深夜のカタカタ

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初夏のよう。ホットカーペットをはがして掃除、掃除、大掃除。
本を大移動。あら、この本がこんなところに、あの本も・・・。
近所のお宅にお邪魔し、発送作業をして、
たまってしまったデスクワーク、そして、外食・・・。

日が伸びているにも関わらず、1日が本当に短い。

市場で買ってきた古書たちをいつか更新しようと思いながら、
積み上げていき、ついついしまいこんでしまう傾向があるのですが、いかんいかんと。
海ねこ向けではないかもしれないものは、どんどん日本の古本屋に入力することにしよう。
深夜ひとりで、さまざまな古書を手にとって作業していると、
時代をあちらこちらへとタイムトリップし続けるようです。古い児童書がガバガバ入った束を買ってきて、ひとつひとつ見ていく時間が最近では、もっとも楽しい。白水社の本を見ていたら、ヴィーヘルト童話集の広告が入っていて、うう、読んでみたいと身もだえる。手にとって見た感じ、「五円の天使」(六浦光雄 河出書房・昭和29年)が面白そう。ちょっと読んでみようかと思う。オルゴールにひそんでいた不思議な国の小人が、不幸な花売り娘に幸福をもたらすお話らしいです。

こうして、さまざまな本に含まれている空気にまみれていると、言霊たちに、とでもいうのか、ぼやぼやしていると心を持っていかれそうになる。でも、嫌な感じではない。古書店って、不思議な仕事です。

ただ、家で仕事をしていると、古書の整理など、いくらでも仕事がある。えいやっとどこか出かけてしまわない限り、休みになりそうにない。いつまででも仕事になるので、休みである家族にはちょっと気の毒な気も。ずーっとPCカタカタ言わせてるもんね、ヤでしょう、同居の家族がこんなだったら、どうですか?

市場でのしょぼくれごとについてメールでご丁寧にアドバイスしてくださったNさん、
ありがとうございました! お気遣い、うれしいッス。
メールに書いて返信するのが難しいので、今度お会いしたときにお話させてください。
Nさん、ブログを読んでくださっているので、この場ですみません。

市場での購入品は即、持ち帰る! どんどん入力して皆様にご紹介すべし!
古書店としてやっていく厳しさを今ごろになって少しずつ自覚してきつつあります。
気楽にネット古書店を立ち上げて早5年。え、今まで自覚してなかったの?(自分でツッコミ)
今後の展開をどうするかなあと、ぼんやり考えているのですが、
まずは本を眠らせすぎない、とにかく入力! 行動! でございます。
しょぼくれてなんかいられませんよ。6日・7日と組合の先輩方と山へ行くことが決まりました。

さて、入力はもう終わりにしよう。また、朝になってしまう。

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