本: 2006年11月アーカイブ

20061121

林譲治の記憶汚染

林譲治さん,実は全然把握できていないのですが,今調べたらガンダムのノベライズとかやってた人なんですね.なるほど.
この本は近未来SFで,ウェアラブルコンピュータ(ワーコン)が発達した世界の話なんだけど,途中で古代文明の話とか絡んできちゃってこのままトンデモな方向に?とか思ったらギリギリのところで踏みとどまっている感じでした.
根強いな古代文明.とか思いました.

20061117

村上龍の日本経済に関する7年間の疑問

村上龍が主宰しているサイトにJMMというのがあるのですが,そのメールマガジンに載せていた週刊レポートを再構成した本で,JMMのメールマガジンをちょくちょく見ているので読んでいる物も少なくはないのですが,テーマ別にまとめてあると違う味わいというかそんな物を感じます.
読んでみるといろんな所に気づきみたいな物があって,特に村上龍のように言葉を商売にしている人から見た政治・経済というアプローチは他の人には無いと思います.
経済のことや政治のことを抜きにして,エッセイとして読んでも面白いんじゃないかと.

20061116

村上春樹の「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

期間限定で復活した村上朝日堂ホームページでの質疑応答集(何か表現が違うけど)
そのメールの返信からは村上春樹と言う人柄が伺えてくるのが本当に素晴らしい本だと思います.
質問も偏っていないところが良いんじゃないかと思います.

20061112

飛浩隆のグラン・ヴァカンス—廃園の天使〈1〉

これは何というか,今まで読んだことのないタイプのSFなんじゃないかと,
コンピュータ上に展開された仮想の楽園で暮らすAI達の話なんですが,そもそもそんなことどうやったら思いつくのかと.
世の中にはまだまだ面白い本があるもんだと,妙に感心しました.

20061106

筒井康隆の佇むひと—リリカル短篇集

筒井康隆の短編の中でもリリカルなもの(なんだそれ)が集められてます.
やっぱりほとんど読んだことのあるものなんですが,こうやって集められるとまたちょっと違った趣があっていい気がします.音楽で言うところのバラード集みたいなイメージですかね?
"母子像"なんかは最後にずんとオチまで利いていて,本当に驚きます.

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