初夏のような陽気です

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花も咲き始めますよ。

先日、無事、誕生日を迎えて、また年を重ねました。

この世に生を受け、いまだ大病したり事故にあうこともなく、生きている。偶然・奇跡というしかありません。

祝いという名のもとに外食しにいったら、カエルが3匹、道ばたをのそのそ這っていました。あまりの暖かさに冬眠から醒めたようです。車にひかれるなよーと祈るばかりでした。

さて。昨晩のこと。

久々、えびな書店さんの80年代の古書目録を
引っ張り出して見てみた。
改めて、圧倒された。
あのT書林さんが憧れたという号など、まさに「読ませる」目録だ。

そんな凄いもの作れるはずがないし、
かといって、若き情熱の獅子ら(徳尾さん、にわとりさんたち)のように
「え、こんな商品、どこでどうやって探してきたの?」と
驚かせるような豪華なものだらけ、次々に見せられる訳でもない。

だったら何のために作ろうとしているのかなあ、
作ってもなんの反応もいただけず、ただ、
「どうしてこんなの作ったんだろう」と首かしげられたらどうしよう。

先人の遺していった足跡を紹介するのに、
こんな安直でいいのかなあ。
倉本聰さんがいう「地球は子孫からの借り物」ならば、
古書って子孫からの借り物、かなあ。

私が作っているのは、なんだろう。もしや、
単に、未整理の在庫品の寄せ集めなんじゃないか。
いいのか、これで。
でも、やるべき方向にすでに進んできている以上、
何かしら、やるべき必要性があるんだろうか。

もやもや、もやもや。

これ以上、古書を集めようとしたら、
またしても目録の完成が先延ばしになり、
HPに手がつかなくなり、
貯金残高との競争になってしまう。
拙くてもなんでも、割り切って、今できる範囲で作って出すしかない。

完成したとき、挨拶文になんと書こうか、
と、その瞬間ばかりが楽しみだ。

Nさんは「紙目録つくるって楽しいよ-」と言っていたけれど、
楽しいかな・・・。楽しいけれど、苦しいなあ。
第一号を出さないことには、その次を作れないから、
なんとか進んでいくしかないんだなあ。次回からは、古書市場通いと併行して、蒐集しながらどんどん入力していくことにしよう。そうするべきと、体験的につかめただけでもよしとしないと。

山登りのように、疲れたとき、休憩地点で
汗を拭き、薫風を感じて、仲間と話したくなる。

誰かと話したくてならない。
でも、いまはダメ。外に行って花粉を浴びてごらんなさい。
これ以上、紙目録に影響が出るとまずいので、どこにも行けない。
第一号を作り終えたら、イベントに参加したり、
これまでまだやっていないことに挑んだり、
今度こそ、いろいろしたいんだ。

ということで、相変わらずコモっております。
山登りでいえば、ようやく三合目から四合目というぐらいのところでしょうか。
お客様から、そして、世間の皆様から
忘れられてしまわないうちに、なんとかしないとです。
投げ出したくなる前にこしらえてしまわないと。

マラソンと一緒だ。
あともうちょっとだけ頑張ろう、もうちょっとだけ頑張ろうと思う。
走るのは自分しかいない、誰もかわりに走ってくれない。進んでいくしかない。
苦しかったからこそ、マラソンのあとの豚汁と生ビールが最高なんだ。
今日一日、頑張ったらワインを飲もうかな、甘いかな、と迷いつつ。
キリっと辛口の白ワインが飲みたいけれども、数日、自分を律しております。
その1杯のために頑張ろうと、オヤジ然とした私。

は、「本の散歩展」目録締切間近だ、「月曜倶楽部」公開前のHP作業もせんとな。やるべきこと、ほかにもいろいろ。いろいろお待ちいただいている方、すみませんです。

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