花粉

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ご近所に買い取りにお伺いする約束をしていた。
「午後、お伺いします」と約束させていただいたのに、
伺ったらすでに夕方近く。
お待たせしてしまったかも、まだかまだかと創作活動のお邪魔を、と、平身低頭してお詫びする。
「花粉症、大変ですね。免疫力が働いているのだから、お若い証拠ですよ」と先方様。

自分が午後、何をしていたのか。
心底驚いたのだが、うまく思い出せない空白の時間がある。
ついに、飲まなくても記憶が飛ぶようになってしまったらしい。

風邪薬を飲んでいるわけでもないのに、ぼーっとする。
自分の体を自分でコントロールできない。
大病になったら、もっとコントロールしきれなくなるんだなと思ったり、
高橋尚子の気持ちを想像したり、蓄膿症の人の気持ちを考えてみたり。

「国際稀覯本フェア」に行ってみようかと思っていたが、
まったくダメ。

気がつけば、肘をついたまま、ブログを回遊したり、思いつくワードで検索したり。
あまりにもボーッとしすぎて何度も同じブログに入ってしまい、
ついには検索ワードに尽き果てる。
「やる気がないとき 読む本」「花粉症 ボーっとする 対策」などと入れて、
さらにボーッ、ボーーーーッと眺める。何やってんだろ。

レモン、ローズマリー、ティートゥリーなどのエッセンシャルオイルを
ティッシュに落として嗅ぐとよいらしい。
早速、やってみた。
前に魚に含まれるEPAだかDHAだかがいいと聞いたような気がして、
イワシの缶詰をあけて食べてみる。

果たして私の脳をぶわーっと覆っている霧は、いつになったら晴れるのか。
いつもだったら、ある時間がくればなんとか仕事になるんですけどねえ。
昨夜も深夜なんとか新着本を入力できたのだけれど、
今日明日で確定申告をしないと。
うわー、困った。

家族にはあきれられている。
家族「花粉症が始まる前に確定申告を終えておけばって、あんなに言ったのに」
私「だって、今年は花粉症にならないから、もう治ったのかと思ってたんだもん」
家族「それ、去年もおととしも、同じこと言ってたよ」
・・・不毛な会話の繰り返し。

古書 往来座・瀬戸さんがブログに書いていた
「脳にラクダがいる。脳の後ろの方で前足を折って休んでいる」。
そうそう、そんな感じと、瀬戸さんの表現力に感心した。
何度も脳裏で休んでいるラクダを想像し、子供のころ井之頭恩賜公園で嗅いだ動物たちの香りを思い出した。
花粉症文学という新たなジャンルが生まれるんじゃないのかしらん。

●ちなみに、ここ数日読んだのは、小澤竹俊さんの何冊か。最近、アンテナを張っている部分にかなりフィットするため。どの業界でも同じだろうが、医療関係には実にさまざまな人がいるようだ。

●「spin3」欲しい。直接買おうかと、みずのわ出版にメールしようとしたら、うまく送信できず。さまざまなお客様とのやりとりでさまざまなケースを体験してきたので、メルアドの表示をあれこれいじって見たけれどダメ。金曜、神保町に行くので、買えますように。(追記・某古書店に置いてあるそうで、分けてもらえることになりました。感謝)

●書名を何度も間違えて書いていたことに、ようやく気づく。訂正します。岡崎武志さんの新刊は「女子の古本屋」ですね。

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