1 日々の暮しの最近のブログ記事

ふぉっくす舎が今週、限定3日限りで開催したブックカフェ(in NEGIさん邸)。

昨日、お邪魔してきました~。

いただいたもの
●ビール
●砂肝ウスターソース煮
●ねぎ焼き梅肉あえ(村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」より)
●蒸し野菜ごま味噌マヨネーズ添え(キャベツ、ブロッコリー、にんじん、すり身だんご?)
●白ワイン(独 ツェラー・シュヴァルツ・カッツリースリング)
●タケモトさんちのきゅうり糠漬け
●かつおのたたき香味野菜添え(唐辛子)
●白ワイン(独 ツェラー・シュヴァルツ・カッツ Sシュロスベルグ)
●豚肉の生姜オーブン焼き(おろした玉ねぎたっぷり)
●トマトとカイワレ、玉ねぎほかのサラダ
●赤ワイン(メドック・コルドンヴェール)
●白ワイン(スペイン シグロ)
●豚タンの塩釜(昆布、大葉を巻いて塩。180度で1時間、熱を通したらしい)
●白ワイン(スペイン イプシス)
●トマトのシャーベット&マンゴーアイス(前者は、ハチミツ、コショウ入り)

NEGIさん邸にお邪魔できたこと自体、うれしかった。
本の収納をメインによく考えられてある設計、
訪れる誰もが「うわー!」と声をあげてしまうような2階・3階吹き抜け、
木の感触が素足に心地よい素晴らしいお宅。
ウッドデッキとでもいいたいような広いベランダに貼られたネットには
ゴーヤがからむ。
蝉が飛び込んできては声をあげる。

心づくしのお料理。
適温で供されたお酒。
「海ねこさんだからと思って、ねこにしました」と黒ねこワインを用意してくださっていた。
本、本、本・・・。書店で飲み食いしているようで面白かった。ご近所仲間であるタケモトさんご夫妻による、生のフルート演奏&ゴフスタイン「ブルッキーのひつじ」の朗読も。

半分ほどは初対面の人だったが、
とても魅力的な方たちで、共通の話題も多く、会話が弾んだ。
今後ともよろしくお願いします、と言いたいような方たちだった。
出会うはずのなかった方と、ひょんなきっかけから出会う。
どこからどう人と人の縁が生まれていくのか、とても不思議です。
それもこれもNEGIさんのおかげです。
どうもありがとうございました。

ところで、最近、夕方になると、ネット不通という大変困った事態になる。

ネット古書店の脆さ。ネットが使えないと、お手上げである。
昨日もネットがまったくつながらなくなってしまい、
懸命に部屋を冷やしたり、機械の電源を落としたり、
PCを再起動したり、あれこれあれこれやって、ようやく復旧。お客様へのメールを送らずには出掛けられなかったため、NEGIさん邸に出かけるのが遅れてしまった。
当方の無線LAN中枢・アンテナは西側の部屋にあって、
しかも夕方に起こりやすい。
おそらく原因は、熱ではないかと私は踏んでいる。
無人の部屋なのに電気代が勿体ない、などといっていられないので、
今日は午後早めから冷房ONにしてしまおうと思う。
地球の温暖化に加担してます。すんません。
冷房なしの暮らしにトライ、というNEGIさん邸が羨ましい。

連日の酷暑ですが、いかがお過ごしでしょうか。

連れが忙しいため、我が家の夏休みは11月ごろまでお預けになりそう。
日当たりだけは良い家でスキャナー作業・入力作業をしていると、
頭痛がしてくる。すわ、熱中症かと、あわてて冷房を入れて、
冷えすぎるのはまた苦手なのでじきスイッチを消して・・・の繰り返し。
のどが痛くなりそうで、急いで漢方を飲んだり、
この夏、無事に乗り切れるのでしょうか。

T書店さんから、切手5円時代の古いハガキで残暑見舞いが届く。
ありがとうございます。

これから受注作業をして、夜は連れ・同業仲間らとNEGI邸へ。
休みが欲しいけれど、なかなかそうはいきそうにないので、
ここ数日「今いちばんの楽しみだね」と連れとも言っていたのだ。
NEGIさん、結構大変そうだが、大丈夫だろうか。
参加メンバーらとともに、NEGIさんも楽しく飲み食いできるといいのだけれど。

