ダメダメ・アワーズのお時間です

| コメント(2) | トラックバック(0)

雨で桜が散りゆく。それでも、電車の窓から、あちらにもこちらにも桜色が見えます。
市場に出品したものは思ったほどの金額にならず、頭を抱える。まあ、皆さん、安く上手に買うこと。
とある全集(全冊揃い)2セット、置き場所をとるので出品したが、4090円って、どうなのよ。安すぎないでしょうか。とほほ。でもまあ、出品したもののうち大半、買い手がついたのでよしとする。どれもこれも売れないと、お金を出して処分するか、送料を払って自宅に送り返すか、別の市場に出すか、いずれにしても、とほほな結果になりがちなので。

今月はすでに買い過ぎているので出品メインのつもりで行ったのだが・・・。
あらら、金曜に続いて、某国の絵本が出ているじゃないですか。20年代じゃないですよ、60年代あたりのものが多い。それでも滅法高い。高くなりつつあるので、今回も高いことは想定ズミ。後先(=支払い)考えず大枚はたく。
どうしても欲しかった。結果、頑張りすぎたかもしれない。
またもや下札で落としてしまった。高く買いすぎたかもしれない。経営員Oさんに「やっちゃったねえ」という視線を投げかけられる。特定ジャンルの古書相場を保つため、目的意識を持って一定額でしっかり買い続ける店もあるのだけれど、自分はどうなのか。

先日「下札で落としているようじゃ、同じものを今度市場に出したら、その値段よりもっと安くしか売れないってこと。損するってことだよ。中札で落とせるといいんだけど」と先輩書店からアドバイスを受けたばかりなのに、またやってしまった。いつまでもあると思うな、親と金。

「買えたならいいんですよ。自分を追い込んで目録にぶつければいいんです」と、T書店さんだったら言うだろう。

市場に出品して稼いだ話など聞くと、まるで遠い世界の出来事のよう。人ごとすぎて、いいのか、これで。

もっと出品するようにして、値段がつきそうにないものは金輪際、買わないよう習慣づけるか。自分独自の選択眼で頑張ればいい、だなんて単なる思い込み、見当違いなのかもしれない。

商売、向いてないなあ。
家人に指摘されるまでもなく本人だってとうに気づいてはいるが、我ながらひどすぎる。
市場に行くと、まわりの誰もが必死に商売をしているのに、
自分ひとりだけプロになりきれていない、浮いてるなあと痛感する。
商売、向いてないと言いつつ、よくぞ5年近く続いてきたものだ。
奇跡に近いと思う。お客様、周囲の方のおかげです。

帰宅して、こつこつ発送に勤しむ。
本日発送した古い児童書、改めて見返したところ、
ねこの国が出てきたり、イラストがとんでもなくよかったり。
別れを惜しみつつ、心をこめて送り出しました。

火曜は仕事で原宿へ。夜は西荻窪で会合。
発送もしますが、もしも発送しれきない場合、水曜に発送します。

新着本に、なかなかかかれずにおります。
仕入れるばかりではなく、未更新本をもっとなんとかしなければ。
月が変わって、もっと落ち着いて作業に集中できるといいのだけれど。
「5年先のことを考えていかないとね」と先輩書店Oさんに言われましたが、
5年後、5年後、果たしてどうしているのでしょうか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/5282

コメント(2)

私は「下札だったら安く変えたんだから儲かるんだよ」と教わりました。欲しかった物を他店にやられてしまうよりも全然良いと思います、と偉そうなことを云ってみる。

コメントありがとうございます!
お互い、今後とも無事にやっていけますように。
今後ともご指導くださいませ。

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のコメント

アーカイブ