすがに何とか整理しなければと感じたのは、もうずいぶん前でした。
昨日もとある方から「2日間かかってアップされている本の一覧を見終わりました。
素晴らしいです! ため息がでました。でも、まだ見ていない本がありそう......。
もう少し、分類が整理されているとありがたいです。お宝がたくさん隠れているような気がして......」
と、有り難さと申し訳なさでシオシオしてしまいそうなお声をいただいたばかりでした。
ありがとうございます。励みになりました。

ジャンルごとに本を探しやすく、サイト内検索もしやすいよう、ただいま全力で整理中。
デザインは、今回、初めてプロのデザイナーさんにお願いしました。
私があれこれやって、
さらに今、海ねこ電脳部担当・Mongoが苦心して取り組んでおります(ボランティァではありません。れっきとした技術者のハシクレですからね。ちゃんとスタッフとしてお願いしております、一応ね)。

まもなくお目見えとなりますかどうか。
たぶんきっと。ちょこっと、ちょこっとだけ、ご期待ください。
「日本の古本屋博」フリペに掲載しました自店分も掲載予定です。しばしお待ちください。

倉庫は暑くてねえ、暑いから、暑い暑いと、自分への言い訳もしにくい季節。
10月4日、5日の準備、ようやく始めました。

1959年のディズニー絵本とか、
鈴木悦郎も描いている「おはなしえほん」(幼稚園 付録)とか、
人形絵本の「いっすんぼうし」(幼稚園 付録)とか。

昭和23年の「小学一年生」(くみたてジープトレーラーつき)とか。
nemurihime.jpg ohanashiehon.jpg  issunboushi.jpg 

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「少女」創刊号附録 青い鳥幸福カレンダー(絵・蕗谷虹児 昭和24年)

「少年」7月号附録 野球活動画セットとか。 

fukiyafuroku.jpg   katsudou.jpg

 一流店の中にちょこんと混ぜていただき、
こんな出品で大丈夫かどうか不安ですが、
お好きな方の琴線に触れそうなものを少しずつご紹介していこうかと。

しばらくの間、「日本の古本屋博」イベントのインフォメーションを
いちばん上にあげておきます。
せっかく準備するなら、ひとりでも多くの人に来ていただきたくって。

「児童百科事典」(全24巻 平凡社 1953年)
「絵本百科」(全5巻 平凡社 1963年)
「えほん百科」(全12巻 平凡社 1964年)

誠実評価。古書を生かします。

すっかり秋らしくなってきました。いかがお過ごしでしょうか。
ご無沙汰しておりました。
「古本 海ねこ」は、7月に自家目録第1号を発行。
7月21日から8月1日、古書日月堂 隣にて「6日間限定ショップ」を開催。
限定ショップのあとは、自家目録にご応募いただきました方々への発送に勤しんでおりました。

「東京の古本屋」サイトにちょこっとコラムを寄せましたが、かねてよりの念願どおり、
横浜の茂田井武展、横須賀・コドモノクニ展、甲府・ハンス・フィッシャー展に足を伸ばすこともできました。
相変わらず、休みらしき休みはとれませんが、
ご近所の工作舎・Iさんご夫妻と焼き肉、古書現世・向井さん・空にパラフィンさんと台湾料理、
イジー・トルゥンカの「真夏の夜の夢」上映会(阿佐ヶ谷ヴィオロン)など、
ちょこちょこ遊ばせていただいておりました。

最近は、ツイッター熱ばかりで、ブログはすっかりご無沙汰でしたが、
秋のイベントに向け、ぼちぼち始動していきます。
下記「日本の古本屋博」のフリーペーパーに各店が目録を掲載していますが、すでに入稿。
まもなく共同目録「月曜倶楽部」締切、さらには「本の散歩展」(すみませんが、今回目録のみの参加です)目録締切と
9月中に3本の目録締切を抱えまして、ひそかに悲鳴をあげております。
悲鳴といっても、ちょっと楽しい悲鳴? だといいのですが。

なにせ、長年集書してきた選りすぐりは、大半、自家目録に出しきってしまったため、
新たな集書に苦心惨憺でございます。
古書市場に通っていても、なかなか思うようには集書できないです。
いったいどうなる、「月曜倶楽部」「本の散歩展」目録といった感じです。

ところで、10月4日、5日、皆様、手帖に書き込んで、予定をあけておいてくださいね。
キラ星の如き一流店に混ぜていただき、古書会館にて、古書を販売します。

専門店がそれぞれの得意ジャンルの本を盛大に出品します。
当店は、洋書絵本・日本の絵本のほか、
手芸・女性誌などのストックも値札はりをすることができれば、
なるべくリーズナブルに出品したいと思っております。
その日に向け、はらぶち商店さんのロッカーに間借りしたため、
少しずつ本を運び込んで準備していきたいと思います。

「体験古本市場」では、飯島啓明さん、岩森正文さんによる「フリ」も楽しみです。お売りになってみたい本をお持ちの方、よろしかったらお手伝いさせていただきます。お気軽にご参加ください。
(I書店さんへ。PDFだと画像、うまく貼れなくてすみません。JPGとかだと助かります)

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東京古書組合主催 「古書の日」イベント
《日本の古本屋博》
10月4日(日)~11日(日)  
東京古書会館 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-22
               Tel 03-3293-0161 E-mail info@kosho.or.jp

10月4日は「古書の日」です。これを記念して、各種イベントを開催します。
期間中、ぜひ東京古書会館へ!

