ぐるり

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いつも店主がお世話になってます。海ねこんちのねこです。

うちの店主は、いつでも忙しがっている。
「忙しい忙しい」と言いながら、ぐーがー、よく寝る。
ダンナに「今日中に洗濯しないと、その後天気が崩れるらしい」と
おどされて洗濯物を干して出かけたところ、みごとに雨。
洗濯物はすっかりズブ濡れだ。バカだねえ。

さて、店主は今日、僕を散歩させたあと車で出かけていった。
なんでも神保町できのう買った本を引き取りにいったらしい。
買ったうちの1冊に書き込みが何箇所か見つかって、
あいにく売り物にならない。
組合の係の人に相談しにいったらしい。
有名な女流作家の詩集だが、傍線をひいて
「あっ!!」と書いてあったりする。
「何をどう『あっ!!』と思ったんでしょうねえ。
この書き込みした人の気持ち、知りたいですねえ」
と係のおねえさんが言ったのがおもしろかったらしい。
「本当おもしろいんだけどねえ(笑)!
ただ、自分の本だったらいいんだけど…、
売り物にするにはちょっとつらいからなあ」と答えたらしい。

そのあと、注文本をとりに五反田・南部古書会館のロッカーへ行って、
市に出す本を束ねて束ねて束ねて帰ってきたという。

「疲れた」といいながらメシをばくばく食べていた。
22時半現在、「さあ、発送しなくちゃあ。
ああ、今日こそ新着本やりたかったのに」とつぶやいている。
買取の対応、さっさとやんな、と、ねこでも思う。(のんきなねこより)

♪ああ、どうもー。
あ、さてー、海ねこ、登場いたしました。
海ねこが構ってやれないものですから、ねこら勝手に爆走。
家人とともにようやく夢の世界へ。
夜は、海ねこの独擅場(どくせんじょう。NHKアナウンサーも間違っていますが、
正確にはそう読みます)でございます。いえい!
(朝&午前はまったくダメ)

深夜、発送を終えて戻ったところに、
吉祥寺「のろ」で飲んで帰ってきた家人が帰宅。
「のろ」ご主人・加藤幸和さんといろいろ話して帰ってきた。
もちろん、高田渡のことも。

加藤幸和さん特集の「ぐるり」2006年2月号、
そして、
書肆アクセスで人気のため品切れだった「ぐるり」2006年4月、
特集・岡崎武志の号を買ってきた。

岡崎武志さんが話している内容で
「嬉しかったですよ。毎日高円寺、起きたら。
目が覚めたら「ああ、ここ高円寺や!」って思ってね」という感じ、
ひじょうによくわかる気がした。
下駄屋で、高田渡を取材して、途中で彼が寝てしまったという話、
光景が目に浮かぶようです。
下駄屋といえば、しじゅう通っていたので思い出ありすぎ。
のろで高田渡が酔っていた姿も記憶に新しい。
もちろん、ライブで歌っていた姿も記憶にとても新しいですが。

最近、私は、沼辺信一さん(「幻のロシア絵本 1920-30年代展」監修者)
が語っていた言葉をよく思い出します。
沼辺さんは、ご自身のお言葉を勝手に引用されるのが
お好きではないかもしれません。
意味合いが違っていたら申し訳ありませんとお詫びするばかりですが、
「生きてきた人は必ず、どこかに足跡を残すのです。
探せば必ず見つかる」という言葉、よく思い出します。
このあと「だれもが研究者になれる」という言葉が続きます。
沼辺さん自身のお話をお聞きになりたい方はチャンス。
6月11日、西荻窪でトークショーがあります。
詳細は「西荻ブックマーク」のホームページをごらんください。
私も行きます。
沼辺さん、荻窪あたりにはずいぶん思い出がおありのようですので、
いつかそういったお話も聞きたいです、おもしろいんですよ。
限られた時間で荻窪ライブハウス話までは難しいようでしたら、
続きは、ぜひまた次の機会に! ああ、楽しみです。

ほかには雑誌「coyote」の2005年5月号
「書籍商・松浦弥太郎、ロサンゼルスに立つ」が
おもしろい。ワインを飲みながら、ぱらぱらめくる。
「coyote」初めて見ましたが、なかなか良さそうな雑誌ですね。

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