小学生のころから早起きが苦手で

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6日は五反田・南部古書会館の市場へ。
睡眠4時間足らずで頑張って駆けつけたつもりだったが、
どう考えても遅すぎ。
「もっと早く来なさいね」と事業部長のお声。
あっと思った本があったので「欲しい」と口走ったら、
澤口書店さんに「欲しいじゃなくて(値段を言わないと)…」と失笑される。
他店が値段を吊り上げてくると、ついつい「…えっ!?」と声をあげる癖があり、
事業部長にマネされてしまう。いかんですね。
相変わらず素人くさいというか素人まるだし。

それでも、山ほど本を買えるのが振り市。
本当に欲しいのは束のうちの1冊2冊であっても、結果として大量買いとなる。
本がひじょうによく回転している書店ならいざ知らず、
うちみたいな小規模の店でそんなにたくさん買ってどうするんだろう(もうひとりの私の声)。
たくさん買っても不要分はどんどん次の市に出すか、
思いきってどしどし捨てていけばいいと言われている。
なのに、とりあえずためておいて、じっくり一通り見てみたい、
できれば催事で売りたい、分類分けして市場に出したいと欲が捨てられない。
何やってるんだろうなあ。
第三者だったら、何、要領悪いことやってんのとダメ出ししたくなると思う。
こう書いていること自体、かなり弁解がましい。

台車に積んで地下のロッカーに運び、何束もあげおろししていたら、ぐぎっ。
ああ、晩秋にやって以来、落ち着いていた腰痛が復活か。
しばらく小康状態だったので、いたわることを忘れすぎていたかも。
油断大敵だ。

そっとそっと歩き、角のお店で新商品「鯛玉」をいただく。
鯛焼きの中にベーコンエッグが入っている。
胡椒がきいていて美味。コリアンダーか三つ葉(?)を添えてある。
「鯛焼きはしっぽ近くに仕掛けがあるから頭から食べてほしいの。
でも、これはどこから食べてもいい」とオバちゃん。

神保町の中央市会へ。すでに半分ほど開封が終わっていた。
欲しかった本を含む束は有名店が高値で落札ズミ。
あの値段では、いずれにしても太刀打ちできなかった。
そのほかに、どうしても欲しい本があった。
1点狙いでどかんと投入覚悟だったが落ちず。
清算を済ませて石田書房さんと食事。
帰りの電車で「チャリング・クロス街84番地」を読み終える。
後半は筆が急ぎすぎている感じか。惜しいね、ヘレーン・ハンフさん。
すでにお亡くなりになったことを知り、胸がつまりそうになった。
ヘレーンのイキイキした話し言葉(手紙ですが)に感情移入したからだが、
それもこれも江藤淳さんの名訳のなせるわざだろう。
ちなみにHelene Hanff、お亡くなりになったのは97年。
1916年生まれなので81歳だったのでしょうか。

五反田の事業部長に教えてもらった催事用必携グッズ(?)を買って帰宅。
古書わらべさんからも梱包材ほか有益な情報をいただき助かった。

梱包して発送して戻ったらもう夜半。我が家のねこの誕生日。
せめてもと思い、いつもよりちょっとだけ長く遊ぶ。
新着本、予定どおりに進まず。少しお待ちください。

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「鯛玉」気になる~
来週末、五反田の即売展に行くので、
絶対食べますっ。

腰、お大事に。

私も行くと思います。
もしも見かけたら声かけてくださいね。

鯛玉、胡椒や三つ葉(コリアンダー)が
大丈夫だったらオススメです。
150円であの満足感。お得感がありますよ。
明日、腰が大丈夫なら五反田へ行くので、
また食べるかも。

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