本: 2006年9月アーカイブ

20060916

綾辻行人・佐々木倫子の月館の殺人(上)(下)

唐突ですがこの本の下巻は今年の7月に発売されたのですが,何故か僕の周りの本屋さんから上巻が無くなってしまい,と2ヶ月ほどずーっと探しまくっていたのですが,昨日虎ノ門の本屋さんでふと見たら置いてありました,しかも第一刷が・・・・.オフィス街では人気無いんですかね?

と言うことはさておき,ぼくずーっと勘違いをしていて綾辻行人の本(もう刊行済のやつ)を漫画化したのかと思ったらそうじゃないのですね.いい訳をさせてもらうと綾辻行人の○○館の殺人ってやつ覚えきれないんです.僕.
で,ちゃんと綾辻行人のストーリーになってるし佐々木倫子の漫画にもなってるというこれ編集者頑張ったんだなぁとちょっと感心しました.

梶尾真治の未来(あした)のおもいで

なるほど,どう読んでも梶尾真治という感じのこの本です.この人のタイムトラベル物はタイムパラドックスが起きそうで起きない,みたいな感じがちょっとどきどきしてしまう僕ですが.この本も"あ~なるほど~"みたいなエンディングでした.

20060914

恩田陸の夜のピクニック

この秋に映画化するらしくどこに行ってもプッシュ中のこの本.本屋であらすじだけ見て実は前に一回読んだことあるな・・・と思ってずーっと考えていたのですが図書館の海と言う本に予告編のような短編が収録されていてそれを読んでいたんだなと知ったのは昨日の夜です.
高校時代の行事の高揚感みたいな物が詰まっていて結構好きです.

20060911

筒井康隆の愛のひだりがわ

僕最初タイトルを見て"愛の向こう側"みたいな概念的な事を示したタイトルかと思ったら,本当に愛という少女が旅に出るときに左側にいる人というお話でした.
それにしても,別の人が書いたらただのお涙ちょうだい的な話になあるものを(TV化されたら主演は小さいころの安達祐実に違いない)バランス良くほかの要素も入れているというのがさすがだと思います.
あらすじに"幼いとき犬にかまれ、左腕が不自由な小学六年生の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。"ってありますが,泣きたい人にはお勧めしないです.そんなお安い本じゃないし.

20060910

花村萬月の百万遍 青の時代

これ,著者の自伝的小説と言うことらしいのですが,自伝だったらちょっと悪すぎだよね,とか,思ってます.
しかし,小説というか読み物としてちゃんと消化されているところはこの人の力量でしょうか?

20060905

栗本薫の第六の大罪 伊集院大介の飽食

伊集院大介シリーズで久しぶりの短編集ですが,食べ物関係の事件ばかりです.伊集院大介はちょっと前から比べるとちょっと雰囲気が変わったかなと思うこともしばしですが,相変わらず面白いし飄々とした感じはやっぱり良いですね.
栗本薫でもう一本グルメの女の人が活躍する話があったような気がしますが,なんだっけ?忘れました.

20060904

横山えいじのでじたる小学校日記

小学生向け雑誌に連載されていたらしいんですよ.これ.
とはいえ難解なSF感満載なので当時これを読んでいた(っていつ頃連載していたの?)小学生が理解できていたかは不明.

ちなみにこの方今はここでも連載中.SFだよ

20060901

ポール アンダースンの地球人のお荷物

これ何とも馬鹿馬鹿しく面白いSFなのですが,まずその星にすんでいる現地人の容姿がテディベアにそっくり(でも身長1mくらいらしい)と言う話で,且つ,昔地球人が置いていった映画を元に自分たちの文化を作り直してしまうと言う,明治時代の日本?みたいな,でも基本的な容姿が違うのでどうやってもコミカルになってしまうと言う辺りがたのしい.

ホーカシリーズとして短編が9本あるらしいのですがそのうちの6本らしいよ.

2011年7月

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