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古書市場へ。放火被害にあった同業者と言葉を交わす。
「写真、見ます?」
と、焼けたご自宅・車のケータイ写真を差し出し、
「ここに僕が寝ていて、このあたりに息子が寝ていて、
このへんにカミサンが寝ていて。皆、大丈夫でした。
ねこ2匹が死んだけど。ねこが死んで息子は泣いてた」
と淡々と話す表情が・・・。笑顔だったのがよけい切ない。
Iさんは何度も何度も同じ説明を繰り返してきたのだろうと思う。

比較にもならないような些細なレベルではあるけれど、
組合でのちょっとした出来事により心がふさぐ。
最近、周囲の人に似た出来事が何度かあったのだけれど、
その人たちの気持ちが今さらのようにわかる。
そうか、こんな気持ちなのか、と。
Dさんから「気持ちはわかるけど、切り替えて今日買ったものも売っていかないといけないんだから」
と前向きな発想を促され、Dさんの奥さんはきっと幸せだろうなと思う。
Rさんから「僕も似た体験があるけど、騒ぐにはまだ早いよ」という言葉をもらう。
本当にそのとおりでありますように、
間もなくシンプルに解決されますように、淡々と日々が過ぎますようにと祈るばかり。
様子見しかないと思いつつ、
とある人から「楽観視しないほうがいい」と言われた言葉もそのとおりなので、
もしもダメだとしても諦めるしかないと覚悟しつつ。
だれかを疑うよりは、諦めたほうが楽だし、
諦めるより、対応策を考えて行動していくほうが私にはもっと楽かも。

対応をお待たせしている方には恐縮ですが、最低限必要と思うメールはとにかく書いたので、今晩はもう店じまい。
きっと時間が気持ちを整理してくれることでしょう。
明日は祭日ですが、発送に勤しみますよー。
本をお待ちの方、もう少々お待ちくださいね。
とあるお客様からのメールにあった素敵な言葉
ーー「本日もすこやかな一日でありますように」。

つい最近、ご心配をおかけするようなことはもう書かないでおこうと思った。
とある店のように素敵なことだけ書いていこうかと。そのほうが読む人も私も気持ちいい?
だけど、やはり書きました。
昨晩観た「鳥越俊太郎の遺言~ガンと共に生きる」を観て、
記録する必要について家族と話していたところ。
病気であれ、そうでないことであれ。読んで気分悪い人がいたら気の毒ですが。
読みたい人が読めばいいものであって、
読んでイヤだと思う人は読まなければいい。
そこがブログや本のよいところ。人の心は自由なのです。乾杯。

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