貧乏神・幸運の女神

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五反田の南部古書会館へ。
月一度、業者向けの特選市がおこなわれているのだ。
開封のお手伝いをさせていただくという機会をいただく。
(南部の皆様、ありがとうございました)
経営員の苦心が感じ取れ、今度から入札時の記名は丁寧にと思った。

また、ひじょうに勉強になった。
良いものには札が集中する。
その中に、必ずといっていいほど、ずば抜けて高い札を入れている店があるのだ。
「買うぞ!」という確固たる意志が札にみなぎっていた。
その店には良いものがどんどん集まっていくのである。

以前ある店から「いくらで売るから、いくらで仕入れようと
考えているうちは、良いものは落札できないよ」と言われた。
そうなのだ、私がなかなか落札できない理由を思い知ってしまった。

その一方、極貧の店にも落札のチャンスがあることを知った。
ある束に昭和20年代後半の貴重な本が紛れていたのである。
背が地味で、ありふれた本に混ざっていたので見落としていた。
他店も同じだったのだろう。札は1枚も入っていなかった。
はっとして急いで札を入れた。

目録の行数を埋めるのに苦心しているのだが、
おかげで埋めることができました。
たまには幸運の女神がほほえむのです。♪るるるーん。

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