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一箱古本市 駆け足記録

梱包・発送を終えてから一箱古本市へ。
たどりついたところ、すでに午後3時半。
こんな時間に行くのはどうかと思いつつ。
わずかな時間ながら、
見知った顔に次々、出会って立ち話。

コクテイル飲み会、だいこんや飲み会でのおなじみさん、
クボタさん、鈴木H氏、石ころ&シオミン、
旅猫さんご一家、工作舎・石原氏と奥様&おぼっちゃま、
古書 往来座・瀬戸さん、
NEGIさん、N書店さん、などなど。

限られた時間では、
古書ほうろうと貸はらっぱ音地の二箇所しか見られず。
それでも、ほうろう前に並んだ個性的な箱を楽しむ。
古書ほうろう自体、初めて入った。
この品揃えで回転させているということに驚き、
スタッフは何人いるんだろう、と思わず周囲の人に聞く。

はらっぱ音地は、写真展が行われ、
お酒が売られて、はらっぱ そのものがちょっとした「市」みたい。
工作舎の箱はすでにほぼカラッポだった。

往来座の瀬戸さんには初対面だったので
旅猫さんに紹介してもらってご挨拶。
観音開きのディスプレイ棚は手作り。
「いやあ、こんなもの作るのばかり楽しくて。
もっと仕事しろって感じですよね、ははは」と瀬戸さん。
ブログで読んでいたのと同じ印象の人だった。って当たり前?

もう本当に駆け足でしたが、
何冊か購入。ありがとうございます。
●日本の子どもの本歴史展
●The Selfish Old Woman
(Toshiko Kanzawa  illustrated by Yosuke Inoue)
●ねずみ女房
(ルーマー・ゴッテン作 石井桃子・訳 好きな本なので)
●考える人 創刊号
●富士日記 中公文庫 上・中
●こどものとも年少版 ねこもの

旅猫さんのお兄さんは一心不乱に刃物を研ぎ、男前。
旅猫さんのご主人タメさんは、すっかり日焼け。
活気に満ちつつ、なごやかな空気でした。
初夏のような陽射し。まさに"お祭り"日和でしたねえ。
連れも書いてます。写真がありますので、よろしかったら

知人トシさんが始めた古書店「不思議(はてな)」に初めて立ち寄る。
想像をはるかに超えてステキな建物、ステキなディスプレイだった。
詰めかける人で大にぎわい。
トシさん、お忙しそう。

こちらで買ったのは次のとおり。
●ヱホン文庫 ドウブツ デンシャ
(久米元一・文 鈴木壽雄・画 昭和21年)
●1977・藤田嗣治展小冊子
●デザイン 井上洋介の世界
(インタビュアー・長新太 昭和44年)
●岩波少年文庫「ふしぎの国のアリス」
(ルイス・キャロル作 田中俊夫・訳 昭和40年)

帰り、友人お奨めの西荻窪の店に行ってみたら貸切で入れず、
音羽館近く、ねこがいる店に行くが休み。
昼市で頑張っているハンサム食堂へ。
初めて入るが建物のユニークさにヤラれる。
あのトイレは、ベトナムの田舎みたい。懐かしい。
料理は、本場タイっぽい味。
●チャンビール
●黒豆マッコリ
●パパイアのサラダ
●空心菜炒め
●ヤムガイ(炭火でかりっと焼いた鶏肉と、
 トマト、ネギ、コリアンダーなどをあえたもの。大変美味)
●タイの厚揚げ
●竹の子と卵の炒め物
●ヤムヌア(牛肉とセロリ、ネギ、コリアンダーなどのあえもの)

おいしいおいしいとちょっと食べすぎ。
重たい本とおなかを抱えて、
倉庫に立ち寄り受注本を探す。
楽しみましたが、いささか疲れ気味。
箱を出された方、主催者・スタッフの皆様、もっともっとお疲れですよね。
皆様、ありがとうございました。

ちなみに、電車の友は荻原魚雷さんの「古本暮らし」(晶文社)。
急いで読むのは惜しく、愛おしむように味わって読みたい
…と思いながら、一息に読了。

易しい言葉を織り重ねて、深い部分を描いていく文章力に魅了される。
読みたい本がたくさん見つかった。
魚雷さんが自分の意思+本の力によって
穏やかな魚雷さんであり続けていることを再確認する。
どう生きるか、魚雷さんがもがいているさまも描かれ、
魚雷さんが本から力を得ているように、
自分は魚雷さんの著書から力をいただく。
何度も読み返していくことでしょう。

帰宅して、海ねこの受注作業。
ごめんなさい、すべてできず。日を改めて続けます。
火星の庭・前野さんから感動的なメールをいただく。
前野さんてやはり凄い? と思う。
ちくま 岡崎武志の連載を読み返さなくちゃ。
ほかにも、メールをあれこれいただき、すぐ返信できず。
こんな場ですみません、ありがとうございました。

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2007年04月30日 11:29に投稿されたエントリーのページです。

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