友人宅にサーバーをお願いしてきた関係上、
デザインが突然、こうなりました。
徐々に整えていきますが、しばらくは流動的です。
驚かれた方、失礼しました。私もまだ勝手がわかりません。
「本の散歩展」無事、終了しました。
体力がなく、たまにしか催事に参加しないため
諸般の要領をつかめない自分にとって
いちばんの試練は搬出(と、本の集め方・値段のつけかた--、ありゃ全部だ)。
短い時間に、せーので本をまとめて片付けなければいけない。
これまで助けてもらっていた連れは
仕事のため、どうしても来られず。
公文堂(娘)さんとポラン書房・クロサワくんに
助けてもらって、どうにかこうにか、でした。
公文堂さんは、本がすばらしいばかりでなく、
きちんと大きさ別に本を揃えて、ぱしぱしっとヒモで束ねていく手つきまで素敵でした。
クロサワくんが、難なく本を束ねていく手速さ・・・。
遅いうえに指の爪が割れかけて痛い、足の爪も痛い、
背筋が疲れた、と阿呆みたいにホザいている私は何者?
しかし、疲れているのは、無論、私だけではないわけで。
「終わったねー」「はあ、疲れたあー」と女性店主らと言い合いながら
ようやく売り上げ金を受け取り、会の報告・反省会を終え、
待ってました、の打ち上げ。
居酒屋で生ビールを一口飲んだときの旨さ!
声にならない声があちらこちらから上がります。
皆で、声にならない声をあげあう楽しさ。
楽して、あの喜びは味わえないと思う。
ひとりでやっていても体感できないでしょう。
催事に対する苦手意識は、今回もまた変わりません。
店の主力商品をそのまま持っていけるわけでなく、
催事のためだけに良い本をそろえる余裕もないため、
本当に苦手だ。
短距離より、マイペースでゆるやかにやっていきたい私には、
おそらく向いていないと思う。
しかしながら、今回、目録掲載品を受け取りにこられた方と
お話をすることができたのは、海ねこにとって大変勉強になりました。
コレクターがいかに希少本を捜すことに苦心し、熱意を燃やしているか、
なんとか手の届く値段で買うことに心を砕いているか、
状態について、どれほどこだわっているか、
どのような作家の、どのような本に思い入れているか、
どのような店の、どのような点を愛しているのか・・・。
何言か言葉を交わしたのみの方からも、
1時間2時間お話しさせていただいた方からも、
大変多くのものが伝わってきました。
日ごろ、メールでたくさんやりとりさせていただき、
お客様から学ばせていただくことは大変多いのですが、
生身の方から生の言葉で伝わってくる重みはまた、大きなものでした。
学校で学ぶ生徒のような気持ちでした。
それから、長年、努力を重ねて絵本や児童文学本、全集など
蒐集し続けていらっしゃる方から買取のご相談をいただきました。
「ホームページも見ているし、ブログも読んでます」
と、おっしゃっていただき、
どこに売ろうか真剣にお考え続け、
どの店に託そうか様子を観察なさっていらしたのだろうと、身が引き締まる思いでした。
目録にどんな本を掲載しているか、きちんとご覧なのだと認識しました。
いろいろ会話させていただくうちに、
「いつまでも生きていられるわけでもないのだし・・・。
いちばん嫌なのは、集めてきた本が無駄になることなんだよ」
と、ぽつり、つぶやかれた。
人気の全集があるのですが、
それは1冊1冊、あちらこちらの催事に通ったりして、
長年かけて、こつこつ集め続けられたものとのこと。
「えええー、、、凄いですねーーー」と新人くさく青臭く感心していたら、
「ここに来ているのは、皆そういう連中だよ」
と、当たり前のこととして、おっしゃった。
そういえば、催事に来るとき、「1,3,6,9,11,12」などと
数字をメモしたものをお持ちになる方をしばしば見かけます。
何より、ご自分の足で通い、ご自身の体験を重ね続けることによって
コンプリートを目指そうとされているのですね。
市場に売っていても、市場ではほとんど買わず、
それでいて、いつ行っても何かしら良い本が見つかる店があります。
どんどん売れているのに、なぜ、いつも良い本、珍しい本があるかというと、
信頼関係を重ね続けたお客様との関係あってこそ、なのですよね。
市場に行かず、良い本を揃え続けることは目下、当方には不可能です。
しかしながら、市場に通い続けても、なかなか集められないものを得ていくためには、
蒐集家からのお申し出なしには、おそらくやっていかれないと思う。
なんとかして、いつか、そういう店に近づいていけたらというのが夢です。
扱いジャンルにもよりますが、長年やっていこうと思うならば、
贔屓にしてくださるお客様と信頼関係を結んでいく以外に
道がないことも痛感しました。
日々の積み重ねによってしか、物事は成し遂げられないことも。
お客様と直接お話ができたこと、他店のやりかたを間近に見られたこと・・・
ベテラン店から、中堅の店から、そして、新人の店から学ぶことが多いこと。
催事に対する苦手意識は払拭できないものの、
得たものが多すぎて目がくらむほどです。
それをこの先、どのように生かしていくか、海ねこの課題です。
たぶん、お客様と話している姿を見て、だと思うのだけれど、
「海ねこは、催事、向いてると思うよ」
と、とある店から言われたのには心底驚きました。
でも、どう考えても、イベントに多く参加していく余裕は
今のところ、ないと思う。
海ねこのホームグラウンドは、あくまでもホームページです。
これから、少しずつホームグラウンドに戻っていきます。
でまた、いつか催事に参加して学び、
催事で学んだことを海ねこに生かしていきたいです。
自分のなかでの循環こそ、生命線かな。
また、コレクターの方には、ご不要になった本は
どなたかのために、いつかどこかで上手に循環させていただきたく。
で、また、お好きな古書をお求めになり、書棚のあいた部分に納めていただきたいと。
万物流転ーー、ですね。
では、搬出、もろもろのため、五反田に出かけてきます。
洗濯、掃除をして、これを書いたら、遅くなってしまった。
追伸 会場のそばにいるねこに、催事の合間、なごんだ海ねこでした。
右目が黄色、左目が青。真っ白い親子3匹が住み着いている場所がありまして、
知っている人しか知らないと思うけれども、これ以上はナイショです
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