とうとう

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本の置き場に関する問題はたえず店主を悩ませてきたのだが、
とうとう動くことにした。
いっそ近所に店舗スペースを借りて夜だけ、
あるいは週末だけオープンにしようかとも思ったが、
今の経営状態で家賃・光熱費・ネット環境ほか
経費を捻出することは困難。
小さな小さなトランクルームを借りることにした。

思えば、3年間、よくぞ狭い我が家だけでもちこたえてきたものだと思う。
それだけ在庫が少なかったということだろう。

借りる気持ちになった決定打は、
トランクルームがもともととある会社の倉庫だったため、
壁面一面分、可動式の棚がついていたこと、
きちんと空調設備があること、盗難・火災センサーがあること。

倉庫のためにお金を使うぐらいならその分、仕入れにまわしたいと思ってきたが、
必要経費かなと。
ひとり暮しならともかく、家族がいる家庭で
廊下も玄関もリビングも寝室も…
いたる部屋、海ねこの売り物だらけとなりつつあるのはねえ。

足の踏み場もなく、整理をするスペースさえなくなりつつある。
買取の本を近々また何箱かお送りいただく予定だが、
一体どこに置けばいいのかと。
仕分けするスペースさえなくなりつつある。
ねこが本を傷めないよう、かたっぱしにアクリルケースに入れているのも
本を整理しにくい要因となっていた。

今後、理想としては、家族と過ごす居住空間には売り物は置かず、
オンとオフを切り替えられるようにしたい。
更新した本は空調設備のあるトランクルームに運び、
分類整理して、きちんと保管できるようにしたい。
理想どおりにいくかどうかはやってみないとわからないこと。
最低限、トランクルームに本をどさどさっと入れっぱなしで
未整理のままとならないよう自戒しております。

トランクルームの中にスチール棚を足したい。
市場にスチール棚が出たら、ぜひ買いたい。
古書店が、これほど本の整理・分類に時間をかけなくてはならないとは
まったく知らなんだなあ。
経費が増えるということは、働かなくちゃということでもある。
ふーん。皆さん、お互い大変ですよねえ。お元気ですかあ?

ささやかな望み。眠る前の数時間、ゆっくり飲みながら本を読みたい。
読むことにしよう。
その前に、買取の査定をしないとね。
目録の締め切りも迫ってきたのに、どうしようか。
さて、もう一仕事。

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