MotoGP 2004 第一戦 決勝

Liveで見られなかったけど録画したものが2時間くらいしたら見られるようになったんだよね。結果を知っていなかったから最初から見る事が出来て良かったなあと。近年まれに見る接近戦が最後まで続くのは見てて本当にハラハラもので手に汗を握ってしまった。
去年のホンダ+ロッシなら前半に飛び出したならそのままビアッジを振り切って何十秒なんてアドバンテージで勝ったんだろうけど、彼が乗るヤマハはそんなに長くない直線で追い抜かれる場面もあって本当にずっと苦しそうだった。相手は自分も開発に関わったRC211Vで、どこで抜かれそうになるかよく分かっていただろうしテストの時からヤマハM1のパワーが足りないのもコメントしていたからずっとどこで抜かれてどこで抜き返せばいいのか考えていたんだろうなあなんて想像したよ。
残り5ラップからのバトルは本当に真剣勝負で少し強引にインをつくシーンには少しハラハラしたけど、ビアッジもあそこでインを突かれたら苦しいのは分かっているのにやられてしまって完敗だったのかな。
それにしてもヤマハM1に乗るようになって3ヶ月ちょっとのロッシがここまで来るとは本人も思っていなかったと思うし、他のヤマハ勢が9位以下ってところを見てもロッシの開発能力ってすごいなあと思うよ。何をどうして欲しいか自分で分かったことをエンジニアに伝えて一緒にバイクを良くして行くってGPライダーの大事な能力の一つなんだね、きっと。

ロッシのインタビューでの言葉「今回の勝利は今までとはずっと違ううれしさで、バイクを止めて一緒に浸ってしまったくらい今までのキャリアでも最高のレースで、この感激はどう表現していいか分からないくらい」ってのに全て現れていると思う。チャンピオンに何年も連続してなっているのにさらに自分を少し不利な立場においてさらに挑戦するって本当にすごい事だと思うし、尊敬に値するよな。

去年のこのサーキットでの勝者ジベルノーはバイクに問題があったみたいで、やっとの事で3位、というかそれでもすごい。RC211V初レースのエドワーズも7位、バロスは中盤ですごい追い上げで4位でフィニッシュしてるしそのあともヘイデンが続いてホンダはやっぱり安定した力を持っているね。
期待された中野はスタートで遅れて中盤から順位も落としてし最後は12位でフィニッシュ。本人のインタビューでも「ヤマハにはなんとかついて行けた」なんて意識したコメントがあったね。一瞬の早さはそこそこ確保できているから今度は本番で力がどれくらい出せるか注目だね。個人的には今年一度は表彰台に立っている姿が見たいなあ。

ということで雨で走りに行けないので、長々と書いてしまいました。

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このページは、Mickが2004年4月18日 16:45に書いたブログ記事です。

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