読了本
●男の隠れ家を持ってみた(北尾トロ・新潮文庫)
「本の家」でご本人からじきじきに購入させていただきました。
ずっと読んでみたかったので。

馴染みのない土地を選んで、アパートを借りてみた。
唐突とも、バラエティー番組の企画のようにも思えるが、
思いつきに至った動機はというと、結構マジメなのだ。
北尾トロというペンネームのときと、本名の自分とのギャップ。
本名の自分は、いじいじ、くよくよすることも多いし、どんより暗い面もある。
本名のぼくがどんな人間なのか、把握した上で付き合っている人があるのか。
父親が亡くなった年齢まで生きてきてしまったが、はたして今の自分でいいのか。

いざ新たな土地に部屋を借りてはみたものの、
ゼロから人間関係を築き上げていく難しさ!
「ぼくがギャップを感じている北尾トロとの関係についても
若干の気持ちの変化がある」

面白くて一気に読めるけれども、どこか文学的なんだな。

●アンのゆりかご 村岡花子の生涯(村岡恵理・マガジンハウス)
村岡花子というと、何よりも「多作」のイメージだった。
少年少女向けの古書を扱っていると、
本当にあちらこちらで村岡さんの名前を目にするので。

実際、生涯の大半、仕事・仕事で過ごしてきた人だが、
彼女にそうさせた環境、時代背景、思いはどうだったのか。
執筆者は、お孫さんの恵理さん。身内が書いた主観的な文章かというイメージはじき覆される。
歴史背景、事実関係をきちんと調べた労作。だからこそ、説得力のあるノンフィクションとして読ませる。

花子は家庭環境に恵まれたとは言えず、
自身が築き上げた家族・親族をとても大事にしていた。
とともに、同時代に生きる女性、子どもたちへの思いも深い。
親子揃って楽しめる家庭文学が日本にないことを嘆き、
英米文学、カナダ文学を翻訳して紹介しようと夢見る。

学生時代の恩師らの教え、譲り受けた洋書を大事に持ち続けた。
持っているだけで「非国民」呼ばわりの時代に、である。
大森に居を構え、蔵書があるのでどこにも行けず、執筆し続けた。
夫と娘(第一子をなくし、妹の子・みどりを「娘」として育てた)の寝ていた隣室に、
また、あるときは庭に焼夷弾が!
そんななか、空襲の警報サイレンが鳴るぎりぎりまで
翻訳し続けて、やがて世に送り出したのが「赤毛のアン」だったのである。
その後、幼くして病気で亡くなった子どもの名前をつけた「道雄文庫」、
みどりの名前から「みどり文庫」を開設し、
日本でもっとも初期の「家庭文庫」の先駆けになったこと。
先生のお考えは私とまったく一緒です、と、
編集者時代の石井桃子から手紙が届いたこと。
文庫の手伝いを頼んでいた学生が、渡辺茂男であること。

出てくる人物がすごいのだ。
柳原白蓮、吉屋信子、林芙美子、宇野千代、市川房枝、片山廣子・・。
いろいろ読みたくなってくる。
時間がいくらあっても足りないな。
「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」へ行ってみたくなった。

古書組合の仕事をすることになった。
中央線支部・機関誌部の担当だ。
組合員どうしの間の広報関係の仕事といったらいいのか、
私もまだよくわからないのだけれど。

ひとりで店のすべてをやっていて、
まだぜんぜん余裕のカケラもない自分。
ほかの仕事だったらお断りしていたと思うのだが、
声をかけていただいたのがたまたま機関誌部の仕事だったので
めったにない機会かもと、引き受けた。

