ポラン&サンエー

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ポラン書房
行ってきました。
朝11時の開店とともに駆けつけようと、
私にしては頑張って早起き。

通常、店頭販売していない古書店19店舗による
各店2箱ずつがだーっと並んださまは壮観。
場を提供してくださったポランさん、ありがとうございます。

別に宣伝のため書くわけじゃなく、
素直に、おもしろかった。
各店のカラーが2箱に凝縮され、
店舗ごとにつけられた店名やら書きなぐった文字やら絵やら。
揚羽さーん、傑作!
月の輪さんの達筆、ぐっとくる!
股旅さーん、すごく股旅さんらしーい品揃え!
(自画自賛ぽくて引かれた方がいらっしゃったら、すんません)

ふだん古書にさほど関心がない
ーーむしろ、家庭が古書スペースで侵されつつあるため、
疎んじているかもしれないーー連れ
「おもしろーい」
と言い合いながら、それぞれ、ドサドサ買いこむ。

欲しい本がいっぱいあって、うれしい悲鳴。

月の輪書林目録4冊(先輩、買わせていただきました!
欲しい人、もうちょっとありましたよ、18日午前現在)。
石神井書林さんの箱から1冊、
風船舎の箱から3冊、
徳尾書店の箱から1冊。
まだまだ欲しいけれども、今日はそこまで。

「金持ちですねー」
と会計のクロサワくんに冷やかされたけれども、
いやなに、ほんの数分前、郵便局からなけなしの貯金を下ろしてきたばかり。
貯金の残高が気になるが、
それより、欲しい本を買えないほうがもっと気になるじゃないですか。

抽選までさせていただく。
「私までいいんですか?」
と遠慮しようと思ったところ
「いいんですよー」
というポラン書房さんのお言葉に甘えさせていただいて。
期間中有効の古書券を800円分、いただく。

そこにやってきた旅猫夫妻、
登山してきたそうで、いいなあ。

M&Mさんが前日、撮影の写真を見せてくださる。
出店者のあの人もこの人も
初日に駆けつけていたのですねー。

受注本をとりに倉庫へ。
そして、仕事で渋谷へ。
古書サンエー前の博多天神でお気に入りラーメン。
そして、大変魅力的な人にお会いする。
「あなただったらわかってもらえると思って話したんですよ」
だなんて、ぐっとくることを言うじゃないですか。
あ、意味深でした? 
たまにはそういうことも書いてみたかっただけです。はは。
いやでも、年齢や性別を問わず、
素敵な人に出会うと、
人類の未来にちょこっと希望を抱きたくなりませんか?

能天気な私はすぐ浮かれてしまうため、
落ち着きたい。古書にまみれよう。よし、「古書サンエー」だ。
1階、地下、2階のフライング・ブックスと見ていく。
うううう、良い本が多いなあ。
老舗の底力を見せ付けられ、自店のダメさに気づく。
浮かれポンチから落ち込みポンチへ。

フライング・ブックスで欲しい本があるものの、
7800円の値段に泣く泣く棚に戻す。
(でも買えばよかったか? 買いにいくかも)
山路さん(お父上のほう)と偶然バッタリ。
市場か酒席でなく、普通に仕事している山路さんと出会うことは
めったになかったため、私にとってはちょっと新鮮。
2冊購入。

歩数計をばんばん作動させながら徒歩にて、最寄り駅より帰宅。
秋の気配。
家に帰り着いたところ、ぱーんぱーん。
火薬が弾ける音に、我が家のねこら飛んで逃げる。
近くの味スタ(味の素スタジアム)で打ち上げられる花火の連打。
遠い花火は物悲しい。
花火を見ながら人は何を思うのか。
終わりゆく夏を惜しむかのよう、と思う人もいることだろう。
戦時中の鉄砲の音もこんなだったのだろうか、と思う人もいるだろう。

で、私はというと、
ああ、受注メール書かなくちゃ、発送しなくちゃ、
また倉庫にも行ってこなくちゃ、と思っている。

明日は搬出、打ち上げ、
そして、海ねこのお客様が来てくださるということなので、
再びポラン書房へ行きます。
すべての箱や棚まで見られなかったので、続きは明日。
では、発送と受注作業に入ります。良い週末を!

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