うみねこサブレ、そして、取材

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おととい昨日と、掃除をしていた。

おとといは、弟が店に置く本をとりにきた。
TOTOのリコール品である便座修理に
担当の人がやってきた。

昨日は、データ入力を手伝ってくださる
Aさんのご自宅にお邪魔しにいった。
雑誌を1箱、車に積んで。
詳しくは触れないが、Aさんは古書関係の仕事をしている。
もっともありがたいと感じたのは、
仕事柄、古書の状態について、どう記せばよいか心得ていること。
「海ねこさんのところで重視しているのは、どんな点ですか」
と。
さすが、古書関係者だからこその質問であります。
状態と一言でいっても「シミ」「ヤケ」「角オレ」「角少オレ」「僅ヤブレ」など
いろいろありますからねえ。
何をどう判断して記載すべきか…。
店によって結構、差があるのだろうな。
いやあ、ありがたい。心強い。
一年以上、当方で眠っていた雑誌が
Aさんのおかげで、どなたかのもとにたどりつけるかもしれない。
Aさん、ご無理のない範囲で、どうぞよろしくお願いします。

おみやげに、Aさんと同僚の方からとのことで
「JRトレインくん」(うみねこ キハ48系)
のサブレをいただく。
缶が、「うみねこ」という特急の絵柄。
八戸ー久慈・間を走っているらしい。
以前から「うみねこサブレ」があると教えてもらっていたのだが、
実物をご用意いただくとは。
早速いただいたところ、なかなか美味。
ありがとうございました、おふたりさん!
また、近々お会いしましょう。

それにしても、ご自宅の書棚、
すばらしい本がぎっしりだった。
陳列の仕方もさすがである。
このような方が、将来、ひょっとしたら古書店を開くのかもしれないと
なると、強力なライバルどころか、
海ねこなど、いとも簡単に蹴散らされそうだなあ。
お客として通いたい店になるかも!?
いや、しかし、人んちの書棚は面白いですねえ。
ずっとずっと眺めていたいぐらい。
何冊か持ち帰りたいぐらい(それじゃ泥棒だよ)。

昨日は梱包・発送が集中したため、
すべて終えたら深夜であった。

さて、掃除に励んだ理由だが、
先ほどまで、岡崎武志さんが
当方へ取材しにきてくださっていた。

こんなことを書くと面白く思わない方もいらっしゃるだろうし、
海ねこなど取材していただいてよいのだろうか、
もっともっと良い店があるのに、と私も思う。
今書かなくても、いずれわかることと思うので、ここに書いた。

意外だったのは、早い時期に、
うちのねこがどこからどうやって来たのか、
というかなり細かい質問を受けたこと。
おお、そうきたか、おっし。
十代のころ何の本を読んでいたのかという質問をいただくのかと思って、
答えられないとマズイかなと。
何を隠そう、子供のころからずっと持ち続けていた本を
探し出して、テーブル下に置いてあったのだけれど。
でもまあ、
岡崎さんの頭の中の原稿と関係なさそうだったので、
別によいのです。
小娘(というには年いってるが)などに読まれるような
質問を直球で投げる人ではなし。

もうひとつ、とっても意外だったこと。
うちのねこらは、来客に慣れていないため、
ふだんは絶対、姿を見せない。
ところが、岡崎さんの前には5匹中、3匹が平気でのこのこ出てきた。
岡崎さんは、ねこが身を護るため察知するような
危険電波を一切、出していなかったらしい。
のこのこ出てきたどころか、
ふだん臆病もののデブチンねこが
あつかましくも岡崎さんにナアナア甘えて鳴き、擦り寄りそうな勢い。
テーブル上にどっかり居座って、ついには船を漕ぐ始末…。
おいおい。
さらには、取材ノートにずかずかのっかってしまい、
岡崎さん、大変、失礼をいたしました。
いやあもう冷や汗(だが、話の最中だったし、止めず、止められず…)。
イヤでしたよね。いくら人にもねこにも優しいお人柄とはいえ、
よそんちのデブチンねこにされたらヤだったと思う。
そういうとき、人間の我が子だったら叱れ、
と教えるのが日本の教育だよなあ、と、あとで反省する。

