徒歩徒歩会で、とぼとぼ歩いた

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mtfuji.jpg無事に登山を終えて帰宅しました。

南部古書組合の伝統ある「徒歩徒歩会」(とぼとぼかい、と読む)に参加。
笹間さん、石黒さん、遠藤さん、
そして、月の輪さん、照井さんとご一緒させていただきました。

5月6日、7日。行先は、富士山の北部・御坂山地。
1日めは足ならし。といっても、初心者の私には、
本当にきつくて、すでにハードすぎるぐらいハード。

2日めは毛無山→十二ヶ岳→金山→鬼ヶ岳というルート。
雲ひとつない青空。河口湖、西湖など見下ろして、目の前にそびえ立つ富士山。絶景。
そして、新緑が美しく、富士桜、アケボノスミレ、山ツツジなど、花々がそちこちに。

ただ、道は険しく、岩場にロープあり、鎖あり、ハシゴあり・・・。
足場をとりにくい難所続きで、
あとで聞いたら「健脚向け」コースだったとか。
そう聞いたのは、打ち上げのビールタイム(美味!!! 疲れたあとのビールは最高)。
初心者チームである月の輪さん、照井さん、
そして私は「え???」「聞いてなかった・・・」と、言葉をなくす。
なるほど、きつかったわけです。
歩き慣れていない私たちを連れていってみようと思った先輩、勇気があります。
「先に言ったら怖気づくかと思って(笑)。大丈夫、健脚なんだよ。自信持っていいよ(笑)」
と、ワカサギフライにソースをかけ、ぱくりと口にしながら遠藤さん。

初心者チームのなかでももっとも歩き慣れず、日ごろ運動不足の私はヨレヨレ、ヨロヨロ。
ついていけるかどうかギリギリで、とくに下りがつらかった。
足元しか見る余裕がない。こんな高いところにもアリやらハエやら、さまざまな昆虫がいて、
たくさんたくさん植物が息づいている、妙なことに感心しておりました。

月の輪さんも言ってましたが私も同じく「朦朧」。
照井さんと同じく「足に力が入らなくて倒れそう。自分の足じゃないみたい。生まれたばかりの子羊のよう。ぷるぷるしてる」状態。

足を前に出すことにさえ疲れ、気力をなくしかけて無口な私。

そのとき、後ろから石黒さんが
「海ねこさん、上を見てごらん」と。
見上げたところ、木の枝に白いかわいらしい花が。
キブシという植物、とのことでした。

「海ねこさん、大丈夫? 足痛い? 自分のペースで歩いていいから」

「足先が痛いなら、靴と靴下を履きなおしたほうがいいよ」

「温泉のあとビールが待ってるよ」

「もうちょっとだから。休んでいても着かないから、少しでも進もうか」

あの手この手で励まされ、ペースを調整してもらい、
皆様には、かなりご迷惑をおかけしてしまったかもと。

山を下りた翌日、筋肉痛で、階段を降りるのが大変です。
日ごろの運動不足を痛感しております。気づくことができて、よかったのかも。
「御坂山地」などで検索すると写真がいろいろ見られますが、しかしまあ、こんなところをよくぞ歩いたなあ。
月の輪さんも照井さんもお疲れさまでした!
笹間さん、石黒さん、遠藤さん、本当にありがとうございました! 遊古会、行かなくちゃ。

↓一日目、山頂近くでの昼食。アツアツの天ぷらを産み出すゴッドハンド石黒。自家調達という山菜(イタドリ、フキノトウ)、そして、エビ、揚げ餅。う~ん、美味!!(ケータイ写真のうえ疲労しており、写真はめちゃくちゃですが。追記・迂闊にも、ご本人に許可をいただく前に掲載してしまったため、反省。今度お会いしたときにでも許可をいただいてからとして、写真、いったん削除します。あしからず。この段落は読み飛ばしてください)

さて、2日間に、ずいぶん仕事がたまってしまった。
お待たせしている方、少々時間をくださいませ。

26日に目録「月曜倶楽部」締切。
その後、吉祥寺で行われる「古本マーケット」に参加を考えております。
近々、倉庫の引っ越しをするつもりなので、
在庫を格安で出品するつもり。
目録や古本本市の準備をしながら、まだ商品化していない本を少しでもコツコツ商品化していかなければ。

古本屋の仕事って、どこか山登りと似ているのであります。

昨日の今頃は、どこを歩いていたのだろう。歩き疲れた体に、峠を吹き抜ける風が心地よかったな。

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