村上龍の希望の国のエクソダスを読みましたよ。
本当は"半島を出よ"を読み返したかったのですが、Kindleで出ていなかったためこれをチョイス。
この本も2000年に出たときに読んでいたのですが、オチとか全く思い出せませんでした。
(それにしてもAudibleは出ていてKindleはないってどういうことなんでしょう?)
で、出てから25年以上たって読むと、当時の村上龍氏はJMMとか主催して経済にまっしぐらの頃だったんじゃないかと思うのですが、その成果が存分に発揮されていて経済の入門書としても面白い。
とはいえ20代の僕は純粋にフィクションとして楽しんでいたんじゃなかろうか。(ちゃんと経済に興味を持って少しでも勉強してれば今頃大金持ちのはず)
舞台が2001年から7-8年間で、作品の性質上時代が如実に反映されているために、今読むと昔話になっているのですが、村上龍と史実との答え合わせもできる、という楽しみはあります。
そういえば
おれは悲しい気分になっていた。何か無駄な繰り返しが若い頃に必要だとか、そういう風には決して思わない。安心できるものに囲まれて暮らすほうが平凡だけど幸福なのだとも思わない。ただ確かなことがあるような気がした。それは、無駄なことの繰り返しはおれたちを安心させるということで、そのことが妙に悲しかったのだ。
村上 龍. 希望の国のエクソダス (村上龍電子本製作所) (p. 326). (Function). Kindle Edition.
とあって、今「失敗を怖がる若者たち」みたいなことをよく言われているような気がするんですが、それと重なってこれって昔から言われていたことなのかそれとも村上龍の創作なのかは興味あります。
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