新旧役員の交代にともなう引継ぎの会が行われ、
西部古書会館に集合した。
会館のスリッパが苦手なので、マイスリッパ持参で、だ。

中央線支部の空気をまだ、よく知らない。
これまで南部古書会館に出入りする機会をずいぶんいただいてきたので、
むしろ南部の雰囲気のほうが想像しやすいぐらい。
今日も、緊張のあまり、古書会館に入っていきにくかった。
半数以上は知らない人たちばかり。
しかも中央線沿線の古書店なので、
一見、一癖も二癖もありそうな(失礼!)オジサンばかりだ。
不慣れな自分にはちょっとたじろぐような空気。
いったいどこにいればいいのか、居場所がわからない。

ささま・伊東さんが声をかけてくれたので、
冗談を言い合って、やっとほっとする。
伊東さんが座る場所をこしらえてくれた。

機関誌部の前任・狩野さんが
「引き継ぎは・・・」とペラペラっと説明して帰ろうとしている。
「本、もう書店に並んでいるのかな」と聞くと頷いて
「買ってください」と言われた。
「うれしい?」と聞くと
顔に「うれしい」と書いてあるが、照れくさそうに
「微妙~」
と。湯上りみたいな顔をして去っていった。

本日は、中華料理店で昼食をとりながら、
会議というよりは、寄り合いというか、
各自、そのときその場、思いついたことを好きなように話す集まりだった。
長らくこんな感じでやってきているのだろうなあ、
決めごとをつくらないのが決めごとというか、
中央線支部の空気なのかもしれないなあ、と、ぼんやり思った。

転校生みたいにぽつりとしている私に対して
皆さん、さりげなく気を使って声をかけてくださった。
質問されて「ねこ、5匹飼ってます」といったら
「えええーっ!」「おおおーっ!」と、おおいに受けて、逆に驚く。
しばしねこ談義になる。古書店にはねこ好きが多いが、ここでも、
ねこを飼っている人がかなり多そうだった。
隣席のS書房さん、お名前や噂はかねがね聞いていたが、初めてちょこっと会話させていただく。
S書房さんのお宅では、ねこ4匹を飼っているそうで、
ねこ各自に専用のトイレがあるそう。
二段のラックを二段ベッドふうに使って、二台並べて
合計4個のねこトイレを置いているそうだ。

帰り、吉祥寺パルコのリブロに立ち寄る。

岡崎武志さんの近著、「植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん」
「高円寺古本酒場ものがたり」が並んで、平積みされていた。

「ぼくたちの大好きなおじさん」
「百年さん」の文章を早速、立ち読み。
いつもブログで読み慣れている文体なので、なじみがあって読みやすい。
最近、遠い親戚より、ブログを愛読している近しい他人、みたいな気分。

「高円寺古本酒場ものがたり」「植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん」
ともに晶文社の本を2冊購入。

帰りのバスでパラパラめくってみたら、
「高円寺古本~」の前半は、ブログからの抜粋を手直ししたものらしい。
ブログで読んでいたときは横書きだったので、
はじめ、縦書きの活字を読みながら不思議な印象だった。

酔いどれ海ねこのこともちょろっと出てくる。
ブログすべて掲載されているわけではないので、
選んでいただいてありがとうございます、なのだろう。
狩野さんの著書が全国書店に配本され、
ブログを読んでいなかった人のもとにも渡り、
とともに、酔いどれ海ねこの記述も、皆さまのもとへと渡っていく。

はじめ手にとったとき1900円の値段にしては薄い本かなという印象も受けたが、
内容はぎゅーっと濃い。濃い牛乳をぐーっと飲みほすように読んだ。
とくに書き下ろし部分がよかった。
いい加減そうだけれども(実際、そういう部分もあるのだろうけれど)
もがきながらも、これほど懸命に生きているのかと。
どこか醒めて、妙に老成しているのかと思ったら、
逆に年齢相応のもがきというか真摯な心の動きが丁寧に書き込まれていた。
狩野さんの長文は初めて読んだが、流れるように書き込んだのかな、
なかなかドライブ感があり、
周囲の人たちとともに、いまを生きている臨場感が熱く伝わってきた。
生きるってすごいことだね。あきらめずに生きることなんだろうな。
以上、主観的な第一印象でした。ご本人が読んだら恥ずかしくてヤでしょうけれど。