Ⅰ・体験古本市場
10月4日(日)  12:00~14:00 (出品・入札参加希望の方は9:30~16:00) BF1ホール

ナビゲーター・岡崎武志氏
大正から現在まで、さまざまな古本取引のスタイルを紹介するめずらしい機会です。
レトロな雰囲気あふれる、大正時代の古本オークションを再現するほか、現在のスタイルのオークションには、古本屋と一緒に出品や入札でご参加いただけます。
出品・入札とも先着200名。もちろん見学のみも大歓迎です。

古本市場のさまざまな入札スタイル
①椀伏せ 昭和初期まで行われていた「お椀」を使った入札。
②フリ 一般的なオークションの形に近い方法。フリ手の第一声に上値を乗せて競り上げていく。
③置き入札 展示の商品に添付された封筒へ名前と金額を記入した用紙を入れ、最高値をつけた業者が落札できる。
④回し入札 封筒の添付された商品を、着席した業者の前を順番に送って入札していく方法。主に和・唐本を対象に行われる。
今回は 「椀伏せ」「フリ市」「置き入札市」を体験していただきます。

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フリ市と入札市(チャリティー・オークション)にご参加いただけます。あなたのとっておきの本をお持ち下さい。
■体験古本市場参加要領■ 
【参加条件】 ①受付時(9:30~10:30)と清算時(15:00~16:00)に必ず会場に居られる方。
         ②身分証明書(運転免許証、健康保険証など)で本人確認が可能な方
【出品】  先着200名  受付=9:30~10:30 古書会館1F駐車場
①1人1口のみ (1口は1冊~20冊程度) とっておきの本をお持ち下さい。
      ②受付時に最低落札価格を設定していただきます。
      ③売上は清算時に現金決済。売上額の20%をチャリティー募金とさせていただきます。
      ④取引き不成立(古本屋用語で「ボー」といいます)の場合は、清算時にお持ち帰り。
      ⑤フリ市と入札市、どちらへ出品するかは実行委員の判断にお任せいただきます。
【入札】  先着200名  受付=9:30~12:00 古書会館1Fロビー
      ①買上げ代金は、商品と引換えに清算時に現金決済。
(入札市の入札のみ参加登録が必要。フリ市は自由参加、その場で現金決済です。)
【その他】  書込、破れ等、状態に問題のある出品物は、必ず受付時に申請してく
       ださい。(申請が無い場合返品になる可能性があります。)
       返品は一切受付けられません。ご入札の際には現品の状態等を良くお確かめください。
       また、落札された商品については当日17:00までにご確認ください。
        (〆切以降の事故申請は一切受付けることが出来ません。)
お問合せは東京古書組合・広報課(tel 03-3293-0161)まで
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Ⅱ・東京の古本屋展
10月4日(日)5日(月)  10:00~18:00  BF1ホール
東京・古書・快感!地下ホールに2日間限りの古本屋街が出現。
和本から文学書、画集・写真集、漫画、浮世絵まで個性あふれる専門古書店が軒を連ねます。
  奈良時代から21世紀まで、本のことなら日本の古本屋におまかせください。

参加店
浅倉屋書店(和本)・かげろう文庫(写真・洋書)・玉英堂書店(近代肉筆)
芸林荘(寄席・落語)・虔十書林(映画)・徳尾書店(音楽書・漫画)
鳥海書房(動植物)・中野書店(近代文学)・西秋書店(国文学・児童書)
原書房(浮世絵)・古本海ねこ(絵本)・文行堂(江戸期肉筆)

*9月11日ごろ発行予定のフリーペーパーに、出品商品の一部を掲載してあります。ぜひご高覧ください。
フリーペーパーは、東京古書会館でも配布します(事前注文可)。

Ⅲ・出久根達郎氏講演会 「古書の価値」 
直木賞作家・東京古書組合員
高円寺の古書店「芳雅堂書店」主人から直木賞作家となった氏が語る奥深い古書の世界。
入場無料 先着80名
10月4日(日) 14:00~15:30 (開場13:30) 7F会場


Ⅳ・「書肆ユリイカの本」展  『書肆ユリイカの本』〈発刊記念〉
10月4日(日)~11日(日) 10:00~18:00 2Fギャラリー 入場無料

田中栞が10年かけて蒐集してきた書肆ユリイカの本300冊を堂々展示!
戦後すぐの時代にあった詩書の出版社、書肆ユリイカは、伊達得夫がたった一人で本づくりをし、中村稔、飯島耕一ら数々の著名な詩人たちの処女詩集を世に送り出しました。その書物は、造本や意匠の美しさから、現代のブックデザインの観点からも注目を集めています。

特別トークショー 「書肆ユリイカの本・人・場所」  
書肆ユリイカの本が生まれた街・神保町。その社屋や詩人たちの姿を記憶する田村書店・奥平晃一氏が、初めて当時の証言をあかす。
入場無料 先着80名  10月5日(月) 18:30~20:00  BF1ホール
出演:奥平晃一(田村書店)  田中栞 (紅梅堂) 郡淳一郎(元『ユリイカ』編集長)

田中栞の豆本ワークショップ  要予約・参加費3,500円(材料費込)
10月9日(金)10日(土)11日(日) 各回2時間30分、同内容、1回で完成
お問合せ・ご予約は田中栞へ 電話045-431-1260 メールkoubaido@cam.hi-ho.ne.jp


Ⅴ・古書検索サイト「日本の古本屋」体験コーナー  
10月4日(日)5日(月) 1Fロビー
この春リニューアル!より便利になった国内最強の古書データベースをご体験ください。

2012年9月

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