無駄に長くていつもすみません

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11時すぎ、またしても遅刻だが南部古書会館の振り市へ。
昨夜寝たのが遅かったため、これでも精一杯。
出品量が多いため、2時すぎまで、たっぷり3時間過ごし、
たっぷりたっぷり本を買うことができた。

いいなと思う本の束は迷っているうちに
先輩書店がすばやく買っていく。
これと思ったら、間髪入れずに声をあげないといけない。
表紙や内容を知っている本なら迷わずに声をあげられるが、
中を見たことがない本に関してはカン頼り。
たまたま落札した束に、生原稿や名刺がはさまっていた。
北海道とスイスの架け橋となり、著書を多数遺した方の旧蔵書。
顔写真が掲載された冊子まで含まれていた。
お顔まで拝見すると、ますます商品として大事にしなければと思う。

ほかに絵雑誌、古い絵本、古い児童文学関係の雑誌、
さらに、ついつい欲しくなって洋雑誌、古い雑誌の束をどさどさと購入した。
古い雑誌は、資料として必要なことがあっても、
単行本よりさらに手に入りにくいと実感しつつあり、
さまざまな雑誌のカラーを知っておく必要に駆られているため。
本の散歩展も近づいているので、ちょっとは意識しないと。

束の一部を処分するべきかどうしようか悩んで相談したら
「うちだったら売れるから、うちが買いますよ」とS書店さん。
いつも頼もしいです。
花椿、宇宙大博覧会パンフを譲ってくださった古書Iさん、ありがたいです。
ずっと欲しかった雑誌と、うちが欲しいだろうと踏んだ本を
持ってきて適性価格で販売してくださったT堂さんに感謝。

それにしても、振り市でこれほど買ったのは初めてかも。
相変わらず身銭を切って(貯金を崩して)本を買っているので、
さすがにきびしいですなあ。自分の給料なんて出るわけがない。
じゃあ、何、私はなぜこんなことをやっているんかいな(笑)。

神保町へ行くのを辞めようかとも思ったが、
いや、ひょっとして探しているアレが出るかもと思うと、
見に行かずにはいられない。もはやビョーキです。

南部をあとに、胃を満たしてから神保町へ。
目的は、「一新会大市」の下見。
古書会館の4階から地下までぎっしりぎっしりの本の山。
最低入札単位は1万円から。
買えすぎても支払いが大変だし、すでに五反田で買いまくったし。
3つだけ控えめの額で入札。
1つは友人から頼まれていたことだし、ぜひ欲しいのだが、
まったく高すぎ。たぶん落札は無理だろうと思う。
本と資金がどんどん回転している他店が羨ましい。
肩を並べて張り合おうというほうが土台無理なのだ。
出品量が半端ではないので、
階段をあがったりさがったりでクタクタになる。

最寄り駅からの帰り道、自転車の前輪に傘を巻き込んでしまった。
前輪の間にはまりこんだ傘は、なかなか抜けない。
困っていてもだれも助けてくれない。
きれいなおねえちゃんだったら、絶対「大丈夫ですか」と
素敵な若者に声をかけられるところだ。
本日買ったばかりの傘はぐんにゃり、ぼっきりでオジャン。
ようやく乗ろうとペダルを漕ぎ出したその瞬間、自転車ごと倒れる。
ペダルが回らなくなってしまったのだ。
それが自転車のチェーンがはずれたためとも気づかず、
重たい本を肩にさげたまま自転車をひいて20分の道のり。

帰宅後、猫の散歩。我が家の建物まわりだけ。
ポストを見たら、岡崎武志さんから封書が届いていた。
先日お願いしたことに対応していただき、恐縮です。
こんな場を使ってお礼を言うのもどうかと思うが、
タイミングを逃すといけない。
ご本人に伝わる伝わないはともかく、とにかくお礼を言いたくて。
お忙しいところ、どうもありがとうございました。

注文本をとりに倉庫(トランクルーム)へ。
ひょんなことから、そこが本の収納に不向きだということが判明。
大事な商品をあのままにはしておけない。
動揺して某(仮にAとする)書房さんに電話。
某(仮にBとする)書店さんの倉庫に少しゆとりがあるので、
一時的に本を置かせてもらえるかもと。
すぐさまB書店さんに連絡をとってくれた。
まったく面倒見がよくて、動きが速い人なのだ。見習いたい。
B書店さんに電話したら、同じ悩みを抱えたことがあるそう。
グチりあって、それだけでずいぶん気が楽になった。
Aさん、Bさん、すんません&ありがとうございます。

うう、至急、三鷹・調布に格安のアパートもしくは
格安倉庫もしくは格安店舗(そんなのないよ)を探すか。
連れ合いからは、まず不動産会社に苦情を言うようにとのお達しだが、
文句を言うにもエネルギーがいりまっせ。
他店のように市場で買ってきたものをすぐ商品化していきたい
と思ったのだが、受注メールを何通かどうにか書いただけでもうダウン。
某図書館からご注文をいただいたが、
経年劣化がありすぎる雑誌なので図書館蔵書に使えるのかどうか、
お伺いをたてる。黙って送ってしまう勇気はない。
良心的というのでなく、ただ単に気弱なのだ。

弱気で、そのくせ変なところで負けず嫌い。
経済観念、経営感覚なし。重たいものもホコリも苦手。
そんな人間が本当にどうして、やってるんでしょうねえ。

倉庫の件は、眠ってから対応策を考えよう。
明日は在宅デーのつもり。
新着本は何にしようかな。
あの人がお好きそうな本をお出ししたいものです。

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