ブログ、書かないときはずっと放置したままなのに、
いったん書き出すと、すぐまた書きたくなる。相変わらずのムラっ気。

昨日、値札貼りをしながら観ようと思っていた
「ヒットメーカー! 阿久悠物語」、
いったん観始めたら面白くて、のめりこんだ。

「スター誕生」という番組がどのようにしてつくられたのか、森昌子、桜田淳子、山口百恵、ピンクレディー・・・、どのようなイメージを託されてヒットしていったのか。スタッフらの苦心と喜びと。阿久悠、都倉俊一が何をどう考え、ものをつくりだしていったのか。私たちが育った時代、何が起こっていたのか。

ちなみに、阿久さんも宇崎竜童もわが明治大学の先輩。

番組の話を翌日になって連れにしたら
「パフューム(の制作スタッフ)は現代の阿久悠なんじゃないか」と言われて、
なるほど、そうなんだと合点が行く。
時代の空気をすくいとって形にしている点において、
確かに阿久悠の影響を受けているんだろうな。

朝日新聞・夕刊
「三谷幸喜の あふりふれた生活」
「夏の朝、老猫が逝った」
淡々と綴られていた。喪失感と、ともに暮らしてきた思いが非常に伝わってきた。
阿久悠、三谷幸喜ともに、もっと読みたくなった。

「ぐるり」新しい号(8月号)が届き、ぱらぱら読む。
山川直人&南陀楼さんと狩野さん、よかった。

今日の古書市場では、私にしては結構買った。

今度の目録用に、まだまだ珍しい本が欲しいのである。
本日買ったうち、次回の目録に使えそうなのはごく一部だ。
いつかもっとまとまった段階で取り上げたいものも含まれている。
次回目録分は、まだまだ不足している。
目録には、検索してもなかなか
見つからないようなものを出したいのである。できることなら。

珍しいものというのは、めったに見つからないので、
そうそう安く買えるものではない。
N堂さん、さすがであります。よく見て、本当によく気づく。皆で「おおー」と声をあげた。

市場では、買うか買わないか、いくら入札するか、誰が入札するか、
本の状態はどうか、初版かそうでないものか、
誰か買ってくれそうな人がいそうかどうか、果たして利益が出るのか、
店として持っておくべき本かどうか。
あれこれ考えながら本を見るので、くったくたに疲れる。

毎回、市場から帰るとしばし座り込んでしまう。

今日は帰宅しても、まだ買おうかどうしようか迷っているものがある。
出品者がわかっているからこそで、欲しいなら早く連絡すべし。
どうするか。
あれこれ調べながら、まだ迷っている。
迷っているうちに入手できなくなったなら、
それはそれ。買うべきでなかったのだと諦めがつくだろう。

売る前に買わなければいけない、買うことから始まる、それが古書店。
とめどない財源があればねえ。

携帯本は「生きて死ぬ私」(茂木健一郎 ちくま文庫)。
脳内の出来事をわかりやすく、興味深く書ける人はさほどいないだろう。
文系人間にとっても興味をひかれる文章が次々に登場する。
死生観について、かなり突っ込んで書かれている。

「まえがき」に、脳の研究を始めてしばらくして、
イギリスに留学したときの体験が書かれていた。

(以下、抜粋させていただく)
「ある時、私は昼下がりの牧場に立って、
なだらかな谷に流れる川や、その向こうに見える教会の尖塔を眺めていた。
頬には、さわやかな風が当たるのを感じていた。突然、何の脈略もなく、

私は、私の眼前の風景が、私の外側に広がっていると思っている。
だけど、本当は、私が感じるこの広大な風景も、私の頬をなでる風も、
私の頭蓋骨の中で起こっていることにすぎないのだ

という思いがわき上がってきた。そして、私は何ともいえない重苦しさを感じた。
どんなに広大な風景の中に自分を置いても、結局、私は私の頭蓋骨という狭い空間に
閉じ込められた存在にすぎないのだ、そのような重苦しさだった」
(以上、抜粋させていただきました)

