目録3号の梱包・発送

| コメント(0) | トラックバック(0)
こんな時期に目録を出し、展示&販売を行って・・・。
いいのかいいのかと思ってきました。今も思っています。
こんな時期にも関わらず、お買い上げくださいました方、ありがとうございます。
ご注文くださった方を思いながら、本を手入れしつつ梱包・発送します。
 
信用を築き上げるには時間がかかりますが、壊れるのは一瞬かもしれません。
何度かお買い上げいただいている方であっても、毎回、お送りします際は緊張します。
周囲の同業先輩を見ながら、そして、お客様と接していくなかで、なるべく状態が良い本を扱いたいと感じてきました。
それでも、珍しい本やめったに入手しにくい状況の場合、必ずしも、そうとばかりいかない場合もあります。
できるだけ、手を入れて何とかなる部分は状態を整えて大事に送り出したい。
なので、梱包・発送は、とても気を遣います。
「クリーニングぐらい早くやっておけば」ととある店から言われましたが、そのとおり。ですが、いったん整えたつもりでも、本文を再度よく見ますと、あちらこちら鉛筆あとがあったり、ゴミがあったり・・・。できるだけ、発送前の作業にはエネルギーと注意力を注ぎたいと思っています。
そういった作業をしながら、ご注文くださった方のお顔を思い出したり、お顔をまだ存じ上げない方の場合はメールやFAXの文面を思い出したりで、海ねこにとりましては大事な時間です。
順に梱包・発送を開始いたしますが、おそらく最大10日から2週間ほどお待ちいただく場合があるかもしれません。なるべく早くお届けできますよう、努めてまいります。連休中になんとかと思っております(梱包発送に集中したいので、電話には出にくい状況です。恐縮ながら電話でのお問い合わせ、ご遠慮申し上げます。ご用がおありの場合はメールあるいはFAXでお願い致します)。
 
今回お買い上げいただき、お預かりします代金は、今後の仕入れに使わせていただきます。
よそ様と異なり、なんの余裕もないまま、売り上げが次の仕入れにまわっていくような状態。開店時からいまだ、あまり変わりません。むしろ、N堂さんが指摘していたとおり、店を続ければ続けるほど欲しいもの、お客様から依頼されたもの、ニーズを知ったものなど、探したいもの&欲しいものは増える一方です。
 
目録を一度でも失敗すれば、次の回転資金がアブナイところでした。怖かった、大変怖かったです。どれほど不安だったか、こういうのは本人しかわからないことかもしれません。いや、目録を出している店は多かれ少なかれ、似た思いを抱えているのかもと思います。「リスキー」だと他店から言われましたが、そういう道を選んでしまったのは私でした。
おかげ様で、何とかまだ、もうちょっとは店を続けられそうです。それもこれも、ご利用くださる方、お力をくださいました方のおかげです。感謝申し上げます。これからもガンバらねば、ですね。
 
なお、あら、この本、よく残っているなあ、と店主も意外に思う良書がまだ残っております。
村山知義、茂田井武、長新太、石井桃子もあります。珍しいと思う絵雑誌も、個人的にオススメしたい洋書絵本もまだまだあります。
目録のご応募締切は4月29日でしたが、今後も在庫がありますうちはいつでもお届けできます。
まだだいぶ先になりそうですが、いずれ「日本の古本屋」にもアップします。検索しやすくなりますので、そちらもまた末永くご愛顧のほど、お願い申し上げます。
 
新緑の頃は、一年中で一番好きな季節です。どうぞ良い日々を!

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/7643

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