この小説、2010年に発行されたのです。で、紙の本とともにその頃出たばかりのiPad版(アプリ)と言うのもありまして、絵が動いたり音がなったりというマルチメディアな書籍も同時に出ていて当時それを買ったものの読み始めてすぐのところで「iPadで小説読むの無理...」(文字だけでiPadの画面の広さだとしんどいんです)と思って投げ出していたわけです。最近ふと読みたくなってKindle版を購入。(調べてみたらiPad版はもうダウンロードもできなくなっていた...)
ざっくりいうと村上龍が書く「銀河鉄道999」と言った趣で、場面もくるくる変わっていくので読んでいて飽きない。そしてもちろん救いがない(笑)
前半はゆっくり話が進むので「これはどういった話?」と疑問が浮かんで諦めそうになりますが、後半は救いの無さが加速していってどーんと終わるのでやっぱり村上龍うまいなぁと。
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