神保町の改札を出るとき、ああ、自分が見ている光景は・・・
と、ぼんやり考えた。

案の定というべきか、一段落のはずが、終わりませんでした~。

近々の心の支えというか、チェックすべきもの

●Sちゃんが教えてくれた「ロー×ー洋菓子店」(半蔵門)の缶入りクッキー、というか、缶に一目惚れ。

●「PATE屋」(田園調布)  あ、でも、8月中は夏休み?
オーナー・林のり子さんの『かつおは皮がおいしいーパテ屋の店先から』(晶文社)

●新宿ベルクの本「新宿駅最後の小さなお店ベルク」

●「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」

新聞で記事を見たのに、うっかり購入し損ね。ネットで注文した。
日中どうせ神保町へ行くのだけれど、うっかり忘れてしまいそうなので。

●2日(土曜)、本の家へ持っていく本の値札はり。軽自動車に、荷物と、できれば絵本の回転ラックも積み込めるかどうか試しておきたいが、そこまで出来るかどうか。夜、矢野顕子。

●4日(月曜)、本の家の搬入だが、自力で長距離運転する自信がないので、
運転を手伝ってもらって3日(日曜)中に諏訪まで行く予定。
イルフ童画館で「武井武雄の生涯 新収蔵作品展II」を観たい。
小さな絵本美術館にも寄れたらいいな。
高遠・長藤文庫、立ち寄り温泉「信州高遠温泉さくらの湯」にも行きたい。

って何しにいくのやら。メインはもちろん、搬入・陳列。

トロさん、富士登山だそうだ。あの苦しさを知っている旅猫さんと私たち。トロさんと、4日にお目にかかれるのかしらん。どうぞご無事で。

●搬入が終わって落ち着いたら、神保町の旨いという店に行ってみたい。楽しみ。まずは胃腸を整えるべし。胃腸だけは自信があったのにねえ。

●松涛美術館「大道あや展」(-9月21日)

●「旅の仲間 澁澤龍彦|堀内誠一往復書簡」(晶文社)

ギャラリーTOMで書簡(現物)の一部と本を見たとき、値段がちょっとなと思った。でも、この本はやはり持っておきたいかも。買うかな。

懸案だった仕事が一区切り。
いや、まだどうなるかわからないが、
とりあえず自分の中ではいったん手を離れた(と書いておく)。

以前、分厚いムックなど、文字どおり追われるように原稿化して入稿していたのが夢みたい。
きっと、どれほど粗い仕事だったことだろうかと思う。
締切に背中を押されて、無理やり力ずくで書いていたんだろうな。
慣れていない字数指定のある原稿って、本当に難しいですね。
指定がなくても難しいのに、さらに難儀じゃ。
書き慣れている人からは笑われそうだけれど。

油で胃もたれした理由は、自分の中ではちょっとわかっているんだ。

連れが忙しくて帰りが毎晩遅いため、深夜に暴飲暴食し続けているから、
そして、冷たいもののとりすぎである。

わが夏の楽しみは、作り置きしてあるアイスオーレのガブ飲み。
しかも、酒飲みなので、水のガブ飲みが常だったのであります。
起きればゴクゴク。二日酔いでガブガブガブガブ。無謀であります。
若いころはそれでよかったのかも。
でも、もう若くないのね。
さすがに、それだと胃腸の働きが追い付けなくなるらしい。
思い起こせば、毎年、秋になるとどっと疲れが出て大変だったのでした。

ここ3日間、冷たい飲み物は一切やめた。
恥ずかしながら、就寝時、連れに買い与えられた「ほぼ日」腹巻きを愛用している。

飲んでいるのは、湯ざまし、白湯、そして、お客様に以前いただいたハーブティーである。
ホットコーヒーも飲み始めたが、ホットにして牛乳多めなら大丈夫みたいだ。

なんと! 3日間アルコールを断った。
自分としてはあり得ないような出来事だが、ないならないで案外大丈夫だった。
まだまだ、知らない自分と出会うものなんだな。

飲みすぎないと食べすぎないし、翌日の胃もたれが少ない。
生きていて楽だ。でも、ちょっとつまんない。
これからは、冷たいビールに油料理より、
常温のワインや紹興酒、油少なめの料理にしたいと思う(あくまで理想)。

