連れが、今週のクロッチのことをブログに書いてます。
点滴を終え、置いておいても今できる治療はない、お金がかかるだけですから、と言われて連れ帰った。彼女のために一部屋用意した。キャリーバッグから出したらとたんにものすごい大興奮。扉がしまっているのに1メートル以上ジャンプして体当たりした。
それから何度も何度も様子をみにいく。よく眠っていた。が、近くにいくと薄目をあける。私とわかると鳴いてくる。点滴後、ほぼ丸12時間、飲まず食わず、おしっこ2回。
眠って眠って、なんとか少しでも水を飲んで欲しい。
が、水を飲むどころではなく、胃液をまた吐いた。治っていないのだ。
痛いことをしない私にだけは甘えてくる。撫でてやると、全身をこすりつけてきて甘えて鳴く。さすってやるが、あばら骨がくっきりして、げっそり痩せている。わずか数日でこれほどになるのかとショックだった。
右前足に注射針を刺したままの包帯をはずそうとしたところ、痛くてビックリしたらしく、一瞬、裏切ったわね? 信じられない! という目に豹変。鼻息あらく威嚇された。
獣医師に何かされること、痛いことをされること、治療をさせない彼女。頑なに拒もうとする魂を、いったい誰に阻めようか。
あなたの運命はあなたが決めるしかないです。あなたが生きるか否か、ほかの人に決められない、何もできないです。
「クロッチの運命だよ。どうなったってクロッチの運命なんだからしょうがないよ」と口にしては「それ、さっきから二百万回言ってるよ」と連れに言われる。本当にそう思い切れたら・・・。それほど潔い人に、私はなれない。
なんとか水を飲んで、なんとか吐かないで、なんとか少しでも生きてください。無力すぎて泣けてくる。
しばらく、クロッチを隔離した部屋で仕事をすることにする(仕事を本当にできるか? 自信なし)。
クロッチルームは、ほかのねこに威嚇されたり、寒い物陰に逃げ込んでしまわないよう、ドアを締めてある。エアコンとホットカーペットで暖房完備(ぬれタオルで加湿)の6畳。デリケートな淑女のため、すぐ逃げ込める安全な場所を多数、確保してございます。
その部屋からさえも、先ほど「出して出して」「外に行きたい」と懇願するように大声で鳴かれた。生きたいように生きなさい。逝きたいように逝きなさい(とまで本当は、まだ言えません)。
ねこごとき、と思われる方には阿呆らしくてやりきれないことと思いますが、7年弱、付き合っている人、みたいなものなんです、私にとってクロッチは。警戒心の塊なのに、私にだけ甘えてくる。うわー、何いってんだろ、恥ずかしい。バカでごめんなさい。
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●いわずに おれなくなる(まど・みちお)
いわずに おれなくなる/ことばでしか いえないからだ
いわずに おれなくなる/ことばでは いいきれないからだ
いわずに おれなくなる/ひとりでは 生きられないからだ
いわずに おれなくなる/ひとりでしか 生きられないからだ
今からめそめそしないで。
クロッチは生きたいって言ってるじゃない、、、
覚悟は必要だけど、諦めないで。
側にいて、見守って、怒られてもいいから手厚く、そして受け入れて。
何があっても大丈夫だから、、、
生意気言ってごめんなさい。
めそめそはしてますが、諦めてなんかいませんよ。
誤解されてしまうような書き方をしたようでしたら、私の書き方が良くなかったです。悔みます。
笑顔で、クロッチ、ほかのねこ、連れ、獣医さんらと頑張っています。できること、考え得ること、すべてやっております。
側にいて、見守って、怒られてもいいから手厚く、そして受け入れて・・・。
いずれも度が行き過ぎの傾向にあり、連れに「やりすぎ」と注意され、反省しております。
お言葉、本当にありがとうございます。