Red Warriors


日本人ギタリストでカッコイイギター弾きといえばRed Warriorsのシャケこと木暮武彦じゃないですかねー

80年代後半に現れたこのRed Warriors(レッド・ウォーリアーズ)っていうバンドはホントに思いっきりロックしてるんじゃないかと、今更ながら思うんですよね。フロントマン、ボーカルのダイヤモンド☆ユカイとギタリストのシャケのコンビは無敵というか、バンドは大人気なのに解散に追い込んじゃうくらいの仲の悪さも無敵で洋物ロックぽいですしねー。

当時バンドブームで似たようなバンドがあったんですが、彼らのストレートなロックとにしびれてキザな歌詞にちょっと苦笑いなんかりもしたけど、やっぱりサウンドは本当にすごいと今でも思ってるんですよ。よく聞いてるし。最近復活したみたいだけど、ここでは音源にもふれることもないので何とも言えませんが、自分の中では最初に解散した時に出したアルバム"Swingin' Daze"で終わっているんで、最近のはなんとも・・・。

セカンドアルバム"CASINO DRIVE", サードアルバム"KING’S"ともに、おもいくそロックしてます。これぞロック神様アリガト状態ってなくらいロックです。ストーンズやエアロスミス、ビートルズの影響があちらこちらに見えたりしますが、そんなんどうでも良くなるくらい痛快ロック。アルバムの曲数が10曲程度ってのもロックぽくていいっすね。(自分は曲数の多いアルバムは、どの曲がどれだかすぐ分からなくなるので。13曲くらいを超えるともうだめ)


さてさて、シャケのギターの好きなとこはブルース・ロックっぽいとこなんて言ってしまえばそれだけなんだけど、カッティングもすごい。切れ味の鋭いセンスのいいカッティングはどんな切れ味の鋭いナイフよりも鋭利でジャキーンとも(よく分からん表現だ)、ストラトキャスターの歪んだ音としても自分の理想的な音なんっすよね。


カッティングのオススメはセカンドに入っている"Monkey Dancing"っていう曲。ファンキーなカッティングがリズムと絡んですごいことになってます。リフも印象的っすね。あと、歌詞もね、「こーんな女じゃ立ちゃしねえ~」とか叫んでるし(笑)セカンドのOutlaw bluesのカッティングもいい雰囲気っすね。この曲はソロもブルージーで泣かせますが、このカッティングのタイミングというか、ホント絶妙なとこでジャーンと鳴らすのはシャケの必殺ですね。サードのWild and Vainのイントロもエエです。


当時読んだインタビューではシャケのストラトはビル・ローレンスというギターメーカーのもので、ピックアップがリヤに一つしか付いてないなんて見てびっくり。広告には「1でいい」なんて書いてあってさらにびっくり。青いペイントのギターはとても美しい色で、ステージでライトが当たるといろんな色に変わって見えたもんでした。録音に使ったのはヤマハのアンプだなんて書いてあったのも驚きだったなあ。普通ああいうロックだとマーシャルとかブギーとかが定番っすからね。うまい人は何使ってもその人の音が出るってことなんでしょー。


解散アルバムになった"Swingin’ Daze"は、それまでの路線から少しサイケというか離れて、ギターもストラト一発っていうあれじゃなくっていろんな変化が見られますが、これはこれですごく気に入ってます。ワウとバリバリつかった2曲目のDance Macabreとか怪しい雰囲気のSisterなんかいーっすね。

ということで、初心者の人にはレッド・ソングス...っていうベストアルバムも出てますので、ロックしてみてちょー。

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このページは、Mickが2004年11月20日 23:15に書いたブログ記事です。

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