Ducati 748 インプレ その3


3日目は乗り心地とライディングポジションの話。

748の乗り心地についてなんてあまりにも明らかだから書くなって言われそうだけど、実際本当に厳しいの一言。サーキット走行を目的に作られているものだからね、とても窮屈だよ。前下がりの薄くてペラペラのシート、低くて遠いハンドル位置、細長いガスタンクなどなど、いかにもっていう特徴が目白押し。国産スーパーバイクに比べてハンドルの遠さは圧倒的に感じるかもね。さらに低い位置にあるからライダーの前傾は厳しくて、手首や首への負担は大きくて、長い時間・距離をのんびり乗るのはとうてい向いていないバイクだと言っちゃいましょう。最初の20分くらいは楽に感じるから試し乗りして”なんだ大したことないじゃん”なんて思っちゃいけません。普通週末に乗りに行くくらいの時間乗れたら分かると思うよ。

自分の場合一日の公道での限界は200Kmくらいでもうダメダメ。サーキットの時は30分以下のセッションを休み休み走るので限界点はもうちょっと上かも知れないけど、それ以上になると手首が痛くなると思う。長距離ツーリングにはとうてい向いていない代物だし、二人乗りなんて論外。(なんだけどアメリカには二人乗り仕様もたくさん出回ってるんだけど、二人乗りしているの見たことないね)

バイクのフレームはこれもDucati伝統の鋼鉄パイプを梯子状に溶接した独特のもので、国産のものとは大違い。アルミ製の軽いフレームを使った国産バイクと比べて重いみたいだけど、しなやかでライダーに限界点がわかりやすいと言われるんだけどもちろん自分にはさっぱり、違いの分からない男。L型エンジンが4気筒に比べるとスリムだからフレームもスリムで、またがった感じバイクがとてもスリムに感るのがまず気が付くところ。たしかにタンクが細いので4気筒に比べるとニーグリップが最初はしにくいけど、慣れれば大丈夫だね。

タンクの形状だけど、ハングオフしているときに角に内ももが当たるから、慣れないうちはちょっときついかも。普通にまっすぐ乗っているときも内ももにシートの角があたるので、これもあまり気持ちよいものではないかもね。(これは今でも慣れない)

文句ばかり書いちゃったけど、要はかっ飛ばすのが楽しく作られているバイクなんで乗り心地なんて優先したかったら他のバイクを買えってことでね。とことん作り込んだスポーツバイクってのはこういうもんなんだろうし、もちろん攻めて乗るときは面白いよ。(フォローそんだけかい!)

写真は昨日と同じものをPhotoshopで遊んでみたよ。なんかちょっとイラストっぽくなったかな。


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このページは、Mickが2004年12月28日 21:18に書いたブログ記事です。

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