デビッド・クアメン (著), 甘糟 智子 (翻訳)のスピルオーバー----ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのかを読みましたよ。
1年くらい前に買ってちょっとずつ読み勧めてなかなか進まない本でしたが、ついに読了。
人と動物の間で感染するウイルスってどういうの?というのをウイルスごとに細かく説明していく本。
これを読んでいると、外に出て軽はずみに動物に触るもんじゃないなと思っていしまうくらい人獣共通感染症について恐怖を覚えるわけですが、それでも危険を冒してまで研究される人がいるというのが、素晴らしいことだなと思うわけです。
また、どのように感染が広がっていったかを物語形式で書いてあったりするので理解しやすい。
この本を読んでいて興味深かったのは、人にしか感染しなければ抑えることは比較的簡単だが人獣共通感染症は獣側(特に野生)をコントロールできないためそうは行かない、というのが言われればそうだなと。
あとは「地球上で最も深刻なアウトブレイクはホモ・サピエンスと言う種である」というのは面白い視点。
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