岡崎さんは、私が言うのもおこがましいが、
さすがのキャリアと手腕だ。
何をどう書こうか組み立てを考えながら、
質問内容を探していらした印象(と感じた)。
私が逆の立場だったら、
前もって質問事項を羅列しておき、
だーっと質問攻めにして相手を疲れさせてしまうにちがいない。
相手に緊張感を与えず、
逆に何か話したほうがいいかなと思わせるあたりは、
さすが、余裕だし、お人柄なのだろうなあ。
取材対象への愛を感じさせてくれるもの(←偉そうすぎ)。
取材される相手の皆様にも
毎回、しかと伝わるのでしょうね。
海ねこを取材しても、
あまり面白くなかったかもしれないので申し訳なかったが、
きっとなんとかしてくださることだろう。

「何でも楽しみながら、面白がってやるのがいいですよね」
と、感じのいい先生のように、言葉をくださった。
「こうこうこういうマシンがあるといいね」
など、関西人っぽいジョークまで交えて、
こちらの緊張をほぐしてくださる。
学生時代、岡崎先生が古書の魅力を教えてくださっていたら、
もっと古書店街に通っていただろうなあ。
神保町は、学生だったころの私にとって
古書店街ではなく、居酒屋に通う場所だった。Oh,my god!

しかし、私のあのデブ写真だけはヤダなあ…。
年齢がバレるのもヤダなあ…。
年齢に、人間的な内容が伴っていないから。
取材していただけるのは大変ありがたいことだが、
やはり良いことばかりじゃないなあ(←生意気すぎ)。

週末に、外国人へのおみやげに古い絵本を
欲しいという方からご連絡をいただいた。
宅配会社に連絡して、土曜午前までに届くかどうか確認。
大丈夫とのことなので、これから倉庫に本をとりにいって発送してきます。

今晩は、また飲んじゃいそうであります。
今晩ぐらい、いいか。
ああ、セットもの発送と、美術館あての発送があるのだが、
明日、集中してやろうと思う。市場、行けるかなあ。
明日からまた頑張ります。楽しく頑張ります。
しかし、掃除の成果で、一瞬、本がリビングからほかの部屋へ移動したが、
あっという間に元どおり? 本だらけのリビングになるのだろうか。アーメン。

ちなみに、我が家でもっともヘビーローテーションでかかっているのは
Ett(エット)です。
「無茶の茶」。すばらしい。
コクテイルでまたライブがあるなら、ぜひ聴きにいきたいと思います。

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コメント(4)

わぁ!ついに岡崎さんの連載からオファーが!
おめでとうございます。今から掲載が楽しみです~☆

糸織さん、こんにちは~。
糸織さんちのように、一瞬だけ部屋が
スッキリしましたよ。
岡崎さんに、ごっちゃごちゃの本部屋や
倉庫を見ていただくべきだったのか、どうか、
しかし、ぎょっとされそうで、思わず、
リビングの本だけ片付けてしまいました。
ところで、データのあれ、大変じゃないですか…。
少しずつでもやっていただき、
ある程度まとまりましたら公開いたしましょうね。
よろしくお願いいたします。私ももっとやらなくちゃね。

順調にコツコツ進んでおります。ネットも開通したので安心です。来週末あたりに出来たものをお渡ししましょうかね?友人の車にてお届けすることも可能ですし。
それはともかく、マラソン頑張ってください!すごいナー!

祝、ネット開通!
あ、来週末あたりですか。了解です。
車でちょちょっととりにいきますよ。
この間、ニコニコ堂の支店に寄れなかったので、
今度こそのぞいてみたいし。
玄関先で失礼しますので、お気遣いなくー。
マラソンで行き倒れにならないよう心がけます…。
良い週末を!

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