吉祥寺ごちゃまぜ古本マーケット開催中(店番編)

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「吉祥寺ごちゃまぜ古本マーケット」、現在開催中。
第4週の我らがチームは、ちょうど10店。
毎日1~2店+アルファーが店番を担当しております。

海ねこは、本日7日(土曜)、店番を担当。

張り切りすぎて、開店時間より1時間早く(!)到着してしまいました。

「張り切りすぎて」というのはまあ冗談混じりで、
どちらかというと「遅れてはいけないと緊張して」なんですが。
というか、当方、事前にたくさん用意したつもりだったのに
補充分の本がまったくなかったため、本日、追加分を車で搬入。
車で会場に近寄るためには、人出が少ない朝か夜のみ可能なのです。
それぐらい、日中、吉祥寺の中心地は人・人・人。人の波なのであります。

開店までの1時間、店の前で値札はりに打ち込みました。
初日、2日めの自店売上を見たらかなりショボボボボーンだったので、
追加分は思い切って安く安ーく! 値札つけ。(ネット部門用には別の本を用意してありますので、遠方の方、ご来場になれない方、どうかご安心ください)

催事(古書展)に慣れている店には失笑ものだと思いますが、
当方、まったく慣れていないため、
相場より安く売る勇気が欠如しております、いや、欠如しておりました。

本日は、えいやっと安く安ーく値段をつけました。そして、こまめに整理を重ね、本を入れ替えたり、面出しなど陳列を工夫してみる。
好天の週末ということが大きいと思いますが、初日、2日めのほぼ3倍近い売り上げに。
(ちなみに、今日の売上が良いというよりは、
初日、2日めがショボボボボーンすぎるという意味。はじめからもっと良いものをもっと安く出せれば問題なしなのですが、ダメなんです、苦手なんです)

催事(古書展)の現場で売れた経験がほとんどないので、
自分の中では、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけではありますが希望を持つことができました。
一歩前進、私の中では大きな一歩なのです。

苦手苦手と避けて通ってばかりいると、いつまでたっても慣れられない
=ずーっと苦手なまま、の悪循環かと少々、感じております。

でもまあ、数字的なことより何よりも良かったのは、
自分の店の本を手にとってくださったお客様にお会いできましたこと。
海ねこの本を手にした方に向かって、帳場のカウンターごしに
心の中で「ありがとうございますー!」と静かに歓喜のオタケビをあげておりました。
ふだんネットでの販売+年何度かの共同目録しか体験しておりませんので、
こういう感じの方が、こういう本を買ってくださるのだ、と
リアルな体験を重ねる歓びやいかに、でございます。

ご来場くださいました方々、ありがとうございました!

新婚のYさん、結婚式以来、久々にお目にかかれまして、うれしゅうございました。
元我堂の店舗「その後」が気になっていただけに、ちょこっとでもどうなるのかお聞きしまして、
ずいぶん安堵しました。

Kさーん、まさかお目にかかれると思っておりませんでした。
何かのおついでかとは存じますが、足を伸ばしていただき、うれしい驚きでした。
早く倉庫の引っ越しを穏便に進行させまして、Kさんのご蔵書を拝見させていただきたいです。今後ともご指導ください。

Iさん、Mちん、お礼を言い足りなかったかも、すんません。結構な頂き物に、印刷物に、感謝の極みです。
おふたりの存在そのものに、いつも元気を分けていただく思いです。
次回は神保町、でかな?

また、以前の古書展の最中、声をおかけいただいたのが、先にあげましたKさんとお知り合いになったきっかけだったわけですが。本日、別のお客様から「HP、見てます」とおっしゃっていただき、
探究書と買取のご相談をいただきました。なんと、近頃とんと見かけなくなったあの本を2冊ずつお持ちとのこと。
声をおかけいただいたのは、店をやっていく上で、とても大きな励みになりました。
今の店のやりかたであっても、もしかしましたら、
どこかしら気に入っていただけそうな部分があるのかしらんと
楽観的に考えてしまいたくなります。
日ごろ、自信喪失のミルフィーユ状態ですので、
誠に勝手ではありますがミルフィーユにともるロウソク、
暗闇を照らす一筋の明かりのように受け止めさせていただきました。

Kさんのときと一緒で、催事に参加していなかったらお声をおかけいただく機会はないままだったのでしょうか。今後ともよろしくお願いいたします。

実家が近いので老親も、そして、届けものにきた家族も来場。

Sさん&Iさん、せっかくの作品なのに駆けつけられず残念。許しておくんなさい。

一緒に店番をしましたY堂さん、バイトのTくん、ありがとうございました。

主催者の方、一緒にイベントに参加しました同業諸氏、ありがとうございます(まだ終わってないが)。

先輩・O舎さんからも賛同いただいたのですが、
どこの店のどんな本を、どんな人が買うのか目の当たりにして、
とても勉強になりました。
どこの店がどんな本を出品していて、どのように陳列しているのか、
どのように値段をつけて、どのように販売しているのか、
すべてが勉強材料だと痛感しました。

催事に対する苦手意識ばかりでしたが、
苦手なことに背を向けて逃げ続けているよりも、
ときには、アグレッシブに正面から抱きついていったほうが案外、気持ちがいいかもと思いました。

で、夏、お誘いいただいているイベントも、
以前でしたらまったく勇気が出なかったはずですが、
前向きに考えてみようかなあと思っております。

いくつになっても新たな体験というのはできるのだなあ。
面白く感じられることってあるんだなあ。
人生に退屈してしまう必要はないのかも。
何度でも再生可能なのか。←どんどん大袈裟になりますが。
ちなみに、ハイすぎて変だとお感じかもしれませんが、まだ呑んでないッス。

股旅堂さんから買わせてもらったものが、
帰宅後、我が家のねこらにバカ受けでした。
木の玉に顔が描いてあって、鈴がついたやつ。
ニャアニャア(←ねこらより。ねこ語で「股旅ニャーン、ありがとニャーン」と言っております。
わかりやすく通訳しますと「股旅さーん、ありがとうございますー」)。

さあ、これからホームグラウンドのネット部門に舞い戻ります。催事が祭事であるとしましたら、ネット部門がやはり本職、大事な日常生活であります。
本日ご注文をいただいた本を、今から探しに倉庫に出かけてまいります。
(眠いですがナニクソ、ファイト~! でございます)
メールの対応が遅れている方、少々お待ちください。

当方の在庫は、今現在は大部分、かねてより利用の倉庫に納めております。
今月中に少しずつ段階を追って引っ越しを予定。
市場も休みぎみで無念ですが、当面やむなしです。
家族の力を借りられる週末しか、書棚を組み立てる、
書棚や床板を移動させるなど大仕事がはかどらないため、
限られた時間内にいろいろ進めないとなりません。
日曜がふさがるのは実はひじょうにきつく、しかも引っ越しのどさくさで、あら、オークションに持参する予定だった品々は一体どこへ???

ちなみに、オークションは14時~、16時~の2回。天才フリ師・なないろ田村さんの名口上に触れる好機。いかなる古書が登場しますか、乞うご期待。

「吉祥寺ごちゃまぜ古本マーケット」はまだまだ続きます。
あ、Fさん、水曜、搬出予定でしたが、
所用のため水曜、会場に行けないかも。またメールしますが、とりいそぎお知らせまで。

今後とも、海ねこ、そして、古本屋をどうぞよろしくお願いいたします。

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