さて、気分を切り替えて梱包・発送にかかることにしよう。
本の値札貼りもまだまだ。
その前に今晩、入力担当者(有能なSちゃん)に渡す本、まだほとんど準備できていない。
明日お目にかかる人にお渡しするものを忘れないよう用意しなければ。
Iさんから受け取りたいものがあるのに、
そして、買取の件でお待たせしている人もいらっしゃって、すみませんすみません。
集中して頑張れー、自分。

何度も読み返したくなるのが不思議な村上春樹 短編集に続き、
「カスチョール」でマヴリナの生涯など面白く読んだ。
図書館に予約してある茂木健一郎の著書をとってこないと。
茂木さんってさほどなんとも感じていなかったのだが、
たまたまテレビで話しているのを聞いて惹かれた。夏目漱石が面白いそうで、つい旅先などで読み返したくなり同じ本が10冊あったりするんだそうだ。漱石、そんなにいいのか、読んでみようかな。
茂木さんって、こういうところに書くのがミーハーっぽくて、
ちょっと恥ずかしいが、なんでかな。

紹興酒と油

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油で胃がもたれるようになったのは、
いつからだっただろうか。これも年を重ねていくうえでの一現象だろうか。

参ったな。

以前、天ぷら屋で「おいしいおいしい」と食べて以来のひどい胃もたれだった。
昨日のことだ。
だるくて身動きできないぐらいひどかったのだが、
水を飲んで寝て、また水を飲んで寝て、を繰り返して、
午後から這うように仕事をした。
夜にはどうにか通常どおりになった。
吉祥寺マンダラ2でふちがみとふなと(ゲスト・上野茂都)ライブ。
「じゃあ、打ち上げでもいきますか」
という天使の囁きにのっかって台湾料理店。
もう大丈夫かと思って、飲んでしまった。
おいしかった。楽しかった。紹興酒、格別だった。

用があり、弟の店に本を届けにいった。
「残り少ないので入れちゃうよ」とおかわりをついでもらった。また飲んでしまった。

月曜、さらにひどい胃のもたれ。
布団から出られない。いやーな汗ばかり滲み出る。
ついに市場を休んでしまった。
海ねこの素敵なノベルティーをこしらえてもらったのに、
せっかく週末に作業してもらったのに、
受け取る約束を先延ばしにしてもらった。なんてことだ。ひどいやつだ、自分。

とある電話を受け、ほとんど生理的な理由から思わず吐きそうになった。
苦手な人が本当に苦手だ。
どうしたら、この苦手意識を克服できるのか。わからない。

発送だけは休んではいけないと自分に喝を入れ、
布団から脱する。水を飲む水を飲む水を飲む。
なんとか梱包・梱包・梱包を重ねた。

昨夜、紹興の話を聞いた。
水の都・紹興。古い街並みが残っているらしい。

私の中国体験は、かつて二度だけ。
どちらもひとり旅で、「危ない」「気をつけなさい」という人はいなかった。
広州で終電に乗り損ねた。夕方5時すぎ? 人々がホームへと走る光景に
まだ終電のわけがないとタカをくくっていたら、香港に帰れなくなった。
飛び込みで泊まれるホテルを探せず、
どんないきさつだったのか、バスで延々走った末、人民軍のホテルに運ばれた。
制服を着た青年とも少女ともまったく話が通じず、不安だった。
が、お金を払えばなんとか泊めてもらえた。
食事をできる場所はホテルの食堂のみ。夕食は、ビールと一品のみ注文。一皿の量が多すぎて食べきれなかった。
部屋が広すぎた。ベッドが3つもある。
今いる場所がどこなのか、無事に帰れるのかどうか、寝付けなかった。
公園を散歩したら、公衆便所のトイレに扉がなかった。
排気ガスと砂煙にまみれながら、場末の小さな店に入った。
ワンタンだか水餃子だか頼んだ。汁に何か入っていた。調味料なのかダシなのか埃なのか、よくわからないが食べた。水は大丈夫なんだろうか。食べてみたら、信じられないぐらい旨かった。
とある飲食店で、まだ十代かと思うような女性店員に「美國人?」と筆談で聞かれた。
アメリカ人に見える??? 外国人をあまり見たことがないのかも、と驚いた。
結局のところ、よく覚えているのは、風景よりも人の印象である。

