小さなルール

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人のことを、あまりブログに書かないでおこうと思う。
反響があることはありがたいし、
「宣伝になるからどんどん書いて」と言われたこともある。
人名を出したほうが面白がってもらえるのだが、
そのかげで傷つく人もいるのだとしたら申し訳ない。
実際、あれは書きすぎだ、ああいうことは書かないほうがいいんじゃないか、など、
言われると、ずっとずっと気にしてしまう。
急いで削除しても、すでに読んだ人には関係ないことだし。
「相対評価」「偏差値」「内申書」世代ですからね。
どうでもいいやと思いながらも、案外、人目が気になるんですよ。

こう見えても小心者だからね。
呑むと勢いづくんだね、など好き勝手に言われるけれども、
日ごろ、言論の自由と縁薄い場所に在るのです。

「子ども向けのお酒」があったとしたら、小学校時代、もうちっと明るい子チャンだっただろう。
所詮、ノンベの言い訳ですかね。

「全古書連ニュース」の新しい号(2007年11月)が届いた。
「古書の日イベント特集 本屋さんの現在とこれから
書肆アクセスの閉店が意味するもの」
会場に行くことができなかったので、食い入るように読んだ。

「書肆アクセス」は本屋さんのための本屋だったという話には、
ほかの人もそう発言していたが、そうだったのか、と、私も驚いた。
杉並のサカエダ書店さんが「神田村」へ毎日2往復して、
お得意さんに販売しているという話が興味深かった。
書肆アクセス、そういえば、本を買うたび、
畠中さんがいなくても「書店さんです、よね?」と確認され、書店価格にしてもらったことを思い出す。
もっともっと買いにいっていればよかったー、と、多くの人と同様、私も思うけれども、
書店を続けていくって楽じゃないんですよね。
いつも魅力的な商品があり、しっかり買い支える人がいて、きちんと回転していかないと、
書店って潰れちゃうんだよなあ。人ごとじゃないです。

「全古書連ニュース」にはさまざまな声が掲載されていた。
新刊書店では、書評が新聞や雑誌に出る前に返品されてしまうので、
良書が一般の人の目につきにくいのではないか、という声。
小さな書店がどんどん減っていて、
新刊書店が出版社の倉庫のような状態になっている、という声。
新刊の土壌で豊穣なものが作られていないと、新刊の出版社、新刊の書店、新刊を買う読者が豊穣に残っていかないと、
将来的には古本屋もつぶれていくのではないか、
という指摘もなされていた。

曖昧なことを書くのは危険に思われるので、
詳しくは「全古書連ニュース」をご覧くださいといいたいが、
古書組合の加入者しか見られないものなので、残念だ。

児童書も、よほど話題にならない限り、出版されてはどんどん絶版になっていってしまう。
作者・訳者・画家・編集者・読者がいるのに、簡単に文化の灯を消していいのかな。
なんとかすくいあげては欲しい人のもとにお届けしたいと頑張っているが、
古書店を続けていくにも気力・労力・経済力が要り、うぬ、体力勝負だなあと思う。

月曜の市場では、買い損ねて、ほぞを噛んだ本あり、
あとから他店に自慢され、しまったー、見損ねたーと、地団太踏んだものあり。
しかし、某出版社の児童書、すでに品切れになっている児童書をまとめて仕入れることができた。

市場ってところは、本当に面白いもので、
なんでこんなに同じ出版社の同時期の本がまとまって出てくるのかと驚く。

児童書に興味がない店にとってはさしたる価値など感じない本かもしれないが、
なんとかすくいあげられて、よかったー。自己満足し、自分をちょっとだけ慰める。

この束の中には、復刊希望が多いものも含まれていた。
こういうものは先着順の当方HPより、希望者の中から抽選になる目録に掲載しようかと思う。
次の「月曜倶楽部」締め切りが迫ってきた。
初めて3ページに増ページしたので、少しは読む目録っぽくできるといいのだけれど。
名簿に登録されている方のもとへは12月10日ごろ送付されることでしょう。
当店掲載分は、手間をかけてでも、1冊1冊画像をスキャナーで読み込んで、
自店HPにも掲載したいと思います。

小山清を早く読みたくなって、近くの図書館にリクエストした。
その本をとりにいってから、発送作業にいそしみます。
きのう、Sさんが作ったと聞いてあまりにも旨そうだったので、
今晩はおでん。
食べ過ぎて体重増加の一途のため、日々、歩数計のメモリ、
食事内容、体重をメモしていくことにする。以前、食事内容をメモしていたのだが、
しばらく休んで、体重計に乗るのもをサボっていた。結果としてこのざまである。
自己管理さえできない人間に、大きなことは言えないね。せめてコンニャク多めにします。

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