2011年6月アーカイブ

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昨日まで、なぜだかわからないほど沈み気味だったのですが、
先ほどから突然、ハイになりつつあります。

小中学生の頃から情緒不安定といいますか、躁鬱気質といいますか、
ちょっとしたことでクヨクヨしたり、
ちょっとしたことで機嫌がよくなったり、
自分でも持て余してしまう、この性格。

ちょっとしたことでクヨクヨのほうは、
信じてお付き合いしている方がなかなかお支払いくださらず、
「お願いします」と懇願していただいたにも関わらず抽選ですべてお送りできなかったことを
怒っていらっしゃるのだろうか、
何か気分を害することをしてしまったのではないかと悩んだり、
もしや御病気なのかしらと考えたり。
「お金ないんですけど、欲しい本があって」という電話を受けてしまったとき、
「お金がないのは、こちらも一緒です」とお答えするわけにもいかず。古本屋のやる気をなくさせるのは誰だよ、と泣きたい気持ちになったり。ごく一部の心ない人のために、今後、目録はすべて先払いでお願いせざるをえないのかと哀しくなったり。(なお、こんなこと書いたからといって勘違いする人がいたら困りますので、書き足します。未払いをなさる人を私は許しません、今後一切の付き合いをお断りするほか、ありとあらゆる手段をとらせていただきます)

それから急ぎのご用命や、細かい質問の対応に追われて
ヘトヘトになってしまって、もう古書店なんか疲れたと感じてしまう自分が
イヤになってしまうときとか。
奈良県の古書店さんがブログに「見た目以上にストレスの多い仕事なのです」と
東欧に旅立つ前に書いていらっしゃいましたが、しばしば思い出しては共感します。
凹み気味のときツイッターに書き込んだりすると、
書き込んでしまったことで、またクヨクヨ悪いほうにばかり考えたり、
悔やんで削除して、そのことがずっと頭から離れなかったり。

逆に、ちょっとしたことで嬉しい気分にもなるのです。
公共から振込があって、
思いがけずコンビニで時間外にお金をおろす手数料105円が惜しくなかったり、
堀内花子さんや大事なお得意様(後述のSさん)がほめていたので
買ってみたトスカーナワインがおいしかったり。

ほかの方はどのように自分自身の性格とお付き合いなさっているのでしょうか。

昨夜、気分の落ち込みからどのように脱出したかといいますと、
家計簿ソフトをつけているので、その日記欄にちょこちょこ日記みたいなものをメモみたいにつけているのですが、
古いほうから久々に読み返してみたところ、
なんだか、私の人生はたいしたことないなあ、
でも、楽しいこともあったし、月の輪さんの口癖でいえば「くだらない」けど、まあ、まんざら悪い人生でもないよなあ、
10年以上前、こういう人とお付き合いさせていただいていたなあ、
あの頃はまだ、うちにいるねこらはこの世のどこにもいなかったのだなあと思ったり。
そうこうしているうちに落ち着いてきて、
ついでにワインがおいしかったので、おいしいものを味わうと、ただそれだけでも元気になれるなあと思ったり。

今日は、発送を終えてから、図書館にリクエストしておいた本を受け取りにいってきたのですが、
借りてきた本もさることながら、
リサイクル資料として「ご自由にお持ちください」コーナーにあった絵本
「クックとプッケ2 いたずらだいさくせん」(エルジェ)を
なにげなく持ち帰ってみたら、自宅について気づいたことには、
なんと、ほりうちもみこ・訳とあるではないですか。
リサイクル資料として絵本を処分せざるをえない図書館の事情はいかがかと思いつつ、
偶然にもいただいてしまってラッキー! と嬉しくなりました。
紅子さんの訳文、よくこなれていました。エルジェの「クックとプッケ」も思わずクスクスと笑みがこぼれてしまうような、
優しいおかしみといいますか、とても面白かった。

最近、堀内花子さんとお酒を飲む機会があり、まるで自慢のようですみませんが、
本当に楽しかったです。花子さん、Sさん、ありがとうございました。緊張症の私は、花子さんとお酒など、大変緊張しまくっていたのですが、お酒は偉大です、花子さんとSさんのお人柄にも助けられ、楽しくお話することができました。
旧知の友人と語り合うがごとく、初めてお目にかかったSさんとも打ち解け合うことができ、
花子さんとSさんの話から、豊かな人生を謳歌しているさまが伝わってきました。
生きていれば、たまには楽しい日もあるのだと、教えていただきました。あとから「堀内誠一さんが結びつけてくださった縁かもしれない」などと、図々しいことを考えて、ひとり幸福を噛み締めました。ああ、やばいやばい、やっぱり自慢めいてしまった。恥ずかしい。でも、書いてしまったので、よいということにしてしまいます。堀内誠一さんの文章など読んでいると、こんなこと書いて大丈夫だろうかなどと迷う気配はまったく感じさせません。いいのです、そのぐらいでないと、独特のリズムは出せません、ぶっちゃけでないと面白い文章になりませんよ、ブツブツ。ああ、でも、本当は恥ずかしい、こういう文章はまさに生き恥さらしているのと同然です。すみませんです。読み返すと消したくなりそうなので、もういいや、読み返さないでおく、といいつつ読み直しては書き足していくので、文章がさらに一層、ムダに長くなる。。。。。。うううう。本をご注文なさる際「ブログ読んでます」など、お気遣いとは存じますが、わざわざメールに書かないでいいですから、こちらが存じ上げない方からいきなり「読んでます」とか「面白いですね」などお言葉をいただくと死にそうになります。私は面白くないです、本当にただただ恥ずかしいだけです。