いま、紹興に行きたくてならない。

よさそうなホテルも探した。
紹興酒を飲むならここだという安い店も見つけた。

人は、これを「逃避」と呼ぶのでしょうか。
自由でいたかった。身軽でいることに憧れてきたが、身軽=孤独でもあることだった。
今はさまざまなしがらみの中に、よっこいしょと安住しつつある。
皮膚は乾燥し、白髪が増え、油に対応できない胃もたれを抱えつつ。
心は自由なんだよな、と嘯きながら。
「こんな生活、もうヤダ」と呟いて、「じゃあ、どんな生活がいいんじゃ」と
自分で自分に突っ込みつつ。
はあ、わが人生、いったい何処へゆくんじゃ?

追伸 ぶつくさ言っている場合でないので、
「本の家」へ持っていく本の値札貼りをします。
もっと良い本を持っていきたいところだが、はたしてどこまで間に合うのか。
明日あさってで、さらに梱包・発送、そして、原稿書き。
ブログを書くにもエネルギーがいるし、どなたかにお読みいただくと思うと
つい気にしすぎて億劫になるが、勿体ぶるほどの人生じゃなし。書き続けたほうが書きやすいのだろう。
紹興は遠くに在りて思うもの?

Sさんご夫妻、御来訪。

本の散歩展で声をかけていただいたのが、出会い。以来、
本をお譲りいただいたり、御助言いただいたり、何かとお世話になっている。

大きな車にたくさんたくさん本を積んで来られ、
炎天下、倉庫の2階まで持ち上げる手伝いまでしていただいた。
汗だくの三人。

我が家のリビングでお茶でもとなるが、
あまり落ち着けない場所で申し訳なかった。
高遠にお出かけになったときの話、
お勧めのドライブコース、
お二人であちらこちら、お出かけになった話など伺う。

お持ちくださった本についていろいろお聞きしたかったが、
当方の倉庫がすでに猛暑の時間帯。
西日が照りつける場所ゆえ、エアコンのききがいまいち。

「本の家」「追分コロニー」みたいな
お店が羨ましくなる。
神保町でも西荻窪でも、
すぐ近くに気のきいた喫茶店でもあれば、ご一緒に、といえるのに。でも、店番がいなくなるわけにはいかないでしょうから、なかなかそうもいかないのですよね、きっと。

Sさん、奥様、どうもありがとうございました!

Sさんが望んでいらっしゃることは、蒐集なさってきた本たちが活かされること。承知しております。さて、どうするかな。どうすればいいかな。

ぼちぼち猛暑の倉庫に舞い戻って、本日の発送と受注だ。
夜は神保町で送別会だ。

本日ご注文いただきました方への対応、
誠に申し訳ございませんが一部明日にさせていただきます。

猛暑の折、ご無理なさりませんように。通り魔にあいませんように、通り魔になりませんように、あなたも私も。皆様どうぞご無事で。

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takatoophoto.jpg本の家(上の写真・左の写真・下の写真。クリックすると大きくなります)。現在、「本の町」ヘイ・オン・ワイ写真展 開催中です。8月5日から9月15日「海ねこ&旅猫 絵本と雑貨の夏やすみ」展を開催。

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takatoohana.jpg城跡にのぼる。夏空。花がいっぱい。下は、ツバメ団地。まだ子ツバメが飛んでいた。東京と気候が違うんだな。

takatootsubame.jpg

takatooizawa.jpg伊澤修二の生家へ。東京音楽学校(現・東京藝術大学)初代校長になった方であります。弟・多喜男の次男は、あの飯沢匡。

下の写真は、伊澤修二の生家よりの眺め。地元のボランティアガイドをつとめていたという男性がやってきて、いろいろ解説してくださった。猛暑の中、生家に足を踏み入れたとたん、室内の空気がヒンヤリ涼しくて驚く。ガイドさんの解説を聞きながら「通気って何だろうって考えてた」とはD八さん。

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