綿帽子。入力の助っ人、募集

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昨日は、市場の大市下見のあと、
古書店仲間とリブロ池袋本店「春の古本まつり」をのぞく。大盛況だった。
顔見知りが大勢いた。朝から晩まで売り場にいなくてはならない様子。
長丁場でハードそう。「倒れないようにね」と声をかける。皆さん、頑張っていて凄いなあ。

往来座・瀬戸さん、退屈男さんにバッタリ。
退屈さんに「名古屋ブックマーク」冊子をいただく。
ちょうど、家族が名古屋でのぞきにいってきたとメールしてきたばかり。
「わめぞの棚が名古屋にあって不思議だった」そうです。

ポラン書房へ。南部で切ない訃報があり、2箱3日古本市の打ち上げは中止。
同業仲間らとバスで荻窪に出る。
大好きな店に案内しようとしたら日曜のため休業。
隣の「ささま書店」で「このへんでおいしい店は?」と教えてもらって、
寒空のもと焼き鳥屋へてくてく歩いたが、あいにく閉店。
「寒いから近くにしましょう」というリクエストがあり、
昔ときどき行った「春夏秋冬」で魚、生ビール2杯と浦霞2合。

さまざまな情報交換など。
初対面はいつだったか、だれの紹介でどのように出会ったのかなど
思い出を話しあう。

帰宅して、2泊留守だった家人といろいろ話す。
話が弾んで、ついついさらに飲む。
図にのったツケは、じき来る。
起きるのが辛い。
風呂に入ったりあの手この手でリカバーを目指し、なんとか買取に出かける。
買取のご経験があまりないようで、ネットのやりとりしながら、は初めて、と、ご不安だったそう。
そのため電話でもやりとり、挨拶をしたうえでかわした訪問約束である。
きちんと守らなくてはね。

現物を拝見したところ、丁寧に扱っていらしたようで状態がよい。
「欲しい方がいらっしゃると思いますので、有難いです」とお礼を言うと、
本当に喜んでくださり、笑顔がまぶしかった。なんて素敵な人!
当方では何度目かの買取となるものだが、
初版なので、再版にはついていない特別付録がついているところがミソ。
次の目録に掲載することにしよう。

多摩川の橋から富士山が雪帽子を抱いて、雄雄しく美しく見えた。
夏、あのてっぺんに立ったのかと思うと、感慨深いな。

昨日の市場の結果をネットで確認したところ、
大正、昭和初期の絵本を買うことができた。
驚くほど印刷が美しく、衝撃的なほどだったので、
これはぜひ店の商品として欲しい、皆様にご紹介したいと思ったのだ。
ふーむ、下値か。高く買いすぎたかもしれないが、
T書店さんだったら「高くても、とにかく買えればいいのですよ」と、
おおらかに笑うだろう。
白林少年館「ドリトル先生」は、どこの店が買ったのだろうか。

昨日の市場で、稲垣書店・中山信如さんからお声をかけていただいた。
「古書月報」に掲載してもらった拙文をご覧くださったとのこと。恥をかいた甲斐もあったというもの?

さて、市場への支払いもあるし、
買取でお譲りいただいたものがたくさんあるし、
もっともっと入力に励んでいかないとなあ。
それにしても、催事に対する苦手意識はどうやったら克服できるのだろうか。
積極的に古書関連のイベント参加する人や、
大規模の催事にバンバン参加している古書店を尊敬する。
イベントに参加したら楽しそうだし、宣伝効果も大きいだろうし、勉強になるだろうし、いいなあ。素敵だなあ。
おおいに憧れるが、今のところ、ひとりでは現状のやり方が精一杯。

4年以上続けてきて、全情報をネット公開してしまうメリットとその逆に、少々気づいてきた。
とっておきの本を自家目録にまとめて、
お客様にお届けするやり方にも憧れる。
できれば薄手の自家目録をちょこっと作りたく、
今度の5月、5周年を迎えるのでそこにあわせてお世話になっている人に配布したいと思った。
けれど、締め切りがないとなかなかかかれず、だなあ。
やはり、「本の散歩展」「月曜倶楽部」など締め切りがある目録に
掲載させてもらうのがいちばん向いているのかどうか。
古書店仲間とも、どうやってやっていくのがいいのかよく話すのだが、
お客様にとっては、どんな方法がよいのだろうか。

どんなに非効率的でも、貧乏底辺古書店としてあえぎつつも、
ネットであれ、自家目録であれ、
1冊1冊、コツコツ入力していくのが合っているのだろう。
未入力の本をとにかくできるだけ日本の古本屋に入力する期間が欲しい。
HPの入力は文字数が多く、とても大変そうだったので、
名乗り上げてお手伝いくださったお二人にはちょっと申し訳なく感じた。
とてもよくやってくださり、本当に感謝しています。
日本の古本屋への入力量は限られているので、どなたかお願いできないでしょうか。
入力をバイトでお手伝いくださる方、募集中です。条件・ギャラは相談のうえ。
できれば、都内近郊の方。本は車でお届けします。古書の状態を確認して、難点など判断できる方を希望。
古書を買うことに慣れている方が有難いかも。
派手さとは無縁な店ですが、
喜んで買取します。販売もします。まだまだ続きます。

さて、発送をして、注文本をとりに倉庫へ。本の撤収のためポラン書房へ行かなくては。

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