とまあ、なんだかダラダラ書いておりますが、
何が言いたかったかというと、突然元気づいてきたので、
3箱めの古書を用意しまして、「女子の古本屋」による「女子の古本市」に送る荷物を仕上げたのでした。

6月27日より2週間、欧州に旅立ちますので、それまでにやるべきことを書き出しました。
やるべきことを羅列してみたところ、はじめはただただしんどいばかりでしたが、
次第にやるべきことを減らしていくのが面白くなってきて、
ああ、私は、締切やゴール(あるいは支払いなどのプレッシャー)がないと何もヤル気が出ないタイプだと痛感しておりました。
今日は欝ぎみだったので、突然、洗濯機を3回転させ、ばりばりと梱包・発送をして、
図書館へも行き、勢いづいて、美容院と歯科検診の予約までしてしまいました。
さらに元気が有り余っていて、これからHPの更新でもしてしまおうかというほどの気力ですが、
頑張り過ぎると、また疲れて揺り戻しが怖いので、このぐらいにしておきます。

「女子の古本屋」による女子の古本市
詳しくはこちらをどうぞ。

http://www.kaibundo.co.jp/


当方は下は300円から上は2万4000円まで、
合計100冊ほど用意しました。
ハニカムブックスさん、海文堂さん、関係者の皆様、神戸の皆様、
当日、会場に行かれる皆様、お世話になります。
明日あたりに3箱、発送しますので、海文堂書店さん、関係者の皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

しかし、旅猫雑貨店さんなど、きちんと紹介文を書いているのに、
私の書いたこの駄文は一体なんでしょうか。すいませんでした。
欧州から戻ったとき、また落ち込みがひどくならないよう、
頑張り過ぎないように旅をしてきます。

6月27日から7月10日まで、突然のご注文やお問い合わせには対応しかねます。
ご不便かとは存じますが、お急ぎのご用は6月23日頃までに、そして、7月半ば以降に。何とぞ宜しくお願い申し上げます。

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ロシアの蚤の市、阿佐ヶ谷パルクで6月15日ー7月3日開催!

(下の画像は、チラシ裏面。クリックすると大きくなります)

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ソ連、ロシア雑貨からロシア絵本まで。
何が飛び出すかわからない、まさに「蚤の市」です。

http://russianzakkapark.blogspot.com/2011/05/blog-post_19.html

(営業時間など、↑パルクのブログをご覧ください。
遠方の方は、ブログをチェックしたうえ、ご来場なさると確実かもしれません。
火~土曜日11:00~19:00
日曜日12:00~17:00(不定休)

以前からお世話になっているパルクさんですが、
自店における初イベントとのこと。
お声をおかけいただき、嬉しくてたまりません。

ロシア雑貨のことなら、パルクにおまかせ!

依然として日本の古書市場にも滅多に出てこないロシア絵本。
今回出品します絵本は、どれも1冊限りです。
お気軽に足を運んでみてください。

店主さん、ロシア語に強いのが素敵。絵本に書かれているロシア語など、ちょこちょこっと教えてもらえるやもしれません。忙しくないとき限定ですが。

海ねこ、本日のオススメを2冊ほど。

●「野生動物いろいろ」 チャルーシン・画 1973年
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チャルーシンならでは、チャルーシンだからこそ!
表紙からは地味そうな印象ですが、違いますよ。
中ページに息づく野生動物たちをぜひご覧いただきたいです。

ちょこっとだけ。↓

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●「盗まれた太陽」チュコフスキー ミトゥーリチ・画 1968年
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表紙からはどこかコミカルな印象を受けるかもしれませんが、中ページからは芸術色豊かといいますか、ファンタジックかつポップなものを感じました、私は。

ページをめくるたび、息を呑みます。独特の色づかい!
ワニにウサギにクマ、羊に鳥に、、、なんとイキイキした動物たちであることよ!

2冊とも大判のため、画像ははしが切れています。

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