敵を知り己を知る、ということ
孫子の兵法とかいう類の本には必ず書かれていることですが、現代にも基本として当然のことだと思います。相手をする市場やお客さんのことをよく調べ、自分に何ができるか知り、そして
為すべきことを実行する
すごく基本的なことですが、悩んでいました
敵を知るためにオカネをかけるのは無駄だ
そんな時間あったら手を動かせ
敵(市場)を知るためにオカネをかけるのは無駄だ
そんなことをされると売れていないのがバレるから隠す
為すべきことを熟考せず、誰かのせいにして手を動かす
そんな日々でした
本当にその日手を動かしていることによって誰かが幸せになるのか?
その日その月の食い扶持には困らないかもしれないが、将来につながるのか?
なにより、作ったものを友人や家族に、これ面白いよと見せられるか?
それを思うとやりきれませんでした
もしかしたら普通の人よりもそういうこだわりが強かったのかもしれません
今思えばもう少しやったら成果が出たかもなと思うこともあるし、そうではないと思うこともあります。多分後者かな・・・
さてさて、そんなモヤモヤはいいとして
大きな会社になると赤裸々に調べ上げられますね。というか発表内容を見える化しただけですが
アップルの四半期ごとの成果を図で示したものです
それもかなりインタラクティブなもので分かりやすいです
これくらいの情報は自分でも常に操りたいなと思うくらいの出来ですね
すごく説得力がある・・・
敵はどのくらいやっていて、己の実力はどれくらい
だからこういうものを作ったらこれくらいは売れるかなあ
お客さんはこういうものをもう求めていないかも。iPodの売上落ちているし・・・
消え行く市場だけど残り物勝ちを目指す、なぜなら毎年何%ダウンだけど、それでも粗利はこれくらい確保してて投資も年率これくらい減らしてあと●年はこれくらいの事業はできる、このラインを割ったら撤退、みたいな。
最終的な決断に持っていくための材料として、仮説を作って戦略を考えることが大事だと痛いほど知りました。仮説はあくまでも誰かの想像の範囲だからそれを他人の脳みそも利用してブラッシュアップとか、そういう合わせ技も含めて知らなさすぎでした
もちろんまずは商品の魅力あってだと思いますが、それだけではよほどのことがない限りどうにもならないですよね。調査、仮説、実行、売る、伝える努力、それらがあってのモノの品質だと思う次第です。物質そのものの出来具合が品質みたいな認識だけど、Qualityってニュアンスとしては違うんじゃないかと最近は思うようにして、大事にしています
ああ、またとめどなく書きなぐってしまった
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