Ducati 748 インプレ その4

自分の748のサスペンションはSuperbikeのクラスでも一番廉価なモデルなのでショーワ製のベーシックなものが入って、まあベーシックと言っても調整の幅が広くていろいろやってみることが出来るんで、そういうのもこのバイクの楽しみの一つだーね。初めてまたがったとき、そのサスの固さに驚き、乗り出してさらに驚いたんだけど、まあ今となってはこんなもんかねーと。なんだか沈んでいるんだかどうだか分からないくらいに固くて、感覚の鈍い自分には路面のショックを吸収しているかどーだか分からないくらいゴツゴツと路面の凸凹が返ってきてね、焦ったよ最初は。（前に乗っていたバイクとの比較なんだけどね）
いろいろ教えてもらって1Gでの沈み込みを合わせて乗り回し、サーキットに行くたびに調整してから感想なんかを記録してたんだけど、最近の自分の好みはブレーキ時に早く沈んで曲がっている間もそのあたりである程度粘ってくれるものじゃないかとね。バイクが速く曲がるとか寝かし混みが早いとか分かる人はすごいなあって自分は思うくらい無頓着っていうか、サーキットで走っているときにそこまで考えられないで次のコーナーのラインとかブレーキとかに集中してるんで、サスペンションはこれくらい気持ちよければしばらくはいいかなーなんてね。

最近はブレーキをゆるめるとフロントが上がってくるのが分かるようになったけど、上手い人はそれで姿勢制御とかしちゃうんでしょうね。なんかあまりにも感覚的でもうちょっと理詰めでやりたいですが、公道とサーキットでは使う速度域が違うので混乱しがちで難しいっす。要は乗ってて自分が走りやすければそれでいいっていうね、趣味なんだから。

基本的に公道でのジェントルな乗り心地が欲しいならこのバイクは思いっきり間違いだよ。このバイクのデザイン思想としては、そういう乗り心地と言うより速く走るためのセッティングが求められるもんだと自分は思うね。（最近の国産スポーツバイクは両立できちゃったりしてるんだろうけど）

ブレーキは超強力で、自分では本当に今まで乗ったバイクで本当に最高だと思うよ。スチールのブレーキライン標準で、パッドは標準のままなんだけどそれでもサーキットでのフルブレーキになんの支障もないしね。もしパッドがなくなって社外品に変えたらもっと効くのかと思うとそれも楽しみ。そういえばスチールのラインのバイクに乗るのも初めてかも。前のNinjaは標準のままだったけど、あれはあれでとてもよく効いたから、ブレーキがよく効いたってのはスチールラインだけじゃないのかもね。


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