恩田陸の灰の劇場を読みましたよ
これ実在の三面記事をヒントに作られた話らしいのですが、話の構造がちょっと面倒で面白い。
作者本人と思しき人(「私」)の記述で進むのですが、更に芝居の話も絡んできたり、「私」の考えたニュースの元になった女性たちの生活もリアルに書かれたりして、実は本当の話?と思ってしまう感じ。
この人の小説は面白い思想が書かれていたりするのですが、この本には「地方出身者が東京を目指すのは、とにかく匿名になりたい」という記述があって、"あ、そうか有名になりたい人も東京を目指すし、匿名になりたい人も東京を目指すのか"と、今までちょっともやっとしていたことが明文化されてすっきり。
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