良いものを安く作れば売れるか?

そういう時代もありました
まだそれから離れられない経営者もいるでしょうね
いくら作っても知ってもらわなければ買ってももらえないっす


今日読んだ記事、考えさせられます


ものづくりニッポンって叫んでいる人が近所に居るんですが、もう耳にタコです
なんか古いし、それだけじゃどうしようにもないだろう、と思っていたんだけど、今日読んだ上の記事でなるほどと思いました

別にアップルが全て良いとは思わないけど、成功体験から離れられない日本企業は、過去の成功例に縛られるんですかね。日テレの野球中継でよく言ってた「勝利の方程式」ってのがアホみたいだなって思ってたんですが、そういう水戸黄門的な予定調和的勝利が好きですね。なにか意外なことが起こるから世の中面白いのに。

こうしたら勝てるとか、あなたが成功するための256の方法、みたいな本が並んでるし。なんだろ、そういう考えないで勝とうとする魂胆って。そのとおりやったけど上手くいかないって文句行ってみたりさあ。自分で考えてトライしないと得るものなんてそんなにないよ

思考停止している人々が多いんですかね
だから良い(というより必要ない機能がたくさん入った)ものを安く売ることばかりに固執して、他社と安売り泥沼根性試合して、せっかく作ったものを自ら安売りしてしまって短命に終わらせるなんて。

Jobs本を読んでいると、知識もない販売店の店員より本当に製品のことを好きで知って売っている人が売り、そういう人から買うのも顧客として満足度も高いって感じます。

せっかく作る商品が使い捨てカイロみたいに消費されて行って、お客さんに愛されているのだろうかって考えると過去に本当に酷いものを作ったと反省します。無理な開発日程と発売日ありきの商品設計、調査も評価もへったくれもなかった。一緒に苦労して働いた仲間との思い出はとても大切だけど、そこから学んだことよりも、なにも会社にも社会にも貢献できなかったことが悔しいなと。自分も思考停止してたなって思います。少なくとも作っている自分が良いと思えないものはもう作りたくないってね。そうじゃないと生まれる製品がとてもかわいそうだよ

上の記事とは関係ないことばかりになったけど、そんなことを今日感じた次第です

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コメント(2)

ニッキ :

ちはっす
転換期なんでしょうね
クルマにも言えることですが売れるモノが良いものみたいな風潮ですよね
実際はクルマそのものの性能や安全性がないがしろにされていると思います
車内が広いとか快適装備が充実しているとかクルマにそんなモノ必要か?
というような過剰装備のクルマが大衆に好まれるようです
そんな安くて装備が充実なんてものは今後アジア圏のメーカーに駆逐される事でしょう
某大手国産メーカーはコストダウンの弊害がだいぶ出てきているようです 
ここの製品にはクルマそのものの魅力は何も感じられませんし乗ってみたいとも思えませんね
これからが大変だと思います

ま偉そうなことはいえませんけどね  ウププ

Mick Author Profile Page:

そうか、日本が誇る車産業もそんなもんだよね
確かに夢がある車が減って、実用一辺倒になってしまった
そういうのって移動の手段としてはいいんだけど、車って高いから楽しみも欲しいって人にはつまらないよねえ
なんでもいたせりつくせり、カイゼンカイゼン、お客様の望むのものは全て正解全部盛り!なんてやってるからこんなつまらない車ばっかりになってしまったのかもね。そういうのを求めるというか、思考停止している消費者も問題かもですがね。その車使っている間に1回使うかどうかっていう機能にこだわってみたりね
家電やテレビも同じかもなあ・・・

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このページは、Mickが2012年2月 8日 23:45に書いたブログ記事です。

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