気が向いたときに書きます

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南部古書会館の入札会へ行ったところ、
南部の方、何人もに心配されていたことに気づく。
「大丈夫ですか? すごく大変そうですが」
「日記も休んでるみたいですけれど、どうかしたんですか」
「もう店やめちゃうのかと思った」とまで言われて、
ええーーっ? 私のほうが驚いてしまった。
っていうか、そんなに読んでくださっているなんて
ネット社会ってすごいなあと思います。
そういえば、初めてご利用いただくお客様が
私のことをとてもよくご存知でいらして、しばしば驚きます。
自分であれこれ書いているくせにね。

突然、休みますなどと書いたがために、
かえってご心配をおかけすることとになってしまい、
申し訳ありませんでした。
いたって元気ですので、ご安心ください。

これまでも海ねこ、あれやこれやの事情により、
ときどき新着本を休んだ時期がありました。
長く店を利用してくださっている方ならご存知と思いますが、
半月ほど休んでいた時期もあったのでは?
それでも、またご利用くださるお客様に感謝しておりました。

ちょっと、店のやりかたを考える時期がきているのかなとは思っています。
本の置き場がどんどん足りなくなり、
リビングも寝室も廊下も、どこもかしこも商売道具だらけ。
起きればすぐパソコンに向かい、眠る直前までパソコンに向かったまま。
一日中、メール対応やら発送やらが気になり、
ブログに書く内容も始終気にして、
外にいても自宅にいても
落ち着ける瞬間がなくなりつつありました。
遊びにいくお誘いをいただいても、
ああ、新着本やらなくちゃーと思うと断わったりして、
気がついたら、いつしか
♪24時間、闘えますかー(古いっ)みたいな。

オープンして3年、とにかくがむしゃらに
頑張ってくる必要はあったのだと思います。
ただ、要領が悪いので、力加減の調節が苦手。
このままでは、ひとりで店を続けていくのは
精神的にも肉体的にも無理ではないかと気づきました。

今日、小川書店さんにも言われたのですが、
「買取の仕方にしても、
持ち込んでもらえるスペースを作るとか考えたほうがいいですよ」と。
いつも周囲に適切な助言ができる小川書店さん。
ネットで買取って一見よさそうですが、実はよい面ばかりでもないです。
店舗だったら、お客さんが本を持ち込んでくれて、
ぱぱっと見れば本の状態・内容などだいたいはつかめると思いますし、
その場で値段もお客さんに伝えやすいと思いますが、
ネットだとそうはいきません。
お客様とことこまかにやりとりを重ねていく必要があり
(うちはそうしてきたつもり)、お客様も書店側も楽ではないですね。
新着本の更新にも、うちの場合、あの程度ですが、
なぜかむやみに時間がかかります。
最初素敵でも、じきに更新が減っていくサイトは多いですから、
やはり、皆さん、更新はそう楽ではないのでしょう。
海ねこは「1冊1冊、丁寧に説明があるのがいいと思います」
というお声をいただき、
豚もオダてれば木にのぼる? 必死にやってきたつもりでしたが、
気がついてみれば時間がかかりすぎて、オーバーフローぎみでした。
毎日、大変大変と書きすぎて、皆さんまで
息苦しい気分に巻き込んでいたのでは? 情けねえですたい。

とりあえず、しばらく目録の準備もありますので、
新着本を休みますが、
目録の出る時期にあわせて海ねこサイトでも紹介したいと思っています。
新着本を再開する日も遠くないと思いますので、
どうぞ、ゆるりと見守ってやってくださいませ。
ご心配をおかけしました。

メールをくださっても、なかなかお返事できないときが多々ありますが、
どうかお許しください。
「書かなくちゃ書かなくちゃ」と思うと、かえって逆効果みたいです。
ブログも私の性格だと「書かなければ!」とはりきりすぎて
自分で勝手に疲れてしまうので、毎日書かなくてもご心配なく。
日本人はすぐ「頑張ってね!」と口にしますが、
皆それぞれ、すでに充分、頑張っているんですよね。
ガイジンさんふうに"Take It Easy!"ってのもいいのでは?
それがもっとも必要なのは、私自身なのかも、ね。
余裕を持って素敵に、とはいかないものか、自分。

では、いつかまた。See You!

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