麗蘭 - SOSが鳴っている


麗蘭っていう漢字の組み合わせをみると一体なんだと思うのが最初は普通だと思いますが13年前の自分もそうでした。彼らのファーストアルバム”麗蘭”が出たときの自分は田舎の学生でそれはそれは狭い社会で限られた音楽しかない世界で生きてました。
ある日最新のギターマガジンを見るとこの人達のインタビューが出てて、なんでもアコースティックギターをかっこ良く録音云々なんて言葉が気になったのと、あとはその本でのレビューがかなりよかったんで、すぐにCDを買ったと思います。

ファーストアルバムの麗蘭はグループ名と同じで、もう買ったその日から自分にとって最高のアルバムの仲間入りでした。確かにアコースティックギターの音はすばらしいし、絡んでくるファンキーなエレキギターの音、上手いとは決して言えないけど面白いくらいに詩的で時にメッセージを含んだボーカル、今までに聞いた事があまりない感じの音楽だったんで、ずっと聞いていたのをよく覚えています。(今でもよく聞いてるけど)

仲井戸麗市(チャボ)と土屋公平(蘭丸)の二人組にサポートメンバーを加えたグループで麗蘭なんですよ。それぞれの経歴はその手のサイトで調べれば分かりますが、二人ともメジャーなロックバンドのギタリストで既に有名な人たちでしたが、お互いのバンドが休止状態になって始めたのがこのグループだそうです。それで出来た音楽がこのクオリティですからそんな話を聞くとさらにぶっ飛んでしまうわけですが。

東京に出て来てから一度新宿のパワーステーション(だったと思う)でライブを見る機会がありました。このページで見る限り多分1993年の4月終わりのやつでしょうね。生で見る麗蘭は最高かっこ良かったのくらいしか覚えてませんが、まあそれくらい憧れてたわけです。その後ライブ版(限定版みたいでもう売っていない)とか映像もありましたし、それぞれのソロやプロジェクトもありましたがやはりこのファーストアルバムがやっぱり最高だったんですよ。

で。13年後の2004年夏。全然知らなかったんだけどニューアルバム"SOSが鳴ってる"の登場ですよ。自分が知ったのも発売後数週間してからで、日本のAmazonから取り寄せて聞きました。ファーストの麗蘭があまりにも自分の中では大きくて、ファンとしてはどうしても同じもの、もしくはそれ以上を期待してしまうのですが、何回か聞いた感想としてはチャボのソロに近くて、ロックンロール色、メッセージ性が強くなったなあという感じですが、とりあえず毎日聞いてるってとこです。

13年前は湾岸戦争があってファーストアルバムにもその事を歌ってたんだけど、今回のアルバムもまたイラクと関係したメッセージがありますね。「いつの世まで愚かな争いを続けてゆくの?」というフレーズが印象的です。

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WXCR-1/2004.08.03 01. SOSが鳴ってる 02. CHAB 続きを読む

コメント(2)

Mongo :

麗蘭、よく聴きました。
そういえば、社内バンドでやったこともありますね。
梅津さんのように吹きたいと思ってまねてみましたが、難しかった。
去年、イベントに出てた彼ら見ましたよ。
蘭丸のギター小僧ぶりがやはりよかった。小僧って年でもないけれど。

そういえばモンゴさんたちやってましたね、バンドで。懐かしいです
自分もよくギターで弾いてます、麗蘭に限らず蘭丸ものはかなり好きですね~

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このページは、Mickが2004年9月12日 17:07に書いたブログ